確かにこうして箇条書きにしてみると小売業とやっていることは同じだ
禁止されるようなところは無いし、それで常にうまくいくのならある種の才能だろう
でも転売ヤーはめちゃめちゃ嫌われているし、自分も良いイメージはない
それは何故なのか
色々考えたが、ひとまず
これはまあ理由として含んでないと言ったら嘘になろう
いわば私怨だが、まあしょうがない 自分を困らせてくる奴に良いイメージがないのは当然なので
そしてもう一つ
これも多分本人達からしたら大きなお世話なんだろうけど、自分の思う「商売人の格好良さ」が転売ヤーにはあんまりない……
雨の降らない土地では水に価値があり、ありふれた果物でも国が変われば珍品になる
かなり時代を遡った話だが、
人によって環境によって、気分によって価値の感じ方が違うということは考えてみれば当然のことだが、
それは主観だけで物を見ていては手に入れられない視点であり、その視野の広さが「商人」としての技術であるとも思う
そういう昔から途切れなく続く商人たちのおかげで、我々は「色々なものを簡単に手に入れられる環境」を手にしている筈である
商人たちの商魂のお陰で、どんどん便利な世の中になっていった
商人たちは自分が儲ける為に動いたのだろうけども、結果的に足りないものを足りない場所に届け、生活の助けになったりしてきた
商人は儲かり、客は欲しい物が手に入って嬉しい
これぞ利益の最大化であり、そういう潜在的な需要を「見つけて」それを逃さず「利益を生み出す」のが商人の"創造性"で、格好いいところだと個人的には感じる
けど転売している人の「一部」は
『他人をわざわざ困窮させる』ということを自分の利益の必須条件にしている感じがある
だって、
「欲しくても手に入らない状況」にならないと割高の転売品なんて買わないじゃないか
そこが猛烈にダサい
同じ商品であっても付加価値をつける方法なんていくらでもあるのに、
一般の小売業はその「普通の状態」でうまく商売やってるんですが??
なんというか、砂糖の無い土地に砂糖を売りに行くのが『格好いい商人』だとしたら、
サトウキビが自生してる土地に急にやってきて全部勝手に収穫して「原料なくて困ってるんでしょ?僕が売ってあげるね!」って言うのが転売ヤーって感じ。
いやそれ、「普通だったら」地元の人が手に入ってたやつやん。何言ってんの??
全然自分で「需要を見抜く視点転換」も「価値を生み出す作業」もしてないやんけ。
一般の小売業が商品に手を加えず成り立ってんのは、「店がそこにあること」自体が価値だからなんだよ。
そこに加えて競合店に勝てるようにサービスとかレイアウトとかで創意工夫してるんだ。
通販もそう。「届けてくれること」自体が価値。あとポイントとかも付けてくれる。ついポイントに釣られちゃうね。
そうやって客に"利益がある"と感じさせて囲い込むんだよ。
それを何の工夫もせず同じものをただ高く売ったって破綻するに決まってんじゃないの。アホなのか?
「転売じゃないと買えない」という状況にならないと成立しない商売をやってるって時点で呆れてため息出るね
人をわざわざ困窮状態にさせないと自分が利益を得られない。え、下手くそ??
同じものを売ってても売れないんだったら自分で「自分のところでしか買えないもの」をどっかから買い付けてくりゃいいのに、それはしないんだよな。
「必要だけど実はまだ無いもの」を見抜く視点がないんだよ。そこにあるサトウキビしか見えてない。だからそれを奪うことしかできない。
奪うから嫌われる。
そもそもなぁ、本当の商売巧者はちょっと割高でも「良いお金の使い方したな!!」って思わせてくれるんだよ!!!!
人に奪われた感覚を持たせてる時点で、商売人として三流以下だと思いま〜〜〜〜〜す
ま〜〜〜〜〜す
ま〜〜〜す
ぁ〜…す
……す……
…ハァ、ハァ……
まあ熱くなりすぎたな…… わかってんだよ、こんなの大きなお世話だってよ……
実際人を困らせても儲かってんだから痛くも痒くもねーんだろ?
わかってんだよ……。
今は泣かせてくれよ……。ううっ