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2008-07-23

エホバの証人と、いわゆる二世と、背教者と。  続き

#追記

#このエントリの続編というか、まとめ(このブログで言いたかったコト)書きました: http://anond.hatelabo.jp/20080724004506

#おまけ: http://anond.hatelabo.jp/20080723230708

http://anond.hatelabo.jp/20080723030022

の続き

あと、ゆるすぎて、昨今は真面目な二世が少ない。

それでも一般人から見れば、何と禁欲主義なんだ!となるかもだけど。

ほどほどに集会(協会)に行き、ほどほどに宗教活動に参加し、ぶっちゃけた話をし合う光景が当たり前になった。

昔は、ぶっちゃけトークなんて恐ろしい行為だったのに、ゆるくなったなぁと、つくづく思う。

ただ、結局そうなっていくということは、「聖書は正しいと思う、でも自分には合わないや」って

気軽に思う人も増える訳で・・・

でも、人間関係楽しいし(宗教ってのはことのほか仲間意識として持ちやすい事項のようだ)、

別にJWやってるからってそこまで害ないしなぁって思う人も多いようだ。

特に、結婚までしちゃっていれば、性欲にも困らんし、言う事ないのだろう。

てなわけで、信者はそこそこいるけど、リーダシップとってみなを

引っ張ろうという、タリバンで言えばビンラディンのような人が激減してきた。

楽しくとか、優しく(隣人愛=一般的に言えば誰にでも友好的で優しく、かな)ってのが

聖書メインテーマだと判断し、それを重視する人も少なく無い。

でも、そういう人って、人とぶつからんのよね。

リーダー的役職を仕事なり部活なり何かで経験した人は解ると思うけど

民主主義を採決とっても、絶対、マイノリティ(少数派)の扱いには苦労するよね。

そう、リーダーって憎まれたり恨まれることもあるし、

意見をぶつけて説得だってしないといかん。

何より全体の利益のために、時には鬼にならざるを得ない時だってある。

で、みんなと楽しくって人はそれが難しい。てか、思想的に無理。

結果、リーダー層の急激な高齢化が今は深刻な問題になりつつある。

宗教って、引っ張る奴がいないなら、何でもありがたいと思えばいいみたいな、

ゆるい考えになり、組織としては崩壊していく。

JWの教理では、神の組織が地上で実体化しているのがこのJWなので

そういう空中分解は絶対に起きないはずらしい。

なので、俺はそれを離脱後、まったりと観察していきたい。

ちなみに俺にとって、支配権はどうでもよかった。

今の世がクソッタレなのは解るが、別にだからって今の社会を放棄していいはずがない。

少なくとも日本国民は勤労の義務がある。

汗水流して、おっちゃんが道を作ってくれるから俺はいつも奇麗な道路を歩ける。

で、その道路の計画っつうのは、日本政府の偉いさんたちが頑張ってるかは知らないけど

まぁ多分それなりに頑張ってプランしてくれたからだ。

俺が暑い日に飲む、缶ジュースだって、色んな人の手によって俺の手元に渡る。

120円という日本円に紙幣価値があるのは日本国のおかげだし、

おいらが好きな、たこわさびが食えるのは漁師さんやトラックの運ちゃんのおかげだ。

まあとにかく眠くてぐだぐだになってきたけど、色んな人が個々に社会貢献して

今の社会は成立している。

脱税だ、悲しい事件だ、色々あるだろうけど、社会としては機能してるじゃないか。

で、まずは今の現実で自分ができる社会的義務を果たすことが大事だと俺は思うんだよね。

俺には可愛い彼女もおる。

偉そうに書いてきた自分も、やっぱりJW二世として、感覚がへんなところがある。

自分では気付かない異常さってのがあるようだ。

それを彼女事情知ってるし、またかよーみたいな感じで教えてくれる、いい友だし、良き理解者だ。

年内に入籍もする予定だ。

あ、ちなみにJWではJW以外の人と結婚するのは御法度だよ。

元々辞めるつもりだったけど、彼女をきっかけに正式に三行半を出そうって気になれた。

とりあえず、今、JW矛盾などを必死に指摘している2chスレ住人には、

あんなクソスレ相手にしたり立てるのやめて、働いたほうがいいと思う。

あと、元JW二世で、一生懸命糾弾している人はそんなことは辞めて、

好きな子がいるならその子との時間を大切にしたり、とりあえず部屋掃除するとか

ストレッチ運動でもしてるほうがよほど有意義だと思う。

現役JWで、辞めたいけど辞めれないって思ってる奴に一言。

自分は25年以上、この世界だった。

でも、全然続けて良いことはなかったよ。

だから迷うな。でも、色々失うものがあるかも(価値観によりけり。自分はほぼゼロ。ずっと身辺整理してたし)

