2022-06-23

ソーラー義務化されるまで太陽光事業者が残っているといいね

詳しい増田さんが何人もいるようなので内情はよくわかっていると思うけど、

昨今のコロナ戦争の影響で、今ソーラー関連の事業者はなかなか厳しい状態なのである

ソーラー屋根に設置するときは、もちろんパネル必要だが、

実際に設計施工するのは工務店などになる。

FITできてからソーラー専門の会社も随分増えた。

彼らは海外からパネル仕入れるのももちろん、設置場所への設計から工事などなど、まぁつまりは稼働するまでの責任を負う。

ハウスメーカーがソーラーを乗せる場合にも、ハウスマーカーから業者発注する流れとなる。

もちろん価格はソーラー専門会社ハウスメーカー見積もりを出して、そこに上乗せして客へ提示される。


で、ハウスメーカーにとって今問題になっているのが仕入れ値の上昇である


戸建てでは契約から引き渡しまでは1年ほど時間はかかるが、基本的には契約時の見積もりベースになり、そこにオプションがどうのこうのなった金額が最終見積もりとなり請求される。

のだけど

コロナ禍と戦争があるこの一年で、仕入れ値が据え置きなんてことはもちろん無いわけである

とある業者は、ソーラーパネル仕入れ値が倍になってしまったので、某ハウスメーカーにも相談しているが、交渉は難航している。

ちなみにこの某ハウスメーカーには、個人的に戸建て建築相談に行ったこともあるが、営業マンいわく「企業努力価格の上昇は抑えている」とのこと。

ほほーん企業努力ねぇと思ったけども、まぁそれはいい。

FIT設置費用の相関については多くの人が知っての通り、パネル仕入れ値は年々安くなり、それと同率でFIT買取価格も下がっている。

まりは、設置してFIT期間の10年で設置費用が回収できるように、販売価格が調整されている。

そうじゃなければ安心投資計画にならないからだ。

しかし、これまでのパネル仕入れ値の下げ幅と歩調をあわせてきたFIT買取価格であるが、昨今のコロナ戦争の影響による仕入れ値爆上がりには対応してくれていない。

そうなると、ソーラー設置費用を上げることはできない。(回収までに15年とか20年とかになってしまうので)

で、じゃあ誰が企業努力してがんばるのかといえば、俺の観測範囲ではソーラーの設置業者である

ハウスメーカーは値上げを飲んでくれない、個人宅への後付でも、10年で回収できないのであれば見送るということになるので、

利益なんてほとんどない状態でやらざるを得ない状態が続いている。

もちろんパワコンも不足しているし、それらがすべて揃わなければ納品完了にもならないので請求もできない。

戦争から大変だったけど、戦争始まってからはもうホントにお手上げ状態


この状況がいつどのようにして落ち着くのかはわからない。

ソーラー事業者を守るためにはFIT価格を引き上げるか、FITの期間を10から15年に伸ばすかなどしかないが、まぁ現在は守るべき対象の業種が多すぎる問題もある。

メガソーラーで評判を落としてしまっていることも足かせになっているのかもしれない(憶測

いずれにせよ、ソーラー事業者にとって、これまでハウスメーカーは味方で大事取引先だったわけだけど、

これからはどうなるのかわかりませんよ。

現状ではやればやるだけ赤字ですよ。

しかしたら、新築住宅への設置義務が、歴史の浅いこの業界を潰す一手になるのかもしれませんよ。

うちはソーラー設置しないことに決めたのでどうでもいいです(土地問題北側斜線で結構削られちゃうので、それなら別にいかということで。)

  • FITの一時期の収益性が異常だったと発電家が認識しないともう無理そう ハウスメーカーが自家消費前提で売り込まないとあかんね コロナ、戦争関係でパネルが今値上がりしてるのってな...

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