2021-06-03

知的バリアフリー必要だなと思った

近所のスーパースマホレジが導入されている。

会計が1秒で終わるので大変重宝しているし、レジ待ちの時間が完全になくなったというのは日常品の買い物の億劫さをかなり軽減してくれている。

私の行く店舗にはスマホレジ会計を行う端末が1台しかない。

スマホバーコードスキャンしてカートにたまった品物に過不足がない状態確認してQRコードを生成してその端末に読み込ませて完了

買い物の過程オンデマンドバーコードスキャンすれば過不足は基本的に生まれないので従来の買い物のフローとほぼ変わらない。

スマホレジ抵抗のない層はその店の客層の中ではリテラシー比較的高いであろうため、もたつく利用者を目にすることはなかった。

ところがだ、最近利用者が増えたのかスマホレジに並ぶ局面が増えた。

それ自体はよい。1秒で終わるので行列がどれだけできようと基本的にはストレスがないのだから

従来のレジ会計のように金額が判明してから財布を出す、アレ。アレがスマホレジで起きたら話は別だ。

最近遭遇したのは会計端末の目前で何か操作しており、(結局のところレジ袋を追加したようだ)しかQRコード生成までのフローで迷い指が発生しおそらく10秒程度かかっていたように思う。体感は1分くらいだったが。

不思議と怒りではなく理不尽さを感じた。

サービスの仕組みを理解することができず、目の前のタスクに手いっぱいな人にとっては学習コストが高いのだろう。

この人は本来ビニール袋が自分にとって必要であることが分かった場合、端末の前で気づいたとしても一度端末から離れて別の場所にでかでかと掲げられているビニール袋を手に取り、冷静にバーコードを読み込んで端末のもとに戻ればよかったのである

最大の利点である待ち時間の大幅な減少を理解していればそのような行動に出るのがおそらく最適解であったように思う。

とはいえ店舗側もあまりメリット理解していないように思う。レジ袋を会計端末の付近においてはいけない。会計ステップ割り込みが入ってしまう。

スマホレジ程度であれば習慣化してしまえば行動が最適化されるだろうから大げさな話にはならないだろうから日常ちょっとした出来事として消化できる。

ただ、その要素を抽出するとなかなか興味深い問題本質があるように思う。

多分デジタルシフトがどうのと言われてる分野が日常侵食して、今まで全く接触のなかった一般層にリーチし始めたときデジタルデバイス弱者に対して不平等感を解消するようなバリアフリー機構必要になるだろうと思う。

今思い出したが、ATMアプリとか同じような話だな。

特に一石を投じたいとかではないので、社会組成するごくごく一部の部分でも考えさせられることがあるんだなと感じただけなのでなんの気づきエウレカもなく終わり。

  • マルエツのスカンゴ イオンのレジゴーと違ってレシート出ないから LINEレシートのポイントためられんよね

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