知れんからそういうのが痛いなら自分にいようにじっくり計画立ててもいいかもな。

JWに良い人は沢山いる、と思ってるのなら、それはJWには美人が多いって言うのと同じ理論だ。

もっと言うと、今日電車は可愛い子が沢山乗ってる!って必死になってるのと同じ。

つまり、どこにでも良い人はおるよ。言い回しに惑わされるな。

大体、後天的要素を、さも先天的要素であるかのように言うのが変だと気付け。

仕事が見つかりません!→何らかの神のご意志があると思うので頑張ります。

仕事が見つかりました!→神の祝福です

そんなアホな話が、JWでは私の経験談として語られる。

個人的な感想を、事象のレポート(客観的視点で見た報告)であるかのように語るんだよね。。。

考えて欲しい。

有能な若者が、社会貢献もせず、大多数が否定的反応をすると解った上で、

飛び込み営業のような宗教活動をするこの人的資源無駄遣いを。

この、企業のどこもが若手を求めている時代に、無駄遣い。ありえん。

だから、家に若手JWが来たら。

どなったり、1秒で扉を締めるのはやめて、少しだけ話をしてみて下さい。

そこで、将来考えろとか、否定的なことは言わないでください。

正面からの圧力は「サタンからの試練だ。頑張ろう」と思ってしまう人達なので。

じーーっくり、時間をかけて少しずつ、仲良くなって

本音を向うが言うように言うように、しむけていく事。

で、機会を見て、新しい世界を見せてあげたらいいと思う。

そしたら、普段のJWの生活に戻る度に、さびしいような、むなしい気持ちになり初めて

今の自分って何だろう?て考えるはずなので。

理論では絶対に無理。

理詰めが聞くような子なら放っておいてもどうせJW辞めるし。

支離滅裂ですんませんでした。

なるべく解りやすく書いたつもりだけど、後は有志で補足なり指摘なりドゾー

まぁ、そんな感じ。

ご清聴ありがとうございました。

2008-07-02

http://anond.hatelabo.jp/20080702184936

さあ、君も歴史に一ページを刻むんだ。

【隠しきれない】嫁のメシがまずい その5【隠し味】

【匙加減を】嫁のメシがまずい その6【知らぬ愛】

外食で】嫁のメシがまずい その7【命をつなげ!】

【愛ゆえの】 嫁のメシがまずい 8皿 【暴走】

【好きだから】 嫁のメシがまずい 9皿 【言えない】

【誘導】嫁のメシがまずい 10皿目【禁止】

【誘導】嫁のメシがまずい 11皿目【禁止】

【鍋もおでんも】嫁のメシがまずい 12皿目【アレンジ禁止】

【妻の手は】嫁のメシがまずい 13皿目【ハルプン手】

【妻の手は】嫁のメシがまずい 14皿目【メガン手】

【目Newは】嫁のメシがまずい 15皿目【救世主?】

ダイナマイト】嫁のメシがまずい 16皿目【カキフライ

【夕食に】嫁のメシがまずい 17皿目【招くぞ】

【妻の愛情】嫁のメシがまずい 18皿目【夫の驚愕】

【これは】嫁のメシがまずい 19皿目【何?】

天使の微笑】嫁のメシがまずい 20皿目【悪魔の味覚】

【緊張の夏】嫁のメシがまずい 21皿目【メシマズの夏】

【食欲の秋】 嫁のメシがまずい 22皿 【激ヤセの俺】

【味覚の秋】 嫁のメシがまずい 22皿 【死角の味】

【夫で】 嫁のメシがまずい 22皿 【実験

【ゆでん?】 嫁のメシがまずい 25皿 【ゆどん?】

【言うも地獄】 嫁のメシがまずい 25皿 【言わぬも地獄

【しゃくって】 嫁のメシがまずい 26皿 【ゆった(泣)】

【これ美味しい!】 嫁のメシがまずい 28皿 【今度作るね!】

勇気を出した】 嫁のメシがまずい 29皿 【前歯が折れた】

【あれ鈴虫が】嫁のメシがまずい 30皿【煮えている】

栄養一番!】嫁のメシがまずい 31皿【命は二番】

【ガンガる娘は】嫁の飯がまずい32皿【迎撃機!】

弁当に】嫁のメシがまずい 33皿【牛乳シシャモ

【真っ黒】嫁のメシがまずい 34皿【ゴーヤチャンプルー

【生はだめぇ!!】嫁のメシがまずい 35皿【牡蠣サラダ

【旦那のヘタレが】嫁のメシがまずい 36皿【メシマズ加速】

【大さじは】嫁のメシがまずい 37皿【お玉じゃねえ】

【嫁の料理は】嫁のメシがまずい 38皿【当たりつき】

天国に】嫁のメシがまずい 39皿【一番近いメシ】

【サバの味噌煮は】嫁のメシがまずい 40皿目【鯵じゃ無理】

【幼子も】嫁のメシがまずい 41皿目【匙を投げる】

【次スレくらい】嫁のメシがまずい 42皿目【とっとと立てれ】

レシピ通りに】嫁のメシがまずい 42皿目【作ったら負けかと思っている】

【わかんない】嫁のメシがまずい 44皿目【思いついただけ】

【喉が痛いなら】嫁のメシがまずい 45皿目【イソジンカレー

【マズメシは】嫁のメシがまずい 47皿目【家庭崩壊の危機】

普通を求めて】嫁のメシがまずい 49皿目【何が悪い】

【はるかな夢】嫁のメシがまずい 50皿目【美味い飯】

夏バテだから】嫁のメシがまずい 51皿目【素麺にリポD】

【びゃあ゛ぁ゛゛ぁ】嫁のメシがまずい 52皿目【まずいぃ゛ぃぃ゛】

サンマ漁師に】嫁のメシがまずい 53皿目【ゴメンナサイ】

【秋茄子は】嫁のメシがまずい 54皿目【嫁に任すな】

【マズメシキケン】嫁のメシがまずい 55皿目【タベタラシヌデ】

【食べるな】嫁の飯がまずい55皿目【危険

【綺麗な料理だろ】嫁のメシがまずい 56皿目【食えないんだぜこれ】

【片栗粉は】嫁のメシがまずい 59皿目【骨じゃねぇ・出汁でねぇ】

【マズメシ憎んで】嫁のメシがまずい 60皿目【嫁を憎まず】

電子レンジは】嫁のメシがまずい 61皿目【パンドラの箱】

【秘蔵の日本酒】嫁のメシがまずい 62皿目【嫁の料理酒

発酵?】嫁のメシがまずい 63皿目【腐敗?】

【漬け物で】嫁のメシがまずい 64皿目【入院

【一撃で】嫁のメシがまずい 65皿目【斃します】

地雷戦隊】嫁のメシがまずい 66皿目【アレンジャー

地震・雷】嫁のメシがまずい 67皿目【火事・食事】

【西京焼きも】嫁のメシがマズい 68皿目【妻恐焼き】

【メシとして】嫁のメシがマズい 69皿目【軸がぶれている

食材に】嫁のメシがマズい 70皿目【贖罪しろ】

いちご煮は】嫁のメシがマズい 71皿目【苺煮じゃねえ】

【嫁の親切】嫁のメシがまずい 72皿目【夫の毒物

てんぷらフガフガ】嫁のメシがまずい 73皿目【うどんドゥルドゥル】

ネットレシピは】嫁のメシがまずい 74サラ目【地雷の宝庫】

中国産か?】嫁のメシがまずい 75サラ目【嫁産か?】

アレンジチャレンジ】嫁のメシがまずい 76皿目【大惨事

【愛されレシピで】嫁のメシがまずい 77皿目【ホネかわスリム

【生米生豚】嫁のメシがまずい 78皿目【生キノコ

【前門の生】嫁のメシがまずい 79皿目【後門の消し炭】

【俺達】嫁のメシがまずい 80皿目【マーライオン

【自信妻害】嫁のメシがまずい 81皿目【マズニチュード】

【焼くんじゃない】嫁のメシがまずい【それは家だ】 (82皿目)

【ハムにな??れと】嫁のメシがまずい 83皿目【吊るされた鶏】

【誘導禁止】嫁のメシがまずい 84皿目【来客不要】

【刈って来るな】嫁のメシがまずい 85皿目【買って来い】

【おまえは】嫁のメシがまずい 86皿目【食わないのか】

【そっちが酢なら】嫁のメシがまずい 87皿目【亜鉛で勝負】

2008-06-05

http://anond.hatelabo.jp/20080604232904

値段のないものに値をつけて、それを吊り上げ続けたりねー。

値段が上がるのは多くの国ではよくあること。本当に値段がないなら売買は成り立たないし。

農家漁師などの一次産業より、商社人間のほうが給与が高いことに納得できんなぁ。

商社と違って農業やる人は世界中にたくさんいて安い値段で作物を売る人がいるから賃金も安くなる。勝者は安い賃金だと雇えないから高くなる。

利益の量はリスクに比例するべきで、一産業の場合は生産者じゃないの? 補助金関係なんかなぁ。

それは違うだろ。利益の量は他人にどれくらい必要とされてるかどうかで決まるもの。

高層ビルから飛び降りるのも硫化水素発生させるのも高リスクだが、だからといってその人に高い金を払う必要はないでしょ。

2008-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20080604222857

値段のないものに値をつけて、それを吊り上げ続けたりねー。

農家漁師などの一次産業より、商社人間のほうが給与が高いことに納得できんなぁ。

利益の量はリスクに比例するべきで、一産業の場合は生産者じゃないの? 補助金関係なんかなぁ。

以前見た元サラリーマン農業の人のインタビューで「東京サラリーマンより少ないですけど、妥当な年収です」との一文を見た。

このまま食料の値が上がり続けたら、大多数の関東の人たちはどうなるんだろ? うちは兼業農家だから糊口を凌ぐくらいの米野菜は作ってるんだけど。

2008-03-22

どこか遠い世界で起きた自分には関係のない事

 日本社会運動が今ひとつ盛り上がらない理由について考えてみる。日本の風潮のせい、ネットで話題になる偏向報道、またひどく深刻な社会問題がないということ、学生運動の失敗などなど理由はいくらでもあるだろう。それらが複合的に絡み合って今の現状がある。

 ところで日本人の風潮とは一体何だろう。色々な問題が出たときにとやかく日本人の風潮というものが問題視されるが、その実体は一体何なんだろう。最近読んだものには”表面的な付き合いしかしない若者”というものがあった。自己のメリットの範囲内でしか人間人間の付き合いをしないという若者コミュニケーションがそこでは問題視されていた。表面的な付き合いというのは日本の一種独特のコミュニケーションスタイルだと思う(それをコミュニケーションと認めるならば)。集団社会という点、自分の趣向をないがしろにできるという点、雰囲気を過剰に読むという点(KYというふざけた言葉があるくらいに)などが表面的な付き合いというものを可能にしている要因である。特に日本には以心伝心という言葉が古くからあるように言わずとも分かれという意識が非常に強い。これは日本人全体のコンセンサスにもなり得る程だ。

 あるいは古い時代なら何と言わないままでも分かり合えてたのかもしれない。しかし、現代の人間にはそんなことは伝わらない。むしろ言っても何も伝わらない時代なのだ。人間という生き物は確かなプロセスと結果を学習しなければ、何も得る事は出来ないのは自明の理である。子供精神や脳のシステムが発達していく段階に、親はしつけの名の下に何がどうしていけないかを教えなければならない。現実問題として親はしつけを放棄するようになっているし、大人が子供を恐れているという問題もある。挙げ句の果てにはアダルトチルドレン問題なんていうものさえあるのだ。少し脱線したが、私が言いたいのは想像力のない人間が増えているということである。人間包丁で刺したら死ぬということさえ理解していないように見える人間だっている。現代は人に対する想像力が決定的に欠けている人間が多くなっている。想像力のない人間に、”ダメ、絶対”という言葉だけで一体何が伝わるというのだろうか。しかし表面性を重んじる社会はこれを賞賛するのだ。全くもって素晴らしい国だ。説明する労力をみんながみんな省こうとするのだから。

 こうした表面性にも増して社会運動が盛り上がらない重要な要因はもう一つある。それは言うまでもなく日本的集団社会システムである。グループ組織の中で一人違った発言や主張をしただけですぐに組織からしめだされる。マイノリティを排除しようとする素晴らしい民主主義システムである。

