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はてなキーワード: 信用毀損罪とは

2023-08-24

anond:20230824222129

うん。

正確にはデマを流すこと自体は、犯罪に該当しない。

けど、デマ他人の信用をおとしめる結果を招いた場合は、刑法第233条前段に規定されている「信用毀損罪」にあたるおそれがあるよ。

また、他人業務妨害した場合は、同じく刑法第233条の後段に規定されている「偽計業務妨害罪」で罰せられるかもよ。

あと、デマ拡散(リポストブコメ)も犯罪になる可能性あるから

ももう遅いと思うよ。

投稿削除したとしても、開示請求されたら個人特定されるから

2022-05-24

ゆっくり茶番劇」の商標登録を阻止するにはどうすればよかったのか(これからどうすればいいのか)

ゆっくり茶番劇」の騒動は、商標権者側が放棄手続を行うという発表で幕引きされた(実際にされるかはこれからだが)。

そもそも登録されないためにはどうすればよかったのか、これからどうすればいいのか、現実的対応をまとめたいと思う。

 

そもそも年間の商標登録件数はめちゃくちゃ多い

特許庁の「特許行政年次報告書」によれば、2020年に年間で登録される商標の数は実に約130,000件に上る。

https://www.jpo.go.jp/resources/report/nenji/2021/index.html

 

ちゃんと周知徹底しろ」「利害関係者に自動で伝えるシステムしろ」という、分かったような苦言をよく見るが

この方々の脳内では商標登録は年間で数百件ぐらいのイメージなんだろうなと思う。

年間13万件の個別商標公報をいちいち国民全部に周知するのは現実性に乏しく、

実際にシステムを作ったとしてもこの人達絶対に見ないし税金無駄だとか文句言うだろう。文句しか言わないから。

 

ゆっくり茶番劇」の商標登録を阻止するにはどうすればよかったのか?

商標登録されるまでは「商標公開公報」と「商標登録公報」の2回公報発行がなされるので、そこで気づくしかなかった。

逆に言えば、特許庁からすれば『2回も公報発行した(+異議申立期間も設けた)のに何文句言ってんだお前ら』という感じ。

ただ、商標の年間の出願・登録件数は上述した通り多く、個別商標公報をいちいち国民全部に周知するのは現実性に乏しいので、

必要な分野や文字表記等について、J-PlatPat等の検索ツール自分確認をしに行くというシステムがとられている。

 

また、今回の騒動で知った方も多いとは思うが、商標登録を阻止するための方法は下記3種類が挙げられる。

 ・情報提供登録前)

 ・異議申立(登録後2か月:誰でも可)

 ・無効審判登録後:利害関係者のみ)

登録後2か月が経過すると権利化阻止のハードルが跳ね上がるので、できれば公開公報が発行され、まだ審査が進んでいない時点で情報提供を行っておきたい。

(※情報提供も異議申立等と同じく、商標法の登録要件をどう満たさないかを法に則って説明する必要があるので、弁理士に任せよう)

 

上記を踏まえた現実的対策

基本的には「自分が取られたら困る言葉についてウォッチングしておく」or「取られたら困る言葉は先に取る」しかない。

 

あなた法人(or 神主のように有力IPコンテンツオーナー)なら?

守るべきものが明確だと思うので、民間商標調査会社提供している商標ウォッチングサービスを勧めたい。

ステマだと思われたくないので、詳細な会社は「商標 ウォッチング」で検索して見比べて欲しい)

 

当然お金はかかってくるが、ウォッチングにかかる手間を代行して商標ゴロや競合の類似名称出願のリスクを低減してくれるのと

外国での商標対策や 無効化等についてもワンステップで相談に乗ってくれるところもあるため、

もし商標に関して付き合っている特許事務所等がない/ウォッチングサービスをやってないならこの機会に検討をしておきたいところ。

 

あなた個人特定コンテンツファン)なら?

今回の騒動でも、外野知識のない方々が間違った情報で騒いで関係各所に大きな混乱が発生したので、

正直、正当な権利者でもないあなたがどうこうする問題ではないとは思っているが、

好きな界隈についてこの機会に自衛を考えたい、という気持ちは分からなくもない。

 

ただ、上記のような調査会社個人契約してくれるかは不明だし、契約してくれても個人運用するには結構高額なので、

Twitter商標速報bot活用を勧めたい。公開された商標出願の内容をタイムリーに全部つぶやいてくれるという優れものだ。

https://twitter.com/trademark_bot

 

このbotから自動特定キーワードを拾ってくるシステム等を作ってもいいだろうし、

twitter検索であれば「from:trademark_bot検索キーワード)」で商標速報botに絞ってキーワード検索もできるので、

「何か個人でやれることを見つけたい」という人はそれぐらいから挑戦するのもいいだろう。

 

特許庁の今年のシステム刷新によって、商標関連の公報毎日公開される運用に変更になった。

仕事でもないことで日常生活差し障っては何にもならないので、1か月に1回等、日を決めて運用するのがいいだろう。

最後

もし一見問題となりそうな商標出願が見つかっても、あなたイメージする問題と実際に商標で起きる問題範囲が異なることが多い。

(今回の騒動でも、ゆっくりジャンル全体に影響が出るとカッとなって誤解したり、ゆっくりの絵柄にまで権利が及ぶと勘違いしている人も多かった)

アクションを起こしたり騒いだりする前に、本当に影響があるものなのかできれば専門家弁理士)に相談しよう。

 

間違った情報騒動になって実際に損害が出てしまうと、一般的ネットデマと同じく、名誉毀損罪信用毀損罪に該当したり

民事上の損害賠償請求をされる可能性もあるので、発言には責任を持とう。

 
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