2017-12-19

ゆっきー

大前提として、ESDというグループは、ゆっきーで持っていた。

特典会での列の差を見れば、現場に行ったことのある人間なら異論はないだろう。

他のメンバーが片手や両手で数えられる人数の中、ゆっきーだけ100人、200人と並ぶのだから、人気の差は歴然としている。

現場を知らなくても、ここ最近仕事量の差を見ればおおよそ見当はつくかと思う。

ESDはゆっきーで持っていた。

無料ライブからかわれていた時ならまだしも、特に今年の夏以降は現場に来るファンの人数が劇的に増え、そのほとんどすべてがゆっきー目当てだった。

 

ここから主観憶測になるが、メンバーの仲は良かったと思う。

一人だけ人気が突出すると、決まって不仲説が浮上するが、ESDに関してはそういうことはなかったように見えた。

昔、橋本環奈が何度も不仲説を否定していたが、一人だけ人気が出たら必ずそこに不和が生じるとは限らない。

もちろん、嫉妬や羨望は少なからずあったと思う。

ただそれでも、だからゆっきーにいなくなって欲しいという気持ちより、ファンが増えた現状をチャンスと捉え、単推しから箱推しになってもらおうという気持ちの方が強かったように思える。

まずは知ってもらわなければ話にならない。

ゆっきーの人気が上がったことで、知ってもらう機会が増えたのであれば、それを自ら潰してしまうより、上手く使った方がいいに決まっている。

その程度の打算はあったのではないか想像する。

 

そのゆっきーが辞めると言い出した。

自分はなにぶん日本の果てに住んでいるので現場には行けなかったが、辞める理由の一つに、「メンバーに甘えすぎていた」などと言ったらしい。

ESDスレッドPart6の340の投稿が、現場空気を一番的確に表しているのではなかろうか。

中島メンバーに甘えてはいけない」

メンバー・・・えっ?」

ようやくファンが増えて認知度も高まり、良くも悪くもゆっきーに乗っかっていこうと考えていた(予想)矢先に、辞めると言い出した上、その理由は一体何なのか。

もちろん、冷静に考えてゆっきーが辞めるのはわかる。彼女にはもはやESDという小さなグループ足枷しかなかったと思う。

その辺りのことは12月12日に書いたので、ここでは割愛する。

とにかく、メンバーは「見捨てられた」と思ったに違いない。ゆっきーがいなくなってしまえば、夏から増えたファンが来なくなってしまうのはもちろん、それ以前の集客だって厳しいだろう。

また全員認知可能というファンからスタートしなくてはいけないのか。残されたメンバーの心境は容易に計り知れる。

 

詰まるところ、ゆっきーが辞めればESDは瓦解する。これは明白だった。

前述のスレッドでは、新メンバー募集するとか、前向きな発言もあったが、解散するだろうという意見大勢を占めていたし、自分もそうなると予想していた。

からこそ、昨日のゆっきーブログにある、「グループ活動休止するとは考えていませんでした」の一言釈然としない。

893が、

中島さんのブログ読んだけど腑に落ちない。

と書いているが、まったく同感である

自分が辞めればESDは崩壊する。だから残れと言っているわけではなく、当然それはわかった上で辞めるのだと思っていたら、ブログの内容を文字通り受け止めれば、それはまったく予想外の出来事で、驚きに呆然としているように読める。

他のメンバーもやりたいことや夢はもちろん考えていたと思うが、それに一番近いのはゆっきーに乗っかることだった。例えばそれは、『まんなかあいらんど』が最もわかりやすい例だろう。

昨夜も書いたが、ゆっきーがESDを辞めなければ、二人も辞めていなかった。もちろんこれは憶測しかないし、答えはわからないが、ようやくこれまでの努力が実を結んで、少なくともそれまでよりは色々なことが上手く回り始めたこタイミングで辞めるのなら、とっくに辞めている。

からゆっきーが書いているほど前向きな退所ではないと思う。ゆっきー事務所には残っているのだから、留まれば少なからず相乗効果はあるかもしれないが、それを選ばなかったのは絶望プライドではなかろうか。

 

ゆっきーブログの内容をどこまで本気で書いているのだろう。

普通に考えれば、建前に思える。冒頭で書いた大前提を、ゆっきー本人が気付いていないとは思えないし、さすがにそれを自分で書くのは傲慢なので、さも驚いたふうに書き、辞めていくメンバーにも前向きなエールを送ったように見える。

ただ、前述の「メンバーに甘えすぎていた」発言も含めて、全部純粋にそう思い、本気で素直に言っているのかもしれない。むしろその可能性が高い。

なぜなら、ゆっきー天使から

ゆっきー天使可愛い。好き。好き好き大好き!

ボクハゴムガスキダ。

 

私は事務所に残る、奏音ちゃん、ひかるん、えりさんと共に夢を目指して頑張っていきたいと思っています

この中にある「共に」の2文字を、我々は(と、主語を大きくしていいかはわからないが、きっと我々ドリーマーはみんな)信じている。

その言葉が建前ではなく、本心からそう思っていることを、心から願っている。

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