ここのブログ記事。
http://ameblo.jp/typexr/entry-11934685090.html
俺自身も朝日新聞に嫌悪感がある方なので、わくわくして読んでみたら途中からトンデモ方向に進んでビックリ。
問題の部分は最後の円安で享受を受けているメーカーで富士重工業を取り上げている所。
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そりゃ、海外に生産拠点を移した企業の売上は増えないでしょう。汚い言い換えです。
普通に解釈すれば、国内に生産拠点を残しておいた企業は、円安になって売上高は猛烈に増えています。
たとえば自動車メーカーの中で国内生産比率がダントツに高い富士重工業(スバル)です。
2014年4月期の売上の実績は、2年前の2012年3月の実績と比べると、なんと58%も売上が増えています。
国内に生産拠点を残しておいた企業が勝ち組になっているわけです。
これが、円安のメリットです。
朝日新聞はこのような事実をあまり報道せず、なぜ、円安のデメリットだけを報道するのでしょうね?
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為替による収益好転はよくある事ですが、一例で富士重工業を取り上げるのは間違いなく間違いなく恣意的。
この富士重工業という会社に関して一番言いたいのは、他と比べてあまり景気に左右されない希少な会社という事です。
世界中にスバル車が大好きな人が沢山いる為、不景気でも高価格でも問題なく売れます。ユーザーの絶対数は多くないですが。
2008年のリーマンショックで影響が小さかった数少ない企業であり、この会社が何かの記事に出てきたら要注意です。普通の会社ではないです。
ですが一部ではスバリストと呼ばれているようで、数年前まではオタクの車という認識が強いブランドでした。
ところが2011年に大ヒットを飛ばします。現在のモデルのインプレッサの投入です。
この車にはアイサイトと呼ばれるプリクラッシュブレーキシステムが本格搭載され、スバル車=安全という新たなブランドイメージを確立しました。
アメリカの方ではコンシューマーレポートという色々な製品の査定を行う雑誌があるのですが、小型車セダンの部門で1位を獲得しています。
その後レガシィやフォレスターにもこの技術を追加し全て大ヒット。このもの凄い時期がちょうど2011年から現在までに起こったのです。
ブログではまるで円安が輸出型企業にもの凄い追い風をもたらすたかのように書いていますが、はっきり言ってたまたま円安の時期と成長期が被っただけ。
こんな事書くと反日って叩かれるのかな?