 こうした事柄などから社会システムなんていうものはいくら頑張っても個人の力では何一つ変えられないと日本人が思うのは至極当然のことだ。そういう意識は勿論私にもあるし、日本全体のコンセンサスのようになっているかもしれない。社会運動学生運動などは時代が違うのだ。社会システムに歯向かうなんて馬鹿のすることだ、と多くの人は考えている。それでも立派な革命家思想家なら徹底抗戦するだろう。詩人小説家も同じかもしれない。とにかく少しでもいいから社会をいい方向にもっていきたい。それが理想であろうと幻想であろうと妄想の戯れ言であろうと彼らは頑張っている。それが例え最悪な結果を招いても方向性が著しく間違っていたとしても彼らを私たちが嘲笑うことなど出来ないだろう。私たちは何にもしていないのだから。

 民衆の結束力が弱くなった時代だと言う。人々は互いに無関心になって、国民意識とか郷土意識とかがなくなっているともいう。しかし、世界の裏側で子供餓死しようと、チベットで暴動が起きようと、そうした事が私たちの実生活に影響を及ぼさないのも事実だ。所詮対岸の火事なのだ。そんなことは私や君の生活には関係ないから、例えそれが心を痛ませるものだとしても、私達は自分達がどうやって明日の生計を立てていくかを考えた方が良いのだ。ではもし自分の住んでいる街に原子力発電所ができたら、ゴミの埋め立て場ができたらどうするだろうか。どうもしない。その街を出て行けばいいだろうと人は言うだろうし、反対運動に身を費やすよりは補助金でももらってさっさと新天地を求めた方が懸命だ。現代とはそんなもんなのである。

 では、例えばの話をしよう。  

 ある漁村ダム建設計画が浮上した。漁村が位置するのは珍しい泥海がある場所で、そこで漁師達は伝統的な漁を営み生活していた。またそこにはムツゴロウなどの珍しい生態系も住んでいた。その地域は毎年ひどい水害に見舞われていた為、ダムをつくって水の流れを止めてしまう事が切実に必要だった。しかし、ダムによって水がせき止められてしまえば、そこにいる生態系は全滅し、漁師達は職を失う。

 このニュースは直ちに全国に流れた。人々はそれを見て何て可哀想な出来事なんだと感じた。そして、様々な抗議運動が展開された。珍しい生態系を守らなければならないというのが特に人々の心を動かしたようだった。漁師伝統的な漁と、珍しい生態系は絶対に守らなければならない、と彼らは声高に叫んだ。だが、ダム建設しなかったら水害はどうなるということについて彼らは何も考えていないようだった。水害は毎年死者を出すほどのひどいものであったので、地域の住民はダムの設立を切望した。双方様々な運動をした。どちらにとってもダムは文字通り死活問題だった。

 結局漁師の抗議運動もムツゴロウなどの保全をうたう環境団体の運動も結局は何の効果ももたらさなかった。何故ならダムを作る事の優位性は明確だったし、地域の住民の数に比べて漁師の数は圧倒的に少なかった。そして誰もが仕方の無いことだったんだな、とニュースを見てひとしきり胸を傷ませた後、各々の生活に戻った。

 一つの季節が終わり、春が来るとほとんどの漁師は村を去ったが、ムツゴロウは元気に繁殖活動を続けていた。

 数年後、漁師ムツゴロウ達が消えた場所には「ここは昔海でした。」とだけ書かれた看板が立てられた。世間の人々は漁師ムツゴロウのことはもうすっかり忘れていた。何故人はすぐに忘れてしまうのだろうか。それは全ての事件に胸を痛ませて、憤慨し、悲しいことを忘れないように、理不尽なことを忘れないようにしていたら、人は疲れきってすぐに気が狂ってしまうに違いないからだ。誰もが何もかもを忘れていく。自分に直接関係のないことは所詮自分に関係のないことなのだ。

 昔、漁村があった街には今では味気ないダムと味気のない看板が立っている。その街の人々はとても幸せそうに暮らしている。

 私はこの文章を書きながらチベットの人々のことを考えた。難民のことを考えた。食べ物が無くなり、今にも餓死しようとする子供達のことを考えた。平和が訪れればいいな、と本気で思った。

 それでも寝て起きたら、私も全てをすっかり忘れて私の日常に埋没するかもしれない。それが良い事なのか悪い事なのか私には分からない。

 ただ、それが出来てしまう今の自分を好きになれないということだけは分かっている。

2008-03-09

http://anond.hatelabo.jp/20080308203110

なんだ、漁船の「側も」って書いてあったから、遺族とか捜索にあたった漁師組合増田が調子に乗っていると思うような言動を認めたのかとおもった。

「調子乗りすぎ」ってあったからさ・・・

海難で生死不明な人に調子があると思いいたらなかったからさ。

現在も調子に乗ってるひとがいるのかとおもったよ。

だからどんなのがあったのかなって。

増田事故当事者の漁船が経験と過信からくる判断の甘さを「調子乗りすぎ」とおもったわけね。

了解了解。

2008-03-08

http://anond.hatelabo.jp/20080308182840

増田の議論くらい読んでいてほしいな

ものを言う心構えとしてどうかと思うよw

通常、航行中の船舶ならば、右舷に緑・左舷に赤のライトだが、緑が見える・・・はあ?緑のライトを掲げているって事は、漁労中って事?だとしても、緑のライトは何故ゆえ左舷側につけてるんでしょうかねぇ?整備不良?それとも何らかの事故?それに、マグロ漁の餌のサバはそこで獲っていた訳ではないよねえ?あたごの艦橋から見張り員が見える距離は15kmぐらいと言われてますが、その見張り員が見えないほどの小さな明かりって、何?まさか、慌てて点灯しましたかぁ?しかも、そんなに見えにくいほど、弱っている電球を。

仲間の漁船が、10ノットで航行中のイージス艦の前を横切ったよね?同じく、飛ばせば横切れそうとか思ったんじゃないのか?この道30年の漁師さんだそうですねぇ。勝手知ったるなんとやらで、ちょっと無茶しちゃったんじゃないの?まさか、7700トンの巨大な!灯火もちゃんとある護衛艦に、気がつかなかった?はあ?いくら右舷優先でも、明らかに無茶だったら通らないよね?海の男ならご存知でしょうが、護衛艦・巡視船・外国軍艦とかは、あえて避けるのが暗黙のルール・礼儀じゃないんですかねぇ?どうです?実は何らかの理由で、護衛艦に気が付いていなかったんじゃないの?気づいたから慌てた。護衛艦が遅い速度だから、危なくても小回りが利くから避けられるとか思ったんだろ?

2008-02-29

誕生日

暦の上ではひとつの節目。ほら、と指折り数えるように季節は過ぎ行く。夏と秋の間には確かにのっぺりと横たわるものがあり、それが僕らの気づかない進度で歩を進めた。徐々に徐々に森羅万象、そこかしこにその歩みの影を落としていった。僕らは気づかなかった。何故なら海はまだ青く、膝までつかった水温が迫りくるものが到来する時が遥か遠く先であることを語った。

 際限なく無限増殖する細胞のような入道雲は今にも落ちてきそうな程低く、僕らの町と空との間には気持ちの優しい屈強な巨人がその四肢でもって落ちてくるものを支えていたに違いない。それほど空の不透明度は低く、ときおり聞こえる巨人の唸り声や大地を擦って踵からつま先へと重心を移動するときの運びまで僕には雑音なくクリアに染みた。巨人が身を呈して守るこの町には軍事基地があり、そのお膝元では軍人の天下となっている。昔からの住人である人々には笑顔を顔に張りつける以外には生きぬく術がなかった。長い長い歴史の中で培われた護身術のひとつである。

  今しがた西の方から飛行機が飛び立った。

 「あ、また飛行機

 僕は銛を片手に堤防の岩肌が突き出した場所に腰掛けた少女の方を見て、呟くように言った。強い日差しの下でもなお黒い印象的に短い髪を風が撫でた。分け目なく乱れた前髪を手で払うようにしてから、彼女はその褐色に焼けた肌を惜しげもなく露出させたキャミソールに点々とついた水飛沫のあとを人差し指で追った。波礁のかけらが今また振りかかる。

 「珍しいね。何かあったのかな?ここんとこ見なかったのにね」

 有無は膝丈のジーンズをロールアップしたパンツから出した足をぶらぶらとさせ、パンツのポケットからメンソールの煙草の箱を出して包みのセロファンを開けて言った。

 「有無。タバコやめろって」と僕は即座に咎める。

 「またぁ。ほんと親みたいなこと言うね、コムは。いいじゃない別に。何がどうなるものでもなし」

 フリップトップの箱を開けて、銀紙を取り去る。ぎゅうぎゅうに詰った20本のうち1本を抜き取り、首から提げたヘンプライター入れから百円ライターを出して火をつけて有無は笑った。

