2015-12-25

就職してからまもなく3年が経つ

就職してもうすぐ3年になるので、仕事に対する不満について書いていこうと思う。

細かな不満はたくさんあるけれど、私が仕事をしてきたなかで、最もイラッとしている不満だ。

私はとある広告制作会社採用されて入社したのだが、私はその会社にとってはじめての新卒入社だった。

当時は会社の業績が順調に伸びていたので、二人ほど新卒を入れようということになったらしい。

私は少人数で仕事もすぐに任せてもらえるという話に惹かれて、この会社を選んだ。

ちなみに、私の同期になるはずだった男の子は、内定を辞退したため、実際に入社したのは私だけだった。

大学卒業したての私は、当然のことながら、右も左もわからないひよこだった。ただ、まあまあの学歴だったので、期待されていることはわかった。

働き始めて最初の三ヶ月は、広告制作研修に当てられた。広告制作には難しさも感じたが、とても楽しかったし、責任の重さも感じることができ、手応えを感じていた。

しかし、この時点で、疑問を感じることもあった。ビジネスマナー研修がほぼ全くと言っていいほどなかったのだ。

私は就職活動に備えて、秘書検定を取ったり、ビジネスマナーセミナーに参加したりしていたが、そうしたものと実際に仕事場で行うのとは勝手が違うため、不安だった。

周りを見て、電話対応お茶汲みお茶出しをしてはいたが、他の企業就職した友達の話を聞くと、しっかりとした研修があったようで、羨ましいと思った。

はじめて新卒をとった会社から、このあたりは仕方がなかったのかもしれない。

制作仕事は、どのような業界でも基本的下請けである。自社の営業担当が直接クライアントから取ってきた仕事もあるとはいえ、ほとんどの仕事は、大きな広告代理店から下りてくるのだ。

ごくごく簡単に書くと、クライアント広告代理店制作会社という形だ。

私たちは、クライアント広告代理店の人たちが決めた方針に沿って、広告制作することになる。

しかし、広告方針まで制作会社に丸投げしてくるクライアント代理店もあり、その境目は曖昧だった。

そして、私はここで大きなミスおかししまう。

広告を実際に制作しはじめて間もない頃、私は広告代理店担当と打ち合わせをしていた。

その広告は、いわゆる丸投げのもので、私が広告方針まで決めなければならないと上司から聞かされていた。

そこで、私は制作の傍ら、色々とクライアント業界について調べて方針を立て、打ち合わせのときに、広告方針について広告代理店担当提案をした。

そこで担当の表情が一変した。

実は、打ち合わせをしていた広告は、クライアント代理店方針を決めるものだったのである。つまり上司の話していたことが間違っていたのだ。

その時以来、私は、職分を守らず、あろうことか取引先に口出しをする傲慢人間として、代理店担当の人々に扱われることになってしまった。弁明の機会も一度もなく、いきなりである

最初理不尽に感じたが、今となっては、これが下請け会社日常なのだとわかった。

ちなみに、こうした口出しが逆に好まれときもあるので難しい。成果物提出まで時間がないときは、担当飛ばしクライアントと直接コミュニケーションをとることも頻繁にあり、そのような場合は、むしろ口出しが好まれるのだ。

だが、もちろん、基本的に職分をおかしてはならない。新人からといって、甘えは許されないのはわかるし、今考えると、自分の機転とコミュニケーションで解決できた部分もたくさんあった。

これはとても反省している。

しかし、納得できないのは、上司の指示が間違っていたことだ。上司にあちらが方針を決める案件だったみたいですと報告したところ、あら、そうだったの、という感じで軽く流されたことにもいまだに腹が立っている。

あの一件のせいで、いまだに私は、広告代理店担当者たちに、自分では仕事ができると考えている傲慢人間という扱いをを受けたままなのだから

しかも、こうした指示ミスはその後も頻繁にあった。代理店と私の会社上司の指示の食い違いが私に降り掛かってくるので、とてもイライラしている。

しかし、不思議なのは上司には別に悪気がないようにみえることだ。おそらく、悪気はないのだろう。ではなぜ、こうした食い違いばかり起きるのか。

思うに、いままで上司がやってきた仕事スタイル新卒にそのまま当てはめることができなかったのだろう。

代理店から見て、私の上司に許されていることが、新卒である私には許されない。なぜなら、新卒である私には経験が不足しているからだ。だが、上司自分仕事方法そのままを私に伝えてくるのである

新卒である私を通して、こうした一般化できない部分が明らかになっているのが今の状況なのだ

はじめて新卒採用した会社では、こうしたことが起こりやすいのかもしれない。

いまでは、他の企業には存在するという中間研修も一切なく、これでいいのかと首をひねる毎日を過ごしている。

他の会社新卒で入っていたらどうだったのだろうと思わずはいられない。

ちなみに、私の入社した年にも新卒採用実施したようだが、誰もとらなかったようだ。いや、とったが辞退されたのだろうか。その可能性のほうが高そうである会議でも採用についての話をしていたし、リクルートスーツを着た学生らしき人たちもいたので、面接実施したはずだ。

もちろん、この会社に入って、いいこともあった。少人数なので面白い仕事も回ってくるし、上司を含めて、基本的にいい人たちばかりである採用してくれた恩義も感じている。だが、流石に、危機感を抱いてきた。

私は最近転職を考え始めている。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん