はてなキーワード: ボキャ天とは
あれはお笑い芸人をアイドルとして扱うムーブメントの一つだったとみなしている。
・数分の鑑賞に耐えられること
という縛りが一応存在していて演芸番組としての体裁は保っていた。
駄洒落というお題目に沿ってその番組のためだけにネタが用意される。1組に割かれる時間は長くて一回30秒ほど。
であるボキャ天は、お笑い芸人が演劇を披露するというよりも、芸人をプレーヤーに見立てたゲームという色合いの方が濃い。
(この数秒で芸人が立ち代わり入れ替わり登場するシステムは、細かすぎて伝わらないモノマネ選手権で今も健在だ。)
僕からすると90年代は吉本印天然素材や電波少年での猿岩石など、未熟な若手をアイドルのフォーマットに当てはめて売り込もうとする風潮が存在したように見える。
そしてそのムーブメントはオンエアバトルの放送やM-1の開始で、観客が「本格嗜好」となったために下火になったのではないだろうか。