 「コムじゃねぇよ。虚無。間違えんな

 僕は口を尖らせて言った。

 「知ってる?籠みたいなの被った人が時代劇とかに出てくるじゃない、アレ虚無僧』って言うんだよ。あんたと一緒。おかたいのよ、あんた僧侶だから」

 有無はけらけらと笑っていた。僕は口がたたないのでいつもこうやって最後には有無にオチをつけられてしまう。僕は僧侶ではないのだけど、有無の言うように「おかたい」のかも知れない。確かにうまいことを言うかも知れないがそれでも駄目なものは駄目だと思う。僕はそれ以上は取り合わず、水の中を覗くレンズで水中の魚の動きを追った。前かがみになり静かに刺激しないように獲物の動きを観察した。ふくらはぎの半分ほどの深さしかないこんな浅瀬でも魚はいるのだ。僕は彼らに悟られぬよう体を空気中の成分と同化させねばならない、水上で構えた銛の影だって彼らには察知出来るからだ。自分を狙う者の殺気を読めぬようではとてもじゃないけど自然界では生きてゆけない。僕はそういったことを父から習った。僕の銛が水中に落とされる。

 「オオッシャ!」

 僕は思わず拳を天に突き出し、歓声をあげた。銛の先には体をよじる反復運動を繰り返す魚がまだ息を絶えずにいた。その大きさは「大物」とは言いがたいが、とりあえずは僕がしとめた。僕は有無の顔を見る。

 「すごいじゃない。上達したのね」

 彼女は少し感心したような表情で、フィルターの近くまで吸った煙草を指に挟んだまま言った。短く切った髪を耳にかけて露出した耳には銀色ピアス太陽の陽光を眩しく反射させた。

 「その煙草、ポイ捨てすんなよ」

 僕は目を細めて、ぴしゃりと言った。

 家の玄関の引き戸を音を立てて開け、僕は「ただいま」と言っていつものように帰宅した。玄関先に婆ちゃんが駆けてきて、

 「あらあら、おかえり」と迎えてくれた。

 僕は獲れた魚が入ったびくを見せ、反応を伺う。婆ちゃんはやはり父には適わない、と言う。だけれど、僕だってそのうち父のように立派に成れるに違いあるまいと思うのだ。晩御飯の食卓にあがった自分の魚を想像して僕はにまりとした。

 「虚無、町に行って叔父さんのところに見せてくれば」

 婆ちゃんの提案に僕は「そりゃ名案だ」と同意して僕は自転車の籠に魚の入ったびくを載せて跨った。ゆっくりとこぎ出し、加速して町へ向かう坂道を駆け下りてゆく。頬にあたる風が普段の熱風とはうって変わって心地良いものになっていた。僕は心を躍らせて、叔父の賞賛の言葉と大きな手のひらが頭の上にのせられるのを想像してまたもにやりとした顔つきで自転車をこいだ。僕の着ていた白いTシャツはもう脇のあたりが大きな染みになる程汗を吸収し、ショートパンツは海の匂いが香った。汗でも海水でもいずれにせよ塩くさいのだが、僕の着るものがどれも余所行きではなくとも僕はそんなことは気にとめない。僕は頓着しない。

 町の中心部にある叔父さんの経営する釣具店へ向けて、僕はひたすら自転車をこいだ。

 栄えた大きな通りは夕ともなれば軍人で溢れる。彼らはそこで日々鬱憤を晴らすように酒を飲み、ときには暴力を振るう。そんな空気の中を僕は進んだ。

 規模は小さいが売春買春が行われる繁華街一角で見慣れぬ光景発見した。大概、一目でそれと分かる言ってみれば時代錯誤な「売春婦」風の女の人の立ち姿が見うけられるのだが、そのとき僕が見たのは僕と同世代か少し年上ぐらいのあきらかに条例違反であろう年代の女の子の姿である。僕は目を疑ったが真相など確かめる気もなかった。

 叔父の釣具店の扉を押すと、「波浪」と客に声を掛ける調子で叔父が言い、

 「おう、虚無か。どうした?」

 と僕と気づいた叔父は言い直した。

 「魚獲れるようになったよ」と僕は答える。やはり期待に違わず叔父は誉めてくれた。

 「すごいじゃねぇか。たいしたもんだよ、誰にも教わらずなぁ。銛じゃぁオレも教えられないし。どうだ?この際、針と糸に宗旨変えしねぇか?そしたらオレがみっちり鍛えてやるぞ」

 叔父はいつもそう言う。どうにも僕を釣り中間にしたいらしい。

 「それじゃぁ、食べられないじゃないの」

 と言って共に笑った。

 叔母さんの出してくれたオレンジジュースお菓子を食べながら、叔父さんと話した。

 「そういえば、諭くんどうしてるの?オレ昔良く遊んで貰ったよね、銛も上手かった」

 「あいつぁ、ダメだ」

 急に叔父の顔が険しくなり、僕は余計なことを尋ねた気分になった。叔父は続ける。

 「もう、虚無も大人だ。話してもいいだろう。いいか、虚無。おまえはしっかりしてるしそれに頭も良い。おまえだから話すんだぞ」

 「うん」と僕は異様な雰囲気に半ば飲まれながら頷いた。

 「諭。あいつはなぁ、チンピラだ。軍人の腰ぎんちゃくに成り下がって、ろくでもないことばかりしとる。麻薬の売人とかと組んでおるらしい。最近地元の子らを軍人に紹介する橋渡しのようなことをやっていると聞いた。要はな、売春の斡旋だ。分かるか?あいつだきゃぁ、クズだ」

 「ねぇ、叔父さん。じゃぁもしかして『桜番地』にいた僕と同じぐらいの年の子って…」

 僕は恐る恐る尋ねる。

 「あぁ、そうだ。昔は『桜番地』はきちんとした風俗街だったけど、今じゃぁ何だ、援助交際っていうのか?すっかり芯まで腐りきっちまったよ、この町も」

 叔父が煙草に火をつけたところで叔母が話に入る。

 「お父さん、やめなさいな。虚無ちゃんにこんな話。この子はまだ中学生なんだから。そうだ!虚無ちゃん、ご飯食べてく?」

 「何を言ってる。虚無はな、そこらのガキとは出来が違うぞ。そこらへんちゃぁんと分かっとる。な?虚無」

 僕は収拾をつけられなくなったので、「家で食べる」と言って店を出た。しかし、僕はさっき聞いた叔父の話で頭が一杯だった。僕がこんなにも動揺するのは集団の中に恐らく有無らしき姿を発見してしまったからに他ならない。まさかとは思う。ただ、どうしたらいいかは分からない。

 僕は家路に着いた。

 いつも魚を狙う場所があって、そこは観光客がくるようなところではなく地形も厳しく地元の子でもおおよそ僕ぐらいしか来ないプライベートな場所であった。今が夏休みだろうとそうでなかろうと、僕はそこで海につかった。 とろけそうな陽気の中有無はけだるそうに切り立った岩の上に立ち、僕を見下ろしている。彼女は紺色のキャミソールを着ていて肩にかかった部分から黒い下着のストラップがはみ出ているのが見えた。僕も彼女の立つところまで岩をよじ登る。爪や指先、そういった箇所が痛んだ。有無はやはり面倒臭そうに煙草を吸っていた。

 「今年は客足悪いんだってさ」

 彼女は自分の家が営む民宿の話をする。僕の家も観光客相手の商売を多少なりともしているので、そこらへんの話は良く耳にする。今年に限らず年々客足が減ってきているらしい。僕の住む町はそういったことに依った収入が不可欠な町なのだ。切り立った岩のすぐ下の水の中では僕が父から譲り受けた銛が天に向かって真っ直ぐに生えている。それは水没している部分がゆらゆらと正体不明に揺れて、眩しい光りを水面に放った。

 「喉乾かない?買ってこようか?」

 僕は振り返って有無の顔を見て言った。

 「ん」

 自分の財布を放り、咥え煙草のまま返事とも言えない返事で答えた。煙草を離した唇から白く風に棚引く煙を吹いて「奢る。あたし炭酸ね」と付け加えた。

 ガードレールなどない取りあえず舗装された道路を歩き、生活雑貨から何から売っている商店の前の自動販売機の前に立ち有無の二つ折りの財布を開いてお金を取り出そうとする。銀行カードや何かの会員証やらが差してあるスペースに異物感を感じて僕はそれを取り出した。僕は思わず絶句して立ち尽くす。コンドーム男性避妊具である。丁寧に連なったふたつのそれを慌てて元の場所にしまい、小銭が入るポケット部分から手早く出したお金ジュースを2本買った。有無のいる場所へ戻る最中、ずっと考えていたのだけど僕は僕の妄想を頭から払いのけることが出来はしなかった。

