小学生のころは学年で一番絵がうまかったし、中学くらいでもまだ学校で一番上手かったんじゃないだろうか。ここまでは、卑下せずに言える。
初めは努力してそれを超えようとしたけれど、「去年絵を描き始めたからまだ初心者~」なんて言ってる子が私よりずっと上手くて、
同人もやってて、所謂「神絵師」の人たちからちやほやされていたりとか、
バリバリのリア充の子が、「pixivのデイリー入った~」って言っていたりとかしたあたりで、一回駄目になった。
その頃は部活が忙しかったのもあって、私は絵を描くことから次第に離れてしまった。代わりに小説を書くようになった。
(小説も小学生くらいから書き続けていて、こちらの方が劣等感を覚えずに執筆ができた)
その後それでも絵がうまくなりたいと美大に入って、さらに悪化した。
美大なんてそれこそ絵の上手い人が履いて捨てるほどいる、というか絵がうまいことは個性にならない、絵が下手であることのほうが個性だった。
私は人前で絵を描けなくなったし、絵を描いているとも言えなくなったし、「小説を描いてるんだよ~」と言うことしかできなくなった。
漫画と小説を同時に出していた。同人やったことある人はわかると思うんだけど、普通同人誌って売れるのは圧倒的に漫画>小説なんだけど、(ジャンルにも寄るけど)
私の場合はほぼトントンか小説のほうが売れるくらいの体だったので、だんだん漫画を描くのがしんどくなって描かなくなり始めた。
いや、それでも描いていたけれど。
それを二、三年。
やっぱりだめだ、とまた絵に帰ってきた。そろそろDV男を切れないメンヘラ彼女みたいな状態である。
小説を書く量を意識的に減らして、漫画を沢山描くようになった。一年で1000ページくらいは描いたんじゃないか。上達は、すこしはした。確かに、したよ。でも、元が悪かったんだろうな。
同じころ、一人の人に会ったんだ。
同い年の子だった。絵がとてもうまかった。そんなのもう驚かない、傷つくこともない。
けれど、絵がうまくて、話がうまくて、描くのは早くて、仕事が私よりずっとできて、きちんとした暮らしを続けていて、人望があって、…
私は、彼女に何一つ勝てなかった。
それこそ同い年でオリンピックを連破してるような人だっている。だから、比べること自体がナンセンスだって、ちゃんとわかっていたつもりだった。
でも、耐えられなくなった。
何一つ勝てない。何一つ優れていない。
私が一人で泣きながら呻いている間に彼女は働いて、私の倍近いお給料を貰って、私の家の倍くらいの家賃の綺麗な家に住んで、漫画を描いて…たくさんの人と楽しそうに話して、友達がたくさんいて、…
人格も技能も生活も何一つ否定できるところが、嫌いになれるところがなかった。もう、私はだめだった。
ダメだ。
何を描いても、きっと誰も喜んでくれないんだよ。いや、喜んでもらっているのに、わかるのに、その言葉を受け取れなくなってしまった。
絵が、うまくなりたいな。人に、読んでほしいな。褒めてほしい、認めてほしい、喜んでほしい。
私を、絵を描く機械だと思って、コンテンツだと思って、消費してほしい。そういうものになりたい。
私は私を好きになりたい、認めてあげたい。頑張ったのは本当なのに、私が一番私を許せない。拙い右手を許せない。
あの人もこんな苦しい思いをしたことがあるんだろうか。
かき続けるあなたの努力は尊い。 おれはやめてしまった。 あなたは素晴らしい。
自称・自分を肯定できない人が単なる高望みであることがよくわかる文章
それはともかく1000ページも漫画かけるか? おれはかけないよ
「こう思われたい」という感情がは、成長の源ではあるが、一方で苦しみの源泉でもある。 かつ、囚われて苦しみすぎると、苦しいということ自体が疲労の原因となる。 離れて深呼吸と...
周りと比べちゃう人は大変だねー、としか。 死ぬまで劣等感に苛まれれてればいいんじゃないかな、執着に囚われたまま。
また半年以上前の増田に返事してる・・・
だってー。 https://b.hatena.ne.jp/entry/4670659627953864578/comment/htnmiki
じゃあhtnmikiさんとやらがあなたのみかただよ!とかはげませば 8ヶ月後にとどいたラブレターならぬ脅迫レター たぶんアニメ化はされない
半年後に返信するから消さないでね
こわっ 漬物でもつけるのか
マイナーなジャンルへ逃げろ そこではお前が一番だ
絵が下手なのに名作ってあるよね。
自分で書いた日記を読み返したわけだけど、 これを書いて九か月後?の今は、随分と状況が変わって救われた。 今年に入ってもう1000ページくらい描いているよ。読んでくれる人は100倍...