2018-01-12

異世界」と「両親が海外出張家計を任されている男子高校生」ではどちらが存在する可能性が高いか

なろう作品がすごいアニメ化しとるね。スマホ太郎にやられた視聴者の方々には申し訳ないですが割と今後もこんなのが続くと思われます

なんで異世界チートハーレムばっかなんだよ!と言いたい気持ちはわかりますだってしょうがないじゃない、テンプレじゃないと売れないんだもの

…で終わってしまうのもアレなので、真面目な考察

・なんで異世界なのか

そりゃアナタ現実世界じゃエルフ獣人もいないじゃない。

魔法は、まあ、もしかしたらあるかもしれない(?)けど、魔法耐性のない世界の街中で魔法ドンパチしたら大変(後始末とか)だよね。

・なんでチートなのか

これは他のところでも言われてると思うけど、ストレス排除のため。現実世界じゃ努力したって報われないんだもの最初から完璧なほうがいいに決まってる。

ただ、なんでそれが求められてるのか、っていうと、主人公自己投影してるから

・なんでハーレムなのか

かわいい女の子はいっぱいのほうがいいでしょう(暴論)。

ところで、あちこちで見かけた意見がある。『それはいいけどあまりにも過程適当すぎないか』『そんなん読んで楽しいのか』というものだ。これについても考察する。

過程適当

かにとんとん拍子で話が進み、出会って2話(なろうのページ換算)で攻略完了、なんてのも珍しくない。では、なぜ違和感を感じてしまうのか。なぜなろう読者は違和感を感じないのか。

これは、なろう読者とそうでない人の作品への認識が全く別であることに起因する。

一見すると、「美少女イチャイチャする」ことが目的であるように思えるのだが、実はそうではない。

美少女イチャイチャ」は、そもそもなろう作品において、あって当然・当たり前の設定であり、そのためには、「主人公」と「ヒロイン」が完全な恋愛関係にあることが必要条件

そして、その「設定」の基盤が完成するのは、そこそこの人数のヒロイン攻略『し終えた』時なのだ

設定の説明に長時間を割くというのは、読者・視聴者に見限られる可能性がある。

まり、なろう作品においてヒロイン攻略するということは、舞台設定を整えるための言うならば「つなぎ」であり、その基盤を完成させる為に過程はなるべく短く調整されてしまうのである

例えるなら、サイトルイズ出会うまでに1巻の半分も使ってしまうようなものだと考えてほしい。

これは「チート」においてもほぼ同様であるサトシオーキド博士からピカチュウを受け取るのに3話も使っては誰もついてこないだろう。

・そんなんで面白い

きらら4コマを見るような感覚で見れば面白いよ。

ちなみに、現実世界主人公の話も考えてたりはするんだけど、いかんせん主人公ヒロインが同居して無理のない設定にできるかが難しい。

大学生一人暮らしかにするしかないのかなぁ…?

  • こちらが 「両親が海外出張で家計を任されている男子高校生」かつ 「そのあいだ、幼稚園女児の世話を任された」作品、   那多ここね『ひゃくにちかん』   になります。

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