 缶を彼女に手渡すとき、偶然とは言いかねるが彼女の服と下着の中に眠るふたつの丘陵のゆるやかなカーブが見えて僕は激しく興奮してしまう。多分原因はさっき財布の中で見た、「性的な行為を行うときの確信」みたいなもので僕のその妄想を確かに現実の場所へ引きづりだすのだ。有無がいくら前かがみの体勢をしていたとしたってそれを覗くのは偶然でなく僕が見たかったからに相違ない。

 夏は終わりにさしかかっているようで終わりは一向に見えやしない。まだまだ雲はその力を誇示するかのごとく胸を張って広がりを見せる。空は低く。巨人はさわやかな笑みを浮かべ。

 僕は思い切って尋ねた。

 「なぁ、おまえ、やったの?」

 僕はこれ以上具体的には言えなかった。空気は全ての空間と繋がっていると僕は思っていたのだけど、それは違った。人と人を繋ぐ関係性の濃密によって区切られていたのだ。そして、僕は空気がこれ程硬く固まるものだなんて知らなかった。伝う汗さえも流れ落ちない程度時間が流れた。

 「見たんだ?」

 と言って有無は目を閉じて立ちあがった。そしてゆっくりとこちらを向き、太陽に背を向け逆光の中褐色の肌が通常よりもそのトーンを落とすのを僕は見た。明度も彩度もが一段落ちる。そして瞼を開いて微笑んで言った。

 「そうだよ。セックスしたよ」

  僕ははっきりと滑舌良く発音したその単語と服と下着の中から覗いたふくらみを脳裏に描いて、まるで猿のように際限なく永久機関のように終わりなくオナニーした。マスターベーション自慰行為と言い代えても良い。そう、十年一日のごとく来る日も来る日も布団の中でそればかりしていた。最低の男であった。他にするべきことも見つかりはしなかった。想像が加速してブレーキが利かず、有無は僕の想定した架空の世界の架空の部屋で日を追うごとに一枚ずつ脱いでゆき、日を追うごとに僕のどんな無理な要求にも応えるようになった。そしてある日の夕方一切立ち寄らなくなった海へ行き、計り知れなく大きい太陽ですらすっぽりと難なく包んでゆく水平線を見て自分が一体何者かを己に問うた。

 朝起きると適当な袋の中に水着タオルそういったものを積め込んで、海へ出かけた。銛は持たず、ただ体ひとつで海を泳ぐ。海水中の塩分が浮力を生み僕の体をまるで拒絶するかのように押し上げ水面に浮かせた。僕が潜ることを嫌がっているようでもあった。体中に蔓延した不健康な老廃物を全て排出する腹づもりで、体の奥深く何処かで息を潜める病巣の中核を探し当てねばならない。そうでもしないと僕は存在異議を失うのだ。夜毎陰茎をしごくだけの「もの」であって堪るものか。自分だけが知る海岸線でなく、公衆遊泳場に来ていた。時期もピークではないので割と地元若者が多いようである。そういった経緯で日がな泳いだ。

 僕はこれ以前にだって自慰行為をしていた。考えていた。ずっと。何故僕はこうまでみっともなくならなければいけなかったのか。何故僕はかさぶたを掻き毟るように。何故。何故。そういったことを呟きながら水中から回答の眠った宝箱を探す、見渡す。遊泳中のカップルの片割れで目的も持たずにふらふらと漂い泳ぐ女が平泳ぎの恰好で股の間の小さな布で隠された部分を晒すのを長い間ずっと潜り続けて凝視していた自分を発見したとき、僕は同時に答えをも発見した。なんのことはない。これが僕だったんだ。塩水で目を擦った。

 僕は大人になるまでこの自分自身の下半身的問題を平和的に解決出来ない。要するに女を買えない、ということだ。しかしながら僕は望みもしたが勿論憎みもした。有無が買われるという現実を、この両目ではっきりと見ておかなければならなかった。より深く自分を呪う為に。

  町へ降りると、金曜だけあって人は多い。都会の盛り場と比べたら本当にちっぽけなものだ。色町『桜番地』へ近づくにつれ、ぎょろぎょろとした目つきであたりを見まわす。ここの色町は変わっている。それらしい店を全部一角に集めただけで、表の通りから丸見えの場所で平然とさも普通のことのように売り・買いが成される。同時に良くある繁華街でもあるから、例えば僕や同級生やなんかが居ても特に誰も咎めない。

 僕は諭くんを見つけた。面影が残っていたのですぐに分かった。その後について歩くのは有無と同級生の友達であった。僕の予想は出来れば外れて欲しかった。全員知った顔で、それもクラスの中でも特に大人びていて顔だちが美しく整った者ばかりだった。そして有無は群を抜いている。

 僕は叔父さんの家にお使いに行く名目で町に来ていた、そして恐らく彼女らも似たような嘘を並べて来たことであろう。預かってきたトマトを握りつぶした。

 何てこった。あいつらか。

 僕は自転車の籠の中のトマト軍人の足元に投げつけた。そして僕自身、我を失い何事か夢中で叫んだ。自分ですら果たして何を言っているのか分からない。僕は右手の中指を立て、

 「間座墓!」

 と叫んだ。軍人は首だけで振り返り、それから僕の方へ歩みを寄せる。僕よりも40センチ身長が高い彼の眼光は既に「子供のしたこと」を笑って許すような雰囲気ではなかった。軍人はその上等な皮のブーツで僕のももの付け根をポケットに手を突っ込んだままで蹴った。大人の力の衝撃がその箇所から電流のように地面に抜け、さながらアースの役割でも果たしたかのように僕の左足は焼け焦げて落ちた。立っていられなくなり、地面に倒れ込むとすぐ目の前に皮製の靴のつま先がある。目をつぶる暇もなく鼻から大量の血が流れ出して、息が出来なくなった。口の中が熱くて、鼻水と血が混ざってマーブル模様を織り成しその不自然な美しいコントラストを眺めた。涙で視界が利かなくなると、今度はわき腹に針で刺されるような衝撃が訪れた。正体不明の嗚咽を漏らす僕を助けようなどという者は現れるはずもなく、結局は僕が何者であるかを問われるだけだった。彼の顔は笑っていた。

 「坂!…国家!」

 僕は片足を押さえ膝を付いた姿勢まで体を起こし再び中指を立てた。彼はそれまで顔の表情は笑った形を作って努めていたがその瞬間には完全に笑顔もおちゃらけた態度もなくなった。ポケットから出した拳で僕を思いきり殴りつけた。僕は誰だ?彼は最早軍人として僕を殴らない。そして笑わない。ならば、立ちあがろうとする僕は一体何者だ?今さっきまで軍人であった男は問う。オレは誰だと。オレは一生陰部を擦り続ける醜い生き物か?そんな男か?退いて生きるか?

 僕はふいに笑いがこみ上げた。

 「オレは海の男だ」

 僕は声に出して言った。

 彼は飽きたという身振りで友人らしき軍人を連れて、帰っていった。だらりとぶら下がった動かない腕はファイティングポーズのつもりだった。

 叔父さんの家で目が覚めた。叔父さんは安堵した表情で

 「あぁ、良かった。このまま目を開けないんじゃないかと思ったよ。しかし、すげぇ顔だなぁ」

 と僕に話し掛ける。叔父さんの説明によると僕は気を失い、そして軍人が帰っていった後で見ていた人達がここまで運んでくれたということらしい。有無がどうなったか知りたかったけれど、そんなことは勿論訊けはしなかった。叔母さんが出してくれたお粥を食べようとして口の中に入れたらすごい衝撃が走って、僕は思わず宙に浮く。

叔父さんも叔母さんも笑って言った。

 「虚無の親父さん、未曾有さんもケンカはしたけどさすがに奴らにケンカふっかけるなんざ聞いたことねぇや」

 「そうよ。もうちょっと相手を考えなさい。殺されてたかも知れないのよ」

 やはり叔母さんは泣き、僕はあとで家族にみっちりと怒られた。

 だけれど、僕は自分が何者かを取り戻した。

 以前にも増して僕は亡き父のように立派な漁師になろうと強く思う。鋭く切り立った岩壁を背に、汐が引いて膝丈程もなくなった外界から隔絶された知られぬ海で僕は銛を片手に空を見上げた。いつまでも空は夏の様相を呈していて水面に落ちた人影で僕は背後の岩の上に有無がいることを察知する。

