2015-06-18

自分キャラクターが定まらない

当方女。

まらないというより、相手のキャラクターに合わせて自分キャラクターを変えてしまっているような気がする。

自分より高くかわいらしい声で話す女性には、声低めでガサツそうなキャラクター

逆に落ち着いた雰囲気の人(男女問わず)と話すときには、こちらの声を高めにして、多少抜けているところがある風に喋る。

周りが自分より軒並み駄目そうなとき(めったにないが)は、できる限り自信があるような素振りをする。

男性と話すときは声のトーンが2段階ぐらい上がる。なんだかんだで愛嬌は大切だ。

あと、関西弁を喋る人には訛りを徐々に寄せていっている。出身地がそっち側なのでそうなる。他の方言は無理。

相手に応じてふるまい方を変えている、というよりは、“変わってしまって”いる。制御ができない。

おそらく、こうふるまえば相手からの好感を得やすいであろうと自分判断したキャラクターになっているのだろうと思う。

困るのがガサツキャラで対応している相手と声のトーンを上げて喋るタイプの相手が同時に話し相手として存在するようなときだ。

自分の中でつじつまが合わなくなると、今まで自動的に表出していたキャラクター機能しなくなる。こうなると手動で両方のキャラクターを調整し、なんとか軟着陸させなければならなくなる。超苦しい。

この場所ではこのキャラクター、と決めていれば、上記の謎の矛盾に苦しめられることがないと思うのだけれど。

私の場合、例えば人間関係限定された職場ブース内でも冒頭の5種のキャラクターを使い分けようとしてしまう。正確には5種と言わず、相手ひとりひとりに合わせて微調整しがちだ。

もちろんこれを全開でやってしまうと非常に痛い人物になってしまうのはわかっていて、できる限り暴走を抑えて無難にふるまおうと心がけている。でも、そのとき自分が演じたいキャラクターはにじみ出てしまっていると思う。

パートナーから相手によってキャラクター全然違うよね、と指摘されて、やっぱり他人からもわかるのねと気落ちし同時に恥じた。

相手によってキャラクターを演じ分けるような賢しいことをしているのを看破されたのが恥ずかしい。でも自動的にやっちゃうものだしなあ。誰に対しても常に同じトーンでいられる人をうらやましく思う。

中二病のようなことをつらつら書いてしまって、自分でもなんじゃこれはと思う。けど目下の悩みである

ぼっち歴が長く他人を観察する能力に欠ける私には、これが異常なことなのかがよくわからない。

6/19追記

トラバブコメでいろいろご意見いただきありがとうございました。共感してくださる方がいて嬉しかったです。

レスポンス用に文体をですます調に変えるのもキャラの切り替えに当たるんだろうか。ううむ。

自分の中で答えはまだ出ませんが、「キャラが定まらないキャラ」で行く、ってのは思いつきもしなかったので窮したときはそれで行こうかと思ってます

八方美人であることに罪悪感を多少なりと感じていたと思うので、ある種開き直った方法は思いつかなかったんだろうなー。

平野啓一郎さんの「分人」に関する著書を今のところ読んだことがないのですが、どういう内容の言説なのかを調べてみました。

この方の論って、あんまいい例えじゃないかもしれないけど、多重人格の人を扱った創作物とかで見る「つらい思いをしているのは私じゃなくて別の子」みたいな話に着陸するんでしょうか。

自分の中にたくさんキャラがあり各々が分離していれば、対人関係ダメージを受けるのはそのとき表出していたキャラのみで、自分をまるきり否定しなくて済むみたいな。

「芯になる性格」を用意できないことに不都合があるのでは、と考えていたんですが、メリットがあるのであればこのままでもいいのかもしれませんね。

ただ現状キャラをそこまで分離させられるほどの器用さはありませんです。要旨を全く読み違えてたらごめんなさい。

給湯室でブリッコよねー!と陰口を叩かれるのに近いことは正直あります。まずいなと感じた場合、とにかく相手に恩を売っていく方向でカバーしようとします。

全方位に八方美人してますが、同性には(群れの権力者には特に)入念になります。あと、私の持ちキャラ基本的に全てが、下手・いじられキャラであることが奏功しているようです。

表面上は波風を立てていない、と思うのですが裏でどう思われているか怖いです。

個人的にはこの状態はコミュ障の一類型で、サービス精神の過剰な発露というか、話し相手への過剰適応引き起こしているものと考えています

  • ■自分のキャラクターが定まらない http://anond.hatelabo.jp/20150618221002 の別の形について。 僕は元増田ではありませんが、似たようなタイプの人だと共感しました。 僕は、 話好きな先輩...

  • すごく共感する。自分も相手のキャラで対応が変わる。 でもこれ処世術というよりは、会話のボケツッコミの配役みたいなもんだと思う・・・ かわいい女性役には男性的な友人役、その...

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