はてなキーワード: 資源ナショナリズムとは
のことなんですが。
自分的な結論先に書くと、ゲイツはボリビアに援助するとは言ってない。
ボリビア政府が反発したのは本能みたいな物で援助内容を精査した発言とは考えにくい、ぐらい。
スラドの反応見てると、大元のゲイツノートの記事はほとんど誰も読まずに的外れなことしか言ってない。
「英語とか読めないですよねみなさん」ってことで片付けていいんですかね。
ギズモード・ジャパンが一応内容全部日本語の記事にしてくれてるから、これ読んで出直せって感じなんですが。
http://www.gizmodo.jp/2016/06/1200_5.html
さて不思議なんですが、上記gatesnotesの記事にも、メリンダ・ゲイツ(ビルの嫁)の記事、
ゲイツ財団がこの件で組んでるNGO、Heifer Internationalの記事、
http://news.trust.org/item/20160608205213-2nlrc/
これには確かに
原文『The chicks will go to rural areas in two dozen developing countries from Burkina Faso to Bolivia』
と書かれてるんですが。
で、Googleで日時を絞って遡りながら検索していくと、調べても調べても、援助対象に「ボリビア」が含まれるって言ってるのは、この報道「だけ」なんですね。
ボリビア政府が反応した後はいくらでも出て来るけど、大臣が発言する以前に絞って検索すると、すべてこの記事の引用だけ。ボリビアって単語を削ると、そこそこ話題になっているのは分かるんで、あまりにもおかしい。
さて、大元のHeifer Internationalの記事をよく読むと
「今日は特別イベントとして、ワールドトレードセンターで展示もあるよ」と書いててFacebookへのリンクが張られて、動画をシェアしてる
https://www.facebook.com/heiferinternational/posts/10153476632390940
http://uk.reuters.com/article/uk-gates-chickens-idUKKCN0YV24R
「4 WTC(911のテロで倒壊したWTCの跡地に立てられたビルの一つ)の68階に設置された鶏小屋の前でメディアに語りかけるビル・ゲイツ」と書かれていて、記者会見をやったっぽい。実際、調べてみると確かにこれ以外にも動画がYouTubeとかに複数アップされている。
「ということはここでゲイツはんが何か勘違いして、ザンビアかどっかと勘違いしてボリビアと言ってしまったのか?」
と思ったので(使い方のよく分からないFacebook動画じゃなくて使い方の分かってるようつべの)動画をチェック
ttp://www.youtube.com/watch?v=v8ukehP9TY8
自分は英語のヒアリングは苦手なので、自動字幕(これもあまりアテにはならないんだけど、ないよりはマシ)出して約20分の動画を確認。
結果、「ブルキナファソとは言っているが、ボリビアとは言ってない」(としか思えない)だった。
ブルキナファソが出て来るのは上記動画の7分14秒付近で「Burkina Faso, Nigeria」と言っているように聞こえる。
実際、検索してみると、ボリビアと言ってるのがロイターだけなのに対して、ナイジェリアと言ってる報道は複数発見できる。
ttps://www.youtube.com/watch?v=BOd4OqTUCZU
どなたか英語得意な人がいたら検証してもらえませんかね?(願望)
これは完全に憶測だけど、ボリビアの現政権は大雑把に言って資源ナショナリズムと社会主義ナショナリズムと反米ナショナリズムを基盤としている政権なので、アメリカの方向から来る援助にはなんでも反発しておくのが、宣伝政策としては得策だからじゃないでしょうか。