 「そこだ!」

 僕は小指の爪ほどの大きさの小石を放ちながらそう言った。

 「久しぶりじゃない」と小石のことには触れずに進める。思わず冗談めかした自分が恥ずかしくなるほど冷静に。

 「そうだな」

 僕も冷静に。

 「虚無、少し変わった?」

 「そうかな」

 「何してんの?」

 「銛の練習。オレはやっぱり漁師になるよ」

 「そう」

 そんな会話を交わした。有無はメンソールの煙草に火をつけて煙を吐き出すと同時に顔を上げた。僕は相変わらず銛で水の中の地面を形をなぞるように落ちつきなく突ついていた。彼女は指に煙草を挟んだまま、切り立った岩のわずかな取っ掛かりを慎重に滑るように降りた。僕の隣に腰を下ろし尻をつけて砂浜に座る。僕も砂の上に座るが水着が濡れていた為に濡れた砂が尻の形にくっきりとついた。あまりスムーズ言葉が出ない。

 「有無は?何になるの?」

 僕は沈黙の堰を切るように話し掛ける。

 「分からない。あんたのお嫁さんにでもして貰おうかな」

 僕が驚いた顔をしていると「冗談よ」と言った。

 二人で動きのない海を見ていた。海鳥が遠くの島へ飛んでゆく。すると、有無は立ちあがり

 「気持ち良さそうね。あたしも入ろ」

 とそのままの姿で駆けて波を掻き分けてその身を浸した。僕があっけにとられ制止する暇もないまま彼女はずぶぬれの恰好で海からあがってきた。

 「やっぱ服着たままだと辛いね」

 僕の目は彼女の透けた服から浮き出た秘密しか入らず、完全に思考は停止し例えば気の利いたセリフのひとつも出てこないままとめどなく湧いてくる唾で急激に乾いていく喉を潤していた。髪をかきあげる仕草をした後、有無は

 「虚無はセックスしたいの?」

 と訊いた。

 僕は「オレはセックスしたいよ」と答えた。

 僕は煮え切らない情欲を抱えて悶々としたままの紳士に分かれを告げた。僕は快楽を貪る者だが、決してそれのみには存在しない。彼女に抱いた幻想彼女に抱いたいかがわしい妄想、己に都合の良い空想、そういったものを1箇所にまとめて全部破棄した。それから僕は有無と交わった。

  鋭く切り立った岩影で、外界から情報がシャット・アウトされた知られぬ砂の上で、落ちかけた太陽に焼かれ背中を水飛沫に濡らし僕は一際大きな声を出して果てた。

 僕も有無も裸だった。彼女のお腹の上にはまだ生々しく行為の証が記されたままである。濡れた有無の服は薄いタンクトップですらまだ乾かず先ほどと全く変わらない。時間の経過も感じられない。脱ぎ散らかされた衣類の位置もそのままだ。

 「気持ち良かった?」

 と一番最後に有無は乾いた服をそそくさと着ながら訊いた。

 自転車海岸線を走っていると、東の方角へ飛行機が飛んでいった。僕が数えただけでももうさっきから一体何台の飛行機が飛び立っただろうか。気体がもの凄い速さで小さくなっていくのを見届けてから、再び自転車に跨りエデンに似た外界から隔絶された場所へ向かう。遠目に有無の姿を発見して片手でハンドルを握りながら大きく手を振った。彼女も体全体を使って信号を僕に返す。

 「あ、また飛行機

 有無は上空を見上げて言う。

 「オレも見たよ。来るときだけですごい数の飛行機見たなぁ」

 「あたしも。何かあるのかなぁ。演習とか?」

 僕は「さぁ、どうだろうね」と言い終わらないうちに、すぐ隣に座る有無の乳房を背面越しに触ろうとした。彼女は僕の手をまるで蝿や蚊をはたくような感じで叩いた。僕が彼女に会うのが待ち遠しかったのはいわずもがななのだけど。有無は

 「あの時だけだよ。そんなねぇ、都合良くホイホイやらせるわけないでしょうが」

 と手厳しく言った。僕はしつこく懇願したが、彼女が要求を飲むことは無かった。岩場に立てかけた銛が太陽の光りを反射して光線を生み出す。僕や有無に浴びせ掛けられた兆しの元を探し、空を見上げた。往き付く先は夏を完全に体現しその大きな両手で包み込むような入道雲。空を支える巨人はやはりその笑みを絶やさずやがて秋が来るまで微笑み続けるのだろう。

 「まったく、言わなくちゃ分からないの?」

 有無は胸の高さの水面に左手を入れて、水の中で僕の手を握り引き寄せた。帆を張った舟のように水面に浮かんだ僕の体もその小さな力で彼女の体にぶつかる形で引き寄せられる。お互いに向き合い体の前面を押しつけるように抱き合った。彼女は僕の股間を水中で触る。空は高く広大で、僕たちは身を寄せ合い抗わずそこに含まれた。東の空からまた飛行機が飛んで来て、僕たちの上空を過ぎ去るのを見ていた。

 僕たちは飛行機の来た方角の空を見る。空では入道雲とは違う、けれど、ひときわ大きな球体のような雲が風船が膨らむ様を連想させた。心なしか荘厳で見ているものを魅了する何処かで見たことのある形の雲だった。ずっと、ずっと遠くまで、僕は僕の父も祖父もが愛したこの海の果てまで思いを飛ばす。

 「わぁ、見て。綺麗」

 と有無は水中から出した手をかざし、遥か遠くの海で立ち昇る雲を指差した。

エントリー過ぎて泣けてくる

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080228/1204203051

もう、身の毛もよだつ程の良エントリー

お前は就職氷河期世代じゃないじゃん、なんて野暮なつっこみは、ブクマコメントにあふれる負け犬の遠吠えきれい事の前ではゴミ同然。

成功者なんて全体の1%もいないんだから、成功体験などはてなエントリーしようものなら、99%以上を占める負け犬連中から集中砲火を浴びるのは、ただのはてな必然と言っても良いが、救いようがないのは、成功者を「ズル賢い」だの「人を蹴落とした」だのキレイ事を言っている連中

こいつらは何か?「東大入った奴は、東大落ちた奴を蹴落とした」、とでも思ってるのか?

アホか!そんなだから、お前はいつまでたっても駄目なんだよ!!

しかも、自分の事を良い人間だと全力で勘違いしてるだろ!!

馬鹿じゃねーの!!お前は寝言いってるだけの屑だから自覚しろ!!

良い人間つーのは、周りの連中幸せにしてやれる人間の事なんだよ。

魚を沢山捕ってきて、仲間を食わせてやれるのが良い漁師なんだよ。

そう言う奴だけが、社会全体の幸福の総量を増加させる可能性を持ってるんだよ。

http://anond.hatelabo.jp/20080227212936

キャッチーな地位」ってなんだ?何が言いたいんだ?

touchyって言いたかったのか?単なる勘違いなら直しとけ、そしたらオレもコレ消すからね。

漁師ってなんでこんなに特権的とでもいっていいほど、日本人の中でキャッチーな地位を占めているんだろう?

すげえなこれ・・・

http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/news/1203233116/105-117

105 名前: 公務員(コネチカット州)[] 投稿日:2008/02/17(日) 18:32:08.45 ID:OqxC+n6cO

106 名前: 留学生(宮城県)[sage] 投稿日:2008/02/17(日) 18:34:10.35 ID:gPrps1Lr0

107 名前: 社長(dion軍)[sage] 投稿日:2008/02/17(日) 18:35:11.36 ID:QhfqQUo60

108 名前: 停学中(福岡県)[sage] 投稿日:2008/02/17(日) 18:42:37.16 ID:fx6ASbKZ0

109 名前: 俳優(大分県)[sage] 投稿日:2008/02/17(日) 18:44:00.73 ID:peN7MY7H0

110 名前: こんぶ漁師(島根県)[sage] 投稿日:2008/02/17(日) 18:50:26.72 ID:Kb2D3fEV0

111 名前: 保母(アラバマ州)[sage] 投稿日:2008/02/17(日) 18:51:02.66 ID:3LT81lzZ0

112 名前: パーソナリティー(兵庫県)[sage] 投稿日:2008/02/17(日) 18:52:35.23 ID:w+jJxo0N0

113 名前: ジャーナリスト(東京都)[sage] 投稿日:2008/02/17(日) 18:57:13.38 ID:KDjumvoc0

114 名前: 検非違使(アラバマ州)[] 投稿日:2008/02/17(日) 19:18:52.34 ID:9ECYEEg60

115 名前: 年金未納者(宮城県)[] 投稿日:2008/02/17(日) 19:19:20.26 ID:zelnRni50

116 名前: 野球選手(神奈川県)[] 投稿日:2008/02/17(日) 19:19:43.57 ID:MrceFZu10

117 名前: 講師(東京都)[] 投稿日:2008/02/17(日) 19:20:06.65 ID:iRASNuDN0

IDがかぶってないのは本当に凄いと思う。

2008-02-27

http://anond.hatelabo.jp/20080227192231

なんかさぁ、「またぎ」とか誰か言ってたけど、漁師ってなんでこんなに特権的とでもいっていいほど、日本人の中でキャッチーな地位を占めているんだろう?

