2017-07-09

から自立するときのための心構え

https://anond.hatelabo.jp/20170706214018

親に心底ウンザリしており、物理的にも精神的にも独立したいという前提で話をする(単なる反抗期受験ストレスかもしれない可能性はとりあえず棚にあげる)。

まず、誰が見ても自分が悪い、というのは間違い。物理法則でもないかぎり、正しさは自明ではない。それは家庭内ドメスティック流通する価値観に過ぎない。世の中の価値観は本当に多彩なので(世界宗教文化を漁ってみるとよい)、何が正しいかなんてはっきり確定することはできない。今感じている価値観迎合するかどうかは、あなた選択余地がある。たとえば「子供は親に似る」というのは、「ただし親の価値観を無批判に受け入れた場合には」という条件付きである

何が正しいかどうかや、精神論なんて、人それぞれの事情に左右される。にもかかわらず、事情を知らない人が、心無いアドバイスを投げてくることはこの先本当によくあることなので、いちいち間に受けないほうがよい。道徳は、一般的事情ではこうしなさいと言っているに過ぎないので、特殊な状況では、道徳むしろ邪魔になる。

いつ独立すべきかという問題について、高校生一人暮らしというのは非行少年でもなければ流石に聞いたことがない。残念ながら現実的ではないので、検討するだけ無駄だろう(寮はよくわからない)。よって高校で親元を離れることはできずツラい可能性があるが、全てを諦める必要はなく顔を合わせる機会を減らすといった工夫の余地がある(たとえば勉強理由にして頻繁に外出したり、時間のかかる部活をしたり)。やはり大学が大きな転機になるから、そこで綺麗に独立成功させるためにはどうすればよいのか、と考えるのがよさそう。高校が決まったあとにでも、じっくり作戦を考えてみるとよい。

DNAがどうこうとか、本当に吐き気がするのでやめてほしい。全部遺伝とか血で説明する各位に聞きたいんですが、両親が前科者だったら犯罪者DNAが入っているからもう終わりなんでしょうか。もちろん、遺伝性格が影響される要素も部分的にはあるが、経験的に、また様々な科学事実から自分の力で選び取れる余地がとても大きいことがわかる。

から脱出孤独作戦で、一般的に、親は敬うものだとされているので共感されにくい。これは仕方がない(毒親コミュニティみたいなのもネットにはあるが、傷を舐め合っているだけで、あまり建設的でない印象がある)。脱出は大変であるけれど、いくら理不尽でも、どうせ、自分人生責任は、自分でとるしかない。私の場合は、やっぱり脱出してよかったと思う。

記事への反応 -
  • 当方中学生。受験戦争真っ只中である。 つらい。本当につらい。 何がつらいって、毎日母を見なくてはいけないこと。 お母さんは大好きだ。だから自分も母とよく似た性格になってい...

    • 親に心底ウンザリしており、物理的にも精神的にも独立したいという前提で話をする(単なる反抗期かもしれない可能性はとりあえず棚にあげる)。 まず、誰が見ても自分が悪い、とい...

    • 君が「似ている」と考えている99%は思い込みで、人は先天的要素で性格が確定するなんてことはない。 後天的に母親を見て学習したから、母親の口調や論法が似ただけで、それはいく...

    •   お母さんを 大好きだと 思えているのは とても 良いことです   お父さんの DNAも 半分 もらっているのですから   何もかも 同じではないです   勉強に 専念するを...

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