タイトルのとおり。
昨年予定していた結婚式・披露宴が延期→中止になって、前撮りと家族のみの挙式を行った。
もともと式を挙げたかったのは私というよりうちの親・祖父母なんだけど、私自身も仕事でいろんな企画を行うことが多いので、打ち合わせや段取りの9割以上は私が行った。
打ち合わせは夫婦で出席するけど、夫や両家の親といろいろ話して計画表を書いたり、演出を提案したり、各種リストを作ったりするのはほぼ全部私。
プランナーさんや花屋さん、カメラマンさんと電話やメールをするのは完全に私。
実際の打ち合わせのときは和気藹々と夫婦で話すけど、「じゃあ次回までにこの項目を」みたいなやつを全部私がやってた。書いてて思ったけど9割どころじゃないなこれ。
別にそんなに結婚式に憧れがあるわけでもなく、仕事も忙しい時期で面倒だな…と思ったこともあるし、何よりコロナ禍でいろんなイレギュラー・変更点があってそれなりに大変だった。
それでも前撮りは楽しかったし、夫の格好いい姿も見られたし、当日もひっそりとしたセレモニーだったけど家族に感謝の気持ちを伝えられて概ね満足したし、「やってよかった!」と素直に思った。
挙式後、専用サイトに写真データがアップされるので、それをレイアウトしてアルバムをオーダーする。(よくあるフォトブックのサービスとほぼ同じ)
思った以上に綺麗な写真で、出席人数の少なさも感じさせず(友達や親戚の写真がないのはやっぱり残念だけど)、祝ってくれた家族の表情もよく写っていてとてもよかった。一生懸命頭をひねって、バランスよく写真をチョイスし、いちばんいいレイアウトを考えた。
そして。つい先日、完成したアルバムが届いた。
夫はほとんどネットショッピングを利用しないので彼宛に荷物が塗届くことは珍しい。
「(夫)さーん、宅配です」と呼ばれて「なんだろう?」と受け取りに行き、差出人が結婚式場の運営会社だったので「え???」と感じた。
一瞬でいろんな考えが浮かんでは消えたけど、まず直感的に、一気に蔑ろにされたように感じた。
打ち合わせのとき、確かに毎回二人で行ってたけど、私が主体だったじゃん。
「両家」・「夫婦」のことだけど、それでも明らかに「窓口」としては私だったじゃん。
正直、今まで「妻の車を買いに行ったのに営業担当者は夫にばかり話しかける、資料を渡す」「共働きで(なんなら妻のほうが稼ぐ)マンションを買うのに(以下同様)」「夫はきちんと名前で、妻は『(その)奥様』と呼ばれたり書かれたりする」というつぶやきを見るたび、「別にえーやん、気持ちは分かるけど便宜上…とか、その業界では実際にほとんどが夫メインで理にかなってるとかでしょ」と思ってた。
自分が同じような経験をして初めて分かる、ということは世の常だけど、まさにそれだった。
なんだかなー。
式場からはこれまでもいろんな郵便物が届いてたけど、いつも「山田 太郎様・花子様」と書かれてたし、見積書や請求書もその宛名だったから、当然アルバムもそうだろうと思ってた。
(ちなみに、話が前後するけど、式の代金は私名義でとりあえず一括入金してる)
「式の後、ご住所の変更はありませんか?送り先はこれでよいですか?」と、それだけ訊いてくれたらよかったのに。
もしくは今までどおり「太郎様・花子様」でよかったのに。(ここで「妻が下側じゃん!」と言うつもりはない)
一年半くらいの積み重ね(ちなみにプランナーさんはじめ、スタッフさんとは円滑だったし嫌なことを言われたこともない)やまだ記憶に新しい思い出が、最後の最後に思わぬ形で少し苦くなった気分。
ただの気持ちの整理、書き残しなのでこれ以上の議論は要らないし式場に文句を入れるつもりもないけど、夫婦を相手に仕事をするみなさん、少しだけでも頭の隅に置いておいてもらえたら嬉しいです。
カネ払った方がお客様なんだよ 知らなかった?
プランナーさんが、夫の親族がメモリアルプラン会員に入っているので、 夫名義でアルバムをおつくりになると、割引が適用できますって言ってたの忘れたん?
少しだけでも頭の隅に置いておいてもらえたら嬉しいです。 お断りします。