非モテ女性が居るとか居ないとか騒いでいるが、定義や基準を決めずに議論しても水掛け論にしかならないのではないだろうか?
居るor居ないの2値だけで考えるのも良い方法ではない、幾つかのレベルを決めればいい
交際経験0なら「非モテ」だ、非モテ女性もいくらでもいるだろう
ただ、交際経験を基準にすると、確かに「頑張ったらモテるのに頑張ってないだけ」とか「そもそも恋愛する気が無い」場合を上手く処理できない
物凄くイケメンで女性から好かれているが運や積極性の問題で経験0の男性や、アセクシュアルの人も「非モテ」に入ってしまうのは確かに雑だろう
なら、周囲からどれだけ好かれているかを基準にすればいいのではないか
それなら経験0のイケメンや、周囲から恋愛感情を持たれているアセクシュアルも区別できる
ただしここにも問題は存在する。「周囲からどれだけ好かれているか」は測定ができないのだ
なるべく測定可能な基準が良い、定量的でなくてもせめて判断が付くものが
あなたが1週間何も食べていない時、そこら辺の雑草すら美味しそうに見えるかもしれない、しかし満腹状態なら当然食べる気にならない、極上のステーキすら要らないと言うかもしれない
あなたがどれだけ飢えているかは、あなたが何を欲望しているかに依って測れる
ではそれを基準に考えてみよう
(以下、異性愛者の例。同性愛者の場合は「異性」を「同性」に変換する。本当は同性愛者や両性愛者も含めた書き方にしたかったが、上手く出来なかった、すまない)
非モテレベル-1:恋人がいて満足しているor恋人はいないが満足している状態。魅力的な異性にも欲望を示さない
非モテレベル0:恋人はいるが満足はしていない状態。魅力的な異性や、心の隙間を埋めてくれる異性には欲望を示す
非モテレベル1:恋人はいないが恋人候補はいる状態。選択の余地があるため、より魅力的な異性を欲望する
非モテレベル2:恋人はいないが積極的に行動すれば出来る可能性のある状態。より幸福な状態を目指し、より魅力的な異性を欲望する
非モテレベル3:恋人はおらず、積極的に行動しても望む条件の恋人は得られない状態。恋愛は欲望しないか、または魅力的かの条件を問わず、精神的な承認を欲望する
非モテレベル4:妥協しても恋人は得られない、本格的な非モテ。魅力的かの条件は問わず、また精神的な承認が無くても肉体的な充足があれば満足する
非モテレベル5:恋人以前に周囲から嫌悪感を抱かれる、非モテの中の非モテ。もはや異性ならだれでもよい
非モテレベル6:レベル5を遥かに凌駕する神話級の存在。恋愛対象ではない属性(異性愛者なら同性等)でもよい。人間でなくても生物でなくてもよい
どうだろうか、先ずは軽く考えてみた物なので荒削りでつっこみ所も多々あるだろうが、まずは素案として出してみた
これまでの議論を見たところ、男性はレベル4~5の話をし、女性はレベル3辺りの話をしている人が多いような気がする、だから噛み合わないのだ
また、女性による「非モテ男性は非モテ女性を無視している(非モテでありながら、美女だけを欲望している)」といった指摘があったが、あれも鋭い指摘だろう
そういう非モテ男性はせいぜいレベル2か3程度で、非モテとしては修業が足りないのだ、もっと妥協出来なければ非モテとは言えないし、妥協しないでいられる程度には何とかなって居るという事だ
発端となった(?)小野ほりでい氏が書いていた通り、非モテを不幸にしているのは「非モテが不幸である」という認識、つまりモテへの欲望を捨てきれない故だ
(尤も、その原因を解決または排除出来ると考えている点で小野ほりでい氏は楽観的過ぎるというのが私見だが)
つまり、非モテの不幸の本質的な部分は、そもそも「モテ」を欲望していなければ味わえない
どれだけ妥協し基準を下げても、それでも叶えられないからこそ、非モテは不幸なのだ
従って、非モテのレベルはどれほど低い基準の欲望を持っているか、によって測定できる。ステーキを求める者よりパンの耳を求める者、パンの耳を求める者より雑草を求める者の方が貧しいのだ
不幸を比較するべきでないと言う人も居るかもしれない
でもそれは、確かに優しい考え方ではあるのだが、どん底の最も不幸な者達にとっては、不幸さの程度を無化してしまう、この上なく残酷な考え方だ
キモい男は雑草やパンの耳とちがって害がある。 キモい男との交際は女にとって食事ではなく食糞させられる事だろう。
興味深い。 ただ、自分の欲望レベル(言葉は悪いが見境の無さ、と言っても差し支えない)と周囲から望まれるレベルが常に反比例するわけではないというのが考慮すべき点でもあると思...
私の非モテ強度は53万です
積極的に行動できないけど妥協もしないのはレベルいくつ?