瀬戸大橋でもどこでもいいけど、漁師に対する補償料とかもう桁が2つ3つちがうわけ。ほそぼそと竹ざお立ててやってる漁のあがりとかとくらべたら5つも6つも桁が違うわけ。

それでも、なんか漁師に対してみんな同情的なんだよね。

想像の粋をでないけど、「自衛艦なにするものぞ!」という感じで今回だって漁船群がつっこんでった感じがするんだよね。みんなそれは思っていると思う。酒だって飲んでたかもしれない、無線なんか聞こえないほど騒いでたかも知れない。

でも、そんなことはすべて消え去ってしまって「バナナ」の物悲しさが残ってしまう。

国土の防衛よりもどちらの過失で死んでしまったかわからない親子に同情は集まる。

不思議な国だ、日本という国は。

2008-02-25

漁師の遺族に思うこと

悲しいのは分かるが、海に何を撒いてるんだ、何を。

食べ物だけでも海が汚くなるのに千羽鶴だの、なんだのって。

自分たちの海が汚くなってもいいのか?

2008-02-23

漁師は寝てたという説

http://anond.hatelabo.jp/20080223133200

事実は知らない。あくまで予想であり、妄想である。

最近の漁船にはナビがついてる。

船は車のように運転が不要。

なぜなら、海上を一直線に進めばいいから。

そして、船には自動操舵システムがある。

普通イージス艦が近づいてきようものなら、

漁船側は気づく。

わざわざぶつかっていく馬鹿はいない。

そう、漁船側の中の2人は寝てた可能性がある。

自動走行にして目的地点付近に来れば、自動的にエンジンが停止する。

だから、寝てたんじゃないかな、って話もあるよってこと。

この場合、むしろ悪いのは漁船だと思うけど。

イージス艦から、漁船なんていう小さいものを目視で発見するのは難しい。

大型だから旋回が難しいのもあるけど、小さい船を見つけていちいち回避することはできない。

特に今回は海上に浮いてるゴミと区別するのが難しいくらい小さい漁船だ。

そうだとすれば、現実的な解は漁船がよけることだ。

寝ててイージス艦にぶつかったんなら、現実的には漁船が悪いと俺は思う。

まあ、あくまで予想に基づく俺の主観による判断だ。

http://anond.hatelabo.jp/20080222222123

沖縄少女を非難している人はどこにいる?

少なくともそれと同レベルの非難を君は漁師に対しておこなっているように見えるよ。

マイノリティ当事者なっちゃうと気がつかないのかもしれないけど、

こちらからみれば同じような感じ。

2008-02-22

なぜ沖縄少女は非難され千葉漁師は非難されないのか?

免許を受けた海の男が冬の海で漁をするのと、少女繁華街を出歩くのは

前者の方が責任は重いはずだけど。

2008-02-21

漁船とあたご衝突事故について

この件、マスゴミ報道が酷すぎます。詳細がはっきりしてないのにある事ない事捏造して自衛隊を叩いて悪者にしたいんだなあというもくろみが見え見え。

じゃあさあ、俺が今の断片的な情報だけで別の推理をするよ。マスゴミがやってるように。

俺は、決して行方不明の2人が悪いという事を言いたいわけではありません。マスゴミが今やっていることを、違う考え方でやってみるだけです。繰り返しますが、私は行方不明のお二人のご無事をお祈りしています。

証言1:あたごは19日午前4時5分ごろ、南房総市沖を北に向かって航行中、漁船1隻が右前方から進路を横切った。そのころ、見張りが右方向に緑の灯火を視認した。

検討1:通常、航行中の船舶ならば、右舷に緑・左舷に赤のライトだが、緑が見える・・・はあ?緑のライトを掲げているって事は、漁労中って事?だとしても、緑のライトは何故ゆえ左舷側につけてるんでしょうかねぇ?整備不良?それとも何らかの事故?それに、マグロ漁の餌のサバはそこで獲っていた訳ではないよねえ?あたごの艦橋から見張り員が見える距離は15kmぐらいと言われてますが、その見張り員が見えないほどの小さな明かりって、何?まさか、慌てて点灯しましたかぁ?しかも、そんなに見えにくいほど、弱っている電球を。

証言2:同6分ごろ、緑の灯火がスピードを上げて動いたため漁船と確認。全力の後進をかけて回避動作をした。清徳丸は前方約100メートルで大きく面舵(おもかじ)(右舵)を切った。同7分に衝突

推理2:仲間の漁船が、10ノットで航行中のイージス艦の前を横切ったよね?同じく、飛ばせば横切れそうとか思ったんじゃないのか?この道30年の漁師さんだそうですねぇ。勝手知ったるなんとやらで、ちょっと無茶しちゃったんじゃないの?まさか、7700トンの巨大な!灯火もちゃんとある護衛艦に、気がつかなかった?はあ?いくら右舷優先でも、明らかに無茶だったら通らないよね?海の男ならご存知でしょうが、護衛艦・巡視船・外国軍艦とかは、あえて避けるのが暗黙のルール・礼儀じゃないんですかねぇ?どうです?実は何らかの理由で、護衛艦に気が付いていなかったんじゃないの?気づいたから慌てた。護衛艦が遅い速度だから、危なくても小回りが利くから避けられるとか思ったんだろ?

どう?マスゴミ風に、相手の不快感を煽る様に書いてみたよ。

書いててすげえ気分が悪くなったよ。情報が不十分の時点で、妄想すればいくらだって相手を非難することはできるってこと、おわかり?

行方不明のお2人の無事を祈りつつ、調査結果が出るまで、落ち着こうよ。マスゴミに釣られないで欲しいね。

2008-02-04

http://anond.hatelabo.jp/20080204191313

漁師じゃないけど答えてみるよ!

海岸線は、潮流の具合によって、削られる場所と堆積する場所があるんだ!削られる場所は岩場になって、堆積する場所は砂浜になる!堆積する場所のうち内海の沿岸など、流れも勾配も緩やかなところが干潟になる!こんなところかな。ではまた来週!

2007-12-21

一次産業プログラマー

ゲームプログラマー、Webサービスプログラマースポーツプレイヤー。目立つことで自分の価値を上げる。子供たちはその姿に憧れ、中には同じ道に進む子もでてくるだろう。

受託開発、業務用アプリビジネスソフト組み込み開発は一次産業。そのプログラマーは農民。体力のみが資本世界。だから安い。だれも注目なんてしない。当然憧れる子供なんて居ない。知らないのだから憧れようもない。知っても憧れるとは思えんが。

でも当然農業社会に必須。回避できない出費だから安いものを求める。農民は売れないと立ち行かないから、安価にせざるを得ない。必要とされているのに、大切にされない。才能が要らない、誰でもできることだから価値がない。いきおい安い。とにかく安い。

プログラミングが好きだ」とみなが言う。当然私もプログラミングが大好きだ。でもみんなは本当に「好きな」プログラムを書けているんだろうか。私はハードをたたくコードがとりわけ大好きだ。だが、それと組み込みプログラミングとはずいぶん異なった。先の例えに準えるなら遠洋に出る組み込みプログラマーは農民ではなく漁師だろうか。いずれにしても一次産業だ。命がけなのに最も値段が安い。賭けるものが命しかない。居なくなると困るのに誰も大切にしてくれない。代わりがいるから。仕事価値がない。

具体例。コピーワンスを実装したらダビング10だそうだ。実装作業をしない連中適当に決めている。どうせ次は専用ディスクにならコピー無制限とか言い出すんだろうな。その仕様なんて決められない連中が。職業分掌制以前の問題だ。

ソフトウェア国内需要を輸入で賄っているところも一次産業にそっくりだ。安さしか評価されない。より安いものだけが求められる。安いこと、価値がないことが価値になる。破綻が約束された矛盾。それを先延ばしにすることしかできない。そのために好意を悪用している。終わる終わると云われながらも終わらない。その位置に居つづけられるのは好意が支えているからだ。そんなもの押しつぶさんばかりの悪意の前には無力だ。好意は無尽蔵ではない。翻って悪意は無尽蔵だ。底がない。無制限の自己保身は悪意と見分けがつかない。恥を知らない言い訳は悪意そのものだ。

