皆さんは普段から英語で情報収集をしていますか。そうしている人であれば働く場所としての東京の評判をよく目にすることかと思います。私は東京で働くソフトウェアエンジニアであり、会社の評判を調べたりする際に英語でも色々と調べることがあります。その中で日本でソフトウェアエンジニアとして働くことが海外の人達にどう思われているのかということを知ることがあります。またソフトウェアエンジニアという職やIT業界に限らず、広く一般的に日本で働くことに関する評判を目にする機会は多数あります。まずは一般にどう思われているのかについて述べ、次にもう少し細かくソフトウェアエンジニアやIT業界について述べようと思います。
海外の人達が日本で働くことに関して思っていることは主に以下のようになります。
ざっとこんな感じです。どうでしょうか。普段よく日本人も文句を言っていることですね。実はこれらの評判は全世界に知れ渡っています。外国人は東京のことは大好きだったりします。東京は安全だし楽しめる場所がたくさんあり、ご飯もおいしくサービスも安い店でも良い、ということで住むこと自体にはみんなポジティブな印象を持っています。東京は住むのは最高だけど、働くのは最悪、というのがある程度合意されたイメージになっています。悲しいですね。少子化問題で移民をもっと受け入れるべきではないかという議論がありますが、門戸を広げたところでこのようなイメージの国に優秀な外国人が働きに来てくれるでしょうか。
ではIT業界、特にソフトウェアエンジニアに限った話も少ししようと思います。よくベイエリアと東京のソフトウェアエンジニアの給料を比較して嘆いている日本人がいますね。またソフトウェアエンジニアの社会的な地位の低さを嘆く日本人もいます。会社の業務の進め方の非効率さを嘆く日本人エンジニアもいます。これらのことは全て外国人の間でもシェアされています。さらに不幸なことに実際に日本で働いたことがある外国人が悪評をどんどんと広めていっています。海外の人の間でシェアされている内容をまとめると以下のようになります。
これは相当まずいです。ソフトウェアエンジニアのタレントプールは基本的にグローバルです。世界中の会社が優秀な人達を奪い合っている中で日本の会社が今の体たらくのまま経営を行っていれば誰も日本を選んで働いてくれることは無いでしょう。実際に私が今まで会ったことのある外国人のソフトウェアエンジニアの多くは奇特な人達でした。例えば妻が日本人であるとか、日本のことが大好きで大好きで日本語検定1級を持っていますというような人、アニメが大好きな人など、日本との関係が深かったりかなり強い思い入れがある人達が大半です。東京という都市自体は魅力的なのに誰も働きたいと思わないというのは悲しすぎませんか。
「東京は住むには良いが働くには辛い」というのは何も日本人が思っているだけでなく外国人にも知れ渡っていることです。「日本スゴイネ!」と外国人が褒めてくれることばかりではなく、けなしてくれていることにも耳を貸して是非ともまともになってほしいものです。
日本で働くことに関する情報は掲示板、QAサイト、YouTubeなど様々なところで見ることができます。一例を以下にあげます。
20年前の東北や北陸人からすると、東京は働くところで、人が住むところではないって感じだったけどね。 集合住宅に対するウサギ小屋って批判も、タワマンが出来て価値観変わったの...