「そうそう、全然興味とかないんです。万物に。万物創世記ってなんかありましたよね?」と。
そんな会話をしてみる。
そう言うスタンスで結構マジに他人と関わる訳です。どうでもいいのです。貴方と僕は。
それで充分「こいつ、ほんとはやばいんじゃないの?」と思わせるには充分なのです。
あとは柔らかな微笑みと他人の配慮があれば、どんだけ自分を卑下しても相手にぐうの音も言わすことはできない。
しょうがねーじゃん?って言うだけの話さ。
人の気持さえ害さなければ、僕はそれだけで十分だと思っているんです。
優しさ以上の何かを人に与えられるとは到底思えない。今僕はそういう存在。それって空気のような存在。
あのギラギラした、熱気と情熱にまみれたサンバを踊る世界にはいられない。
サンバで肩がぶつかり合って、殺傷事件!盗難事故!個人情報流出!!警察24時!!!みたいなんはしんどい。
けっこういるじゃない。今日の敵は明日の友。強敵と書いて「ライバル」みたいなの。なんなのあれ。
悪いけどそう言うのの相手はしたくない。空っぽな僕と熱気に満ちた僕とでは到底コミュニケーションたる関係は築けないのだよ。
ただまあ苛立ちは募るけどね。自分に対しても君らに対してもさ。
自分に対しては、そう眩しさが足りない。「あーこの人ココにいるーって言いたがってるー!」みたいな自己主張の海って確かに深いと思うし
他人の海とつながるかもしれないが、どうも僕にはよく分からない。海を知りたい、けど泳げない漁師は、どうしても陸地で、皆の帰りを待ってしまう。そう、来たる時を待ってしまうのだ。何かと臆病なのね。
君らに対しては、そうだな。うさんくさい。えらそう。何様。くらいな罵倒ですむ。色々思いを巡らす予定はない。好きなようにやればいいけど、出来れば僕の視界に入るところでは輝かないでほしい。
そうそう。どう生きたって人の迷惑になると思いながら生きると、中々人に手出しできんもんだ。それくらいは危機感として僕も持ってるよ。
でもしょうがねーじゃん?
有益な存在としての自分に、自信はない。誰かとぶつかって、評価し合う元気もない。あとは死ぬのを待つだけ。ちょっと長めのゲームをしているんだ。自分の殻にひきこもってね。