2018-10-30

IEO(1satoshi上場):仮想通貨資産短期間で数倍にできる新しい投資

2017年ICO

2017年は「ICOの年」といっても過言ではないぐらい、仮想通貨ICOが盛り上がった。

私も海外ICOプロジェクトを探し回り、ホワイトペーパーを読み漁り(英語が読めてよかった)、様々なプロジェクト投資してきた。

「とりあえずICOに突っ込んでおけば値上がる」と言われた、まさにバブルさながらな様子が懐かしい。

2018年・・・

気がつけば2018年ももう間もなく終了。

昨年の今頃はICO真っ盛りで、仮想通貨相場も吹き上げる手前の「噴火前」の状態

さて、2018年仮想通貨はいかがだっただろうか?

コインチェック流出に始まり政府規制が始まり相場全体は年間を通じて冷え込んでしまいました。ICOも年明け早々に影に潜んでしまった。

しかし、日本においては相場はともかく、仮想通貨またまた隆盛していたといっても間違いない。

今年はまさしく「IEOの年」だった。

IEOで、短期間のうちに莫大な利益を稼いだトレーダーもたくさん生まれたそうだ。

IEOとは?

IEOはInitial Exchange Offering(イニシャルエクスチェンジオファーリング)の省略として広く使われ、ICOと対をなす言葉

ICOは発行主体が直接/間接問わず、対価となる仮想通貨(主にBTCやETH)と交換で、自社トークン販売するのに対し、IEOは「海外取引所上場して間接的にトークン販売する」ことを指す。

国内では2月に発足したNANJCOIN(なんJコイン)が先駆けとなり、3月16日に草コイン巣窟と言われていた「CoinExchange」に上場

当時の相場で2億円程度のBTCを調達したと言われており、半年以上経った今でも国内で最も著名な仮想通貨ひとつだ。

群雄割拠国産IEOプロジェクトたち

NANJCOINから始まったIEOは、様々なプロジェクトに伝染し、多くのプロジェクト海外取引所上場

VIPSTARCOIN、ExculiburCoin、CryptoHarborExchange、SKILLCOIN、ICOLCOIN、YUKIなど、挙げ始めたらきりがないぐらい。

覚えている限りでは、毎月2つ以上の国産プロジェクト取引所上場していたように感じる。

なぜここまで盛り上がったのか?

短いながらも仮想通貨投資に身を投じてきましたが、「IEOの盛り上がり」と、それと天秤にかかるような「ICOの衰退」は、とても顕著であり、単純に「なぜ?」と感じた。

国産コインで一番多く資金調達したのは、VIPSTARCOINの約9億円。上場ときに観戦していたが、上場先のCoinExchangeには一時20億円以上の買いが入るという、目を疑うような光景だった。ところが、投資家の立場で冷静に考えると、そのワケは非常に単純明快

・最大のリスク資産喪失)がない

ICOにおける最大のリスクは、「通貨上場前にプロジェクト頓挫する」また「プロジェクト自体詐欺(=上場するつもりがない)」など、投資した資産ゼロになることだ。その点、IEOは「すでに上場取引されることが約束されている」という大きなメリットがあり、これが参入障壁を限りなくゼロにしている。

トークン価格の下がり幅がない

ほとんどのプロジェクトが、トークンを1satoshiから販売した。1satoshiはビットコインの最小単位であり、ビットコインとのペアでは1satoshi以下での注文が出せないため「1satoshi以下に価格が下がらない」という利点がある。

もちろん、「1satoshi売り張り付き(=買いがゼロ)」や「ビットコイン以外の通貨ペアになることで1satoshi以下の価格になる」などのリスクが内在するが、それでも高価格からスタートする多くのICOよりは下がり幅も下がる可能性も少ない、という特長がある。

簡単資産が増える

前述の通り、1satoshiで購入できた人が、仮に2satoshiで売った場合資産簡単に2倍。一番最初にIEOを行ったNANJCOINは、上場後まもなく7~8satoshi(7〜8倍)まで上昇し、そこからは蓋が外れたように最高値である65satoshi(65倍!)まで上り詰めた。もし10万円購入していて、65satoshiで売ったとしたら、650万円相当。このマネーゲーム感が、新興仮想通貨投資家の「タガ」を外してしまったのかもしれない。

