○名前
救世主とは他称で、アバター的なキャラのため本名は存在しない。
○デザイン
アバターなので色々選ぶことができる。
ちなみに、キャラデザはあのちびまるこちゃんのさくらももこなので、Xboxのゲームにしては馴染み深いキャラデザである。
・ちからっ子
すごろくゲームとしてのこのゲームの特徴である、ちからっ子マスに関係する能力。
ちからっ子は、まず取得するマスに止まったりやミニゲームで勝つことで、ちからっ子を取得し、
その後、その「ちからっ子マス」に誰かが止まると、ランダムで色々な効果が発生する。
ランダムなので、そのタイミングでは意味のない効果が発揮されることもあるのだが、中でも強烈なのが「止まった相手の手番を奪う」効果だ。
どのような状況であっても手番が増えることは有利になる上に、相手の手番まで奪えるのだから、作戦がいかようにも立てられる強効果。
ちからっ子が忍者の人のときによく発生していた気がするので、ちからっ子を引くときは「忍者こい! 忍者こい!」と良く祈っていた。
なお、このちからっ子は、さくらももこの神のちからっ子新聞の登場キャラらしい。
・るーれっと
基本的には1〜6がランダムで出る「きほんルーレット」を回してボードを進めて行くすごろくゲーなのだが、
2、4、6しかでない「ぐうすう」や、1、3、5、7、しか出ない「きすう」などの、きほん以外のルーレットも入手することができる。
このルーレット、特に90%ぐらいの確率できめられた値を出せる「nすすみたい」を多く持ってあがりに近づくのが勝利の秘訣である。
(あがりにはぴったりで止まらないといけないため、進む値が決められる「nすすみたい」は運にあまり左右されない強能力)
で、ならどのようにルーレットを集めるのかというと、実はあまり確実な手段がない。
ルーレット入手マスに止まる、ミニゲームの報酬がルーレットであることを祈る、などの運要素に左右されるのだが、
この「るーれっと」というルーレットは、半分以上の確率でその他のルーレットを入手できるのだ。
なので、まずは「るーれっと」でルーレットを集めてから、先に進むというのが、割と良い戦法なのである。
とはいえ、結局このゲームは運ゲーなので、こんな戦略を立てたところで、通用するか否かは別だし、
そもそも「るーれっと」の入手自体が運ゲーなので、はいはい運ゲー運ゲーなのは間違いないのだが。
○名台詞
………ち、ちがう!
救世主だ!!
カメばあという怪しいおばあさんに命じられ言われるがままに救世主として活動させられる主人公。
しかし、それはカメばあが市長になり市中の梅干しを独占するための広告塔にすぎなかった。
そんな主人公に対し
「おぬしは、もともと救世主でも何でもないんじゃ
おぬし、ただの通りすがりじゃ」
と告げるカメばあに対して、力強く言い切ったのが、この名台詞。
押し付けられた運命や使命であっても、それが自分が望むものでなかったとしても、それで得た知識や経験や技術がなかったものや意味のないものなるわけではなく、
それを自分がどう受け止めるかしだいなのだ、みたいな割と強いメッセージ性を感じさせる部分で。
正直、ここまでこの町の住人に好感度もなかったので、感動するようなポイントでもないのだけれど、
言われるがままに行動していた主人公が初めて、自発的に自らを鼓舞させるような格好いいセリフを言う場面で、ちょっと、ほんのちょっとだけ感動する名シーンだった。