近い将来終焉のらっぱを吹き鳴らす四人の天使がやってくるだろうなー。そいつらはそんな音楽を流しているとは知らないままに。ぱらぱー。

2007-11-09

くるてる

ニコニコと「僕空っぽなんですよ」と。

「そうそう、全然興味とかないんです。万物に。万物創世記ってなんかありましたよね?」と。

そんな会話をしてみる。

そう言うスタンスで結構マジに他人と関わる訳です。どうでもいいのです。貴方と僕は。

それで充分「こいつ、ほんとはやばいんじゃないの?」と思わせるには充分なのです。

あとは柔らかな微笑みと他人の配慮があれば、どんだけ自分を卑下しても相手にぐうの音も言わすことはできない。

しょうがねーじゃん?って言うだけの話さ。

人の気持さえ害さなければ、僕はそれだけで十分だと思っているんです。

優しさ以上の何かを人に与えられるとは到底思えない。今僕はそういう存在。それって空気のような存在

あのギラギラした、熱気と情熱にまみれたサンバを踊る世界にはいられない。

サンバで肩がぶつかり合って、殺傷事件!盗難事故個人情報流出!!警察24時!!!みたいなんはしんどい。

けっこういるじゃない。今日の敵は明日の友。強敵と書いて「ライバル」みたいなの。なんなのあれ。

悪いけどそう言うのの相手はしたくない。空っぽな僕と熱気に満ちた僕とでは到底コミュニケーションたる関係は築けないのだよ。

ただまあ苛立ちは募るけどね。自分に対しても君らに対してもさ。

自分に対しては、そう眩しさが足りない。「あーこの人ココにいるーって言いたがってるー!」みたいな自己主張の海って確かに深いと思うし

他人の海とつながるかもしれないが、どうも僕にはよく分からない。海を知りたい、けど泳げない漁師は、どうしても陸地で、皆の帰りを待ってしまう。そう、来たる時を待ってしまうのだ。何かと臆病なのね。

君らに対しては、そうだな。うさんくさい。えらそう。何様。くらいな罵倒ですむ。色々思いを巡らす予定はない。好きなようにやればいいけど、出来れば僕の視界に入るところでは輝かないでほしい。

そうそう。どう生きたって人の迷惑になると思いながら生きると、中々人に手出しできんもんだ。それくらいは危機感として僕も持ってるよ。

でもしょうがねーじゃん?

有益な存在としての自分に、自信はない。誰かとぶつかって、評価し合う元気もない。あとは死ぬのを待つだけ。ちょっと長めのゲームをしているんだ。自分の殻にひきこもってね。

…でも僕は特に問題を抱えていない普通サラリーマンだったりする。

2007-11-01

http://anond.hatelabo.jp/20071101172149

本当は島が良いんだけどな。ウォーターワールドかってぐらいの異世界が並存してる。

魚介類の豊かさはアムール川岸漁師が朝食に黒パンと山盛りのキャビアを食ってるんだけどそんな感じだわな。

スーパーに100円とかで鯛のお頭がアラとして山のように売られている。これで出汁をとって昼にそうめんを食う。残りはネギとか入れて適当に煮込んで放っておくと煮凝りになるので夕食に足す。ガキの頃は年寄り臭くてイヤだったが、今思えば贅沢なことであった。

仕事の絡みは退社しないといけないので無理だろう。所帯持ちは後戻りが難しい。

2007-08-25

えー新聞によりますとー

クジラ:ウオッチングの観光客の目前で捕獲 知床沖」

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070825k0000e040078000c.html

とのことで確認したら観光会社は去年開業したばかりのところだった。

つまり

クジラ捕鯨現場でホエールウオッチング観光の業者 知床沖」

でもあるわけよ。

地方の観光資源としていいんじゃないとは思うけど筋の通し方があるんじゃないの?大将だって元漁師なんだからさ。地元の観光のために禁漁区設定してくれって言えばいいわけでしょ。

変な連中が寄ってくるだけじゃねえのと。

2007-08-14

ノンポリでいたいけど

Webサイトブログで揉めたくなければ、政治宗教の話は書くなってのが鉄則ということになっている…でも、書く。内閣の16閣僚全員が終戦記念日の15日に靖国神社に参拝しないことを決めたってのはどういうこと? A級戦犯とされた人達は既に名誉回復されてるんだけど。最近政治はあまりにもおかしなことが多い。

安倍首相は就任時から敵意剥き出しのマスコミに叩かれまくりながらも、教育基本法の改正,防衛庁の省昇格,国民投票法の制定,社保庁解体といった重要法案を成立させた実績は公正に評価されることだし、逆に財界に取り込まれて中国に甘い立場をとることは批判されるべき点だ。それでも安倍首相はよくやってきたと思う。

先の参院選は、これから日本が国としてあるべき姿になるために、外交と共に憲法改正が焦点になるはずだった。ところが年金問題クローズアップされてしまい、年金を声高に叫んだ民主党が第一党になったと思いきや、その民主党比例代表でトップ当選させたのは、年金記録不備問題の根本原因である自治労の幹部だった相原久美子氏。それっておかしすぎるんじゃないの?

しかも民主党といえば、外国人地方参政権人権擁護法案外国人人権委員になれる…在日外国人日本人を取り締まれる)など、日本人よりも、中国韓国のためとしか思えない政策を推進しているのみならず、沖縄の独立,一国二制度なんてことまで推し進めている。

おまけに民主党小沢代表の国際担当秘書は、駐日韓国大使館とも随時政局などについて情報交換をしている韓国人女性。それってスパイみたいなもんだと思うけど。んで、韓国日本竹島漁師たちを殺し、武力で実効支配したままであるのみならず、慰安婦問題やら日本海名称問題など歴史捏造し、現在進行形日本を落としめようとしている国なんだけど。国益とか考えてないでしょ。 

おかしいのは民主党議員だけじゃない。日本の280人からの国会議員が「北京五輪を支援する議員の会」をつくったけど何それ? なんで税金を使って他の国のオリンピックを成功させる会なんて作ってんの? それに中国といえば、今現在チベット侵略やウィグル侵略、法輪功弾圧などで信じられないほど残虐な手段で虐殺を続けてる国じゃん。作るんなら”北京オリンピックボイコットする会”だと思うけどな。

しかも、中国は、これまた捏造南京事件を初めとして世界で日本に対する情報戦を仕掛け、東シナ海油田開発,尖閣諸島問題などでちょっかいを出し、毎年、大幅な軍拡を続けている。そんな国に6兆円以上にも及ぶODAや、これまた日本には責任のないことが明確な資料が見つかっているにも関わらず、遺棄化学兵器処理という名目で巨額の税金をタレ流しているってのはどうなの? これって大問題だと思うけど。そしてそれがニュ??スにならないのも大問題。

実際のところ現在は、既に中国韓国には戦争を仕掛けられている状態にあるんじゃないの? だいたい上に書いたようなことって『アンカー』や『たかじんのそこまで言っても委員会』などの番組で例外はあっても、大手マスコミでは殆ど取り上げられないし、マスコミではいつでも中国韓国は褒め称えられる存在なんて不自然でおかしすぎ! 日中記者交換協定ってなんだよ。

日本独立国家なんだから主張すべきことは主張してよ。それは米に対しても同じで、そのためには武力としての力の裏付けも必要に決まってんじゃん。他人の家を狙っている人達がいる環境で、自分の家に鍵もかけず、防犯グッズもおかずに「私は他人の家に入ったりしないですから、皆さんも同じですよね。」って主張している人がいたら、そんなオタンコナスは真っ先に狙われるよ。

永世中立国スイスは、重武装の国家徴兵制があり、各家庭に自動小銃と銃弾が支給されている。そこまでしてこそ中立が保てるって考えてるからだよね。日本はそこまでする必要はないから核武装だけをすればいい。

だいたい靖国参拝が国内から批判されるって状況ってなんなの? 自分の国の未来を守るために死んでいった人達がいたから現在があるわけで、国会議員が礼を示すのは当たり前のことじゃん。それは宗教だの信条だの、外国に文句言われちゃうからなんてことはどうでもよくて、日本人としての心の問題なんじゃないか? そんなわけで腹立たしいので、今年は靖国神社にお参りにいくことに決めました。



と、僕が良く見るサイト雑記http://serogan.la.coocan.jp/whatn.htmに書いてありました。

2007-08-06

anond:20070806010335

住人はちょっと排他的なところがあるけど仲良くなってしまえば実に気さくな人たちばかりで物価も安いですし、時々同級生が行方不明になったり、近隣の村から生臭い魚顔の漁師達が魚を売りに来たりするところを除けばかなり住みやすくていいところですよ。

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