コミュニティ形成がされている

一番最初ICO投資する際に、手順や金額など不安なことだらけだった。多くの国産コイン独自コミュニティ形成し、ユーザー満足度を高める努力をしている。疑問があればすぐに運営日本語で質問できるし、わからないことは運営の方や詳しい方が手取り足取り教えてくれる。そしてなにより参入障壁を下げてくれるのは、コミュニティ内で話すことで「同じように買おうとしている人がたくさんいる、というのがわかる」こと。

その他の細かなメリット

取引所で購入するのでICOに付き物だった「ガス戦争」がない

上場先の取引所を利用する海外ユーザーにも訴求できる

・大概のプロジェクト日本法人を立ち上げている

デメリットはあるのか?

ICO比較して、IEOのデメリットほとんどない、といっても過言ではない。

「発行主体がきちんとプロジェクトを進めるかどうか」という懸念はIEOにもICOにも存在し、むしろコミュニケーションやすいIEOプロジェクトのほうが信頼感があるように感じる。

リスクがあるとすれば「取引所上場の取り決め(日付や時間)を守ってくれない」ということ。過去ExculiburCoin(えくすこ)は「CoinExchange側に上場約束の日から3日間も遅らされた」という話もある。

ただし、繰り返しになるが、「運営との距離が近く」、「上場し、取引市場が用意されることが確定している」というのは、本当に投資家に優しい仕組みだ。

今後は規制などが入る可能性もあるが、数多の国産コインがIEOによる資金調達を行い、金融庁から罰則を受けたという話は今のところ聞こえてこない。今後もIEOは、仮想通貨による資金調達方法ひとつとして、広く活用されていくと考えている。

今後IEOを控えている国産プロジェクト

これからIEOを行おうとしている国産仮想通貨プロジェクトがいくつか紹介したい。

二次元コイン

2018年8月から発足しているプロジェクトのようで、二次元クリエイター漫画イラストバーチャルユーチューバーなど)を支援することを目的にした国産仮想通貨プロジェクト版権物に付き物の「違法アップロード」や「海賊版」への対策としてブロックチェーンの利用を考えているようだ。上場前にプレセールも行われているそうで、上場先はまだ決定していない。

会社設立情報も公開され実名も明かしているので、本気度は伺える。

公式サイトhttps://nizigencoin.com/

公式Discordhttps://discord.gg/kp2ydEN

公式Twitter:https://twitter.com/2dcoin

NinjaCoin

すでに事業を行っている「株式会社セームページ」と「手ぶら観光協会」、双方の代表者が立ち上げた仮想通貨プロジェクト2017年10月にプロジェクト発足し、700イーサリアム(1500万ぐらい)を調達しているのだとか。ブロックチェーン仮想通貨の利点を生かして、旅行観光市場分散型を導入しようとしているようだ。

公式Discord10000人以上参加しており、Airdropや大量のトークンが当たるキャンペーンも様々やっているみたい。11月3日にMercatoxへ上場しIEOを行うことが決定しているし、運営実態のある会社実名も明かしているというのは安心感がある。

公式サイトhttps://tebura.ninja/ico/?lang=ja

公式Discordhttps://discord.gg/kp2ydEN

公式Twitter:https://twitter.com/samepage33

SOCCERCOIN

サッカーに特化して、提携業務拡大、決済などを目標としたプロジェクト。大体のプロジェクトは「上場します」だけで、上場先は明言しないが、サッカーコイン上場先をCoinExchange指定宣言している。Discord内ではサッカー情報がいろいろと配信され、サッカー好きには面白いかもしれない。

しかし、会社情報運営者の名前などはわからないし、世界的に見たときロナウジーニョが「ロナウジーニョサッカーコイン」という仮想通貨プロジェクトを立ち上げている(名前だけの可能性もあります)ので、ネームバリュー的にも資金力としても劣ってしま可能性が高い。

公式サイト不明

公式Discordhttps://discord.gg/7WSfuvg

公式Twitter:https://twitter.com/soccer_coin

  • タイトルに【PR】の文字が抜けておりました。脱いでお詫び申し上げます(増田編集部)

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