2023-02-15

DBDの大会について思うこと

閲覧ありがとうございます

ここ最近のDBDの大会について書いていきます

筆者はケイトクラウンDLC実装直前くらいから始めました。古参ではないにしろ初老には入るレベルだと思います

私は大会運営者でも参加者でもないので、第三者一般プレイヤー視点と思っていただけたら幸いです。

DBDの競技性と大会について

DBDについてある程度知っていると目にするであろう大会大会勢という言葉だが、果たしてDBDには大会ができるだけの土壌があるのだろうか。

恐縮だが、私はそうは思えない。

ゲーム大会には「競技性」が重要視されているが、これについて議論すると永久結論のでない哲学領域に入ってしまうので省略する。

ただ、競技性について1つ思うところは「参加者全員が同じ目的を目指していて、その過程に至るまでの公平性と運のバランス」が重視されている傾向にあるということだ。

APEXだったら1位、Varolantだったら相手チームに勝利する。と全員の最終的な目的はほぼ一致していて、ゲーム内でも「Champion」だの「Victory」だの表示されて明確に勝利条件が決まっている。

そしてその目的がそのまま大会の優勝条件になっていることがほとんどだ。1番勝った奴が優勝。実にわかやすい。

またAPEX含むバトロワ系は全員が何も持たないほぼ公平な状態で始まる。そこから序盤に強い武器を拾ってより強くできるか、ヒーローシューター系ならキャラ構成の相性が運になるが、実力や連携次第で覆すことも容易にできる。

大会が多く開催されるゲームほど競技シーンを意識した調整がされていき、環境も目まぐるしく変わっていく。

ではDBDはどうだろう?

まずサバイバーキラーで人数と目的が全く違う。そしてサバイバー4人の中でも

脱出できれば満足な人

・ロングチェイスできれば満足な人

デイリーチャレンジが達成できれば満足な人

推しキラーに会えれば満足な人

バラバラなのである。言い換えれば、自分勝利条件を決めることができるのだ。

PvP対戦ゲームでありながら非対称かつ目的曖昧である。それが奇跡的に噛み合って毎回違うドラマ生まれる。これこそがDBDの最大の特徴と言えるであろう。

脱出したいという人もガチガチに4人PTを組んで、ガチガチにパーク構成役割を決めれば脱出率は上がるだろうが、そうしている人は果たしてどれくらいいるだろうか。

バランス議論毎日のように飛び交っているレベルかつ、DBD運営も調整の内容がパーティゲームにしたいのか競技ゲームにしたいのか二転三転することが常なので、このまま大会を開催することは難しい。

では、DBDの大会運営する人達はどうしているのだろうか。

まずサバだったら〇人脱出でXポイントキラーだったら〇人処刑でYポイント、とサバイバー間とキラー間で目的を一致させ、そのポイントの合計数が一番高いチームが優勝とすることで参加者全員の目的を一致させる。

そしてキャラ、パーク、アドオン制限を設けることで公平性を生み出す。

運営者はこうしたルール試行錯誤しながら設けることで、何とか競技性を生み出している。

大会を開いて運営すること自体はとても良いことだと思う。

DBDの大会ほとんどがプレイヤー有志による開催となっている。この人達はDBDをもっと知ってもらいたい・盛り上げたいという気持ちがあるのだろう。

それは素晴らしいことだし、尊敬することでもある。

だが、私がDBDは大会ができるゲームではないと思っている最大の理由は、参加者の質だ。

ここで言う質とはプレイヤースキルのことではなく、参加するにあたる意識責任のことを指している。この質が他ゲームに比べてあまりにも低すぎる。

SNSを見ているとDBDの大会比較的大規模な大会でも毎回のように炎上している。あまりにも炎上の頻度が高いので私も苦笑を禁じえなかった。

そういえば数年前に1回だけ開催された公式大会燃えてたっけ。

炎上の多くはチートグリッチ使用煽り行為に起因している。これらを行ってしま理由として、

大会に参加する=より多くの人に自分の行いが見られる=DBDのプレイヤー代表として見られる

大会開催者へのリスペクト

これらの意識の欠如ではないだろうか。

通常の公開マッチのように仲間内しか見られていないという感覚のまま大会に参加して迷惑行為をしてしまい、それがリアタイアーカイブ視聴にてその様が広まって炎上する。

本質的にはつい最近社会で爆発炎上したスシローでの迷惑行為加害者と何ら変わりはない。

そして最近では、大規模大会参加者裁判レベル不祥事を起こし、それが運営にも飛び火して結果的大会運営チームを解散する事件が起きた。

こんな事は前代未聞だ。そうしたプレイヤーが参加する確率があまりにも高すぎるのだ。

これを聞いて「そういった人はほんの一部で、多くの参加者マナーモラルを守っている」と思われる方も多いだろうが、特にネットではネガティブイメージの方が記憶に残るものなので、

残念ながらこれがDBDというゲームなのかと広まってしまうのだ。

DBDは調整の度、「これで人口が減ってサービスが終了する」と言われているが、steam人口はずっと横ばい推移なのでサ終はもう少し先になるだろう。

だが大会に関して今後もこのような事態が続いていけば、ただでさえ競技に向かないゲームなので開催頻度はどんどん下がりやがて身内レベルの小規模大会くらいしか残らないだろう。

プレイヤーの質を上げることが重要だがこればかりは個人モラルに委ねるしかなく、またここまでの経緯を見るとあまり期待できない。

「DBDの大会」という存在は、今大きな岐路に立たされていると考えている。

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