おならVRという作品を買ったのだが、驚いたことにほとんどおならをしなかった。
びっくりした。
そもそもVR購買層からフェチ系の作品が強く望まれているのはFANZAのレビュー欄からもわかることだが、そういうタイトルはやけに少ない。
考えればご理解いただけると思うがフェチとVRは相性が抜群だ。
それなのにこの現状、このタイトルの少なさは不自然だ。欲望に素直なはずの業界である。
そんな中で登場したのがおならVRだったのでウキウキで購入したのだが、
演技で息むシーンが大半で、その後に搾り出したようなすかしっ屁ばかりが申し訳程度に収録されているだけなのは、怒りというより衝撃だった。
ここで気づいた。
VRの修正基準は、アナルに指や道具が触れただけでモザイクがかかるという、一番厳しいやつだ。
おならVRではその点に配慮してか、穴あきパンティというアイテムを使用していた。
アナルのみを露出させ、プレイ内容はおならだけで肛門自体にはあまり触れない、というモザイクを減らす工夫をしている。
しかし恐るべき事に、どう見ても性器が映っていないはずのアングルでも(あれが性器なら肛門と一体化している)、まるで具がはみ出しているかのようにモザイクがかかり、目の前で肛門のアップと共にチラつき続けるのだ。
性器がはみ出さないように工夫したアイテムの端にモザイクをかけることで、あたかもはみ出しているかのように錯覚させているのだ。
嫌がらせとしか思えない執念、狂気染みた脳髄破壊の精神攻撃だ。
映っていない性器にモザイクがかかる、という不可解な惨状は、何らかの侵略を暗示しているとしか思えない。
ほぼ唯一といっていいトイレ物作品を出していたメーカーの新作が、なぜか今までで一番画質が悪く、しかもピンボケしてるという例もあった。
トイレ系で有名で、独自の販売サイトも持つメーカーのHPに「VR作品」というカテゴリがあるのに、何年経っても空欄で販売されないという事態もある。
モザイク星からやってきた彼らに、VR界隈はすでに乗っ取られてしまったのだ。だからVRフェチ作品がほとんど出ず、出たとしてもフェチ的にまったく納得できない内容なのだ。
そうでなければ納得いかないことが多すぎる。
モザイク星人は、おならとかトイレとかそういうお下劣なフェティシズムが大嫌いなのだ。
やつらは、日本人がVRによって特殊な性的欲求を満足させることが我慢ならないのだ。
そんな恐ろしいやつらが、VRという人間の新たな喜びを妨害している。
ハーレムものや童貞筆下ろしといったVRマジョリティに押されて、みんな気がつかずに日常を過ごしている。
信じるか信じないかはあなた次第だが、これは大変な事態だということは言っておく。