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はてなキーワード: 貴族とは

2010-01-27

橋下知事の考え、かなりヤバイのか?

http://dametv.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-2536.html

いや、「血統主義には反対」「今の日本アジア経済エネルギーが必要」には何となく納得できる分

何をこんなに叩かれているのか理解ができない。金先生血統主義には実は反対って仰ってるしね。

問題は外国人地方参政権を認めるか否か。

いわゆる「生地主義」の国は成人すると、生まれ育った国か、両親の母国かどちらの国籍を取得するか選択できるわけで

愛着を持つほうの国」を子供自分で選択できるうえ、帰化審査とかがないから簡単に国籍が取得できるわけだ。

もし日本生地主義をとって、在日の子が成人して日本国籍を取得した場合、「両親の母国の国籍を捨てる」ことになる。

儒教思想だかなんだかで縛られてるような人は選ぶべくもないわけだ。

逆に「子供のころからずっと日本にいて母国とかどうでもいい。成人したら帰化したいけど審査が厳しい」って人にはいいだろう

あと在日職業選択の自由の問題も少しはやいやい言われずに済みそうだが

これがどう橋下バッシングに繋がっているのかがわからない。

もしかして「生地主義にしたら在日二世三世が自動的に日本国籍を取得してしまう!」とか考えてるんだろうか。ちがうよ?

だいたい在日のなかでイデオロギーにまみれてる人に選挙権を与えることが危険なわけで

そんな人は母国の国籍を捨てられるわけないだろうし

国籍を選べるようになると、在日貴族以外の「審査が厳しいから帰化できない、けど昔から日本に住んでるんだから

日々の行政サービス意見するためにも地方参政権が欲しい」って人の意見だって今後は気にする必要なくなるだろう。

10年20年掛かると思うが、「あのとき日本国籍を選んでないやつが、行政に口出しすんじゃねぇ」って堂々と言えるようになる。

問題点は他にもいろいろあろうが、ニコニコ動画などでの叩かれコメント見る限り橋下のバッシングポイント

「仮に特別永住外国人っていうのはもう2世3世っていうのは、生誕主義でいけばこれ国民なっちゃう」

ここでしょう。「生地主義にしちゃうと在日全員日本国民になってしまう」ってとらえてしまった人が多いのか?

個人的には生地主義採用して選択権を与えといてこそ、国籍取らずに選挙参加しようなんて言う

外国人参政権なんかには大手を振って「NO!」と言えると思うのですがどうでしょう

ちなみに橋下知事はここでは外国人参政権については否定も肯定もしませんでした。

TV見たときは「ここで生地主義の話を持ち出してるってことは遠回しに否定してるんだろうなぁ」

と思ったもんですがネット上ではそう受け止められているとこは少ないようで。

真相橋下知事の心の中だけに・・・

2010-01-26

非コミュ脱出大作戦


 大学生だった頃、ぼくはかなりとんがったやつだったと思う。

 とんがるといってもとても格好いいとはいえないとんがりかたで、世界を敵にまわしているような、一人で戦争をしているような、敵意を剥き出しにして斜に構えるような、そんな生意気ながきだった。

 群れるのが嫌いで、馴れ合い馬鹿にした。

 自分の好きなものだけに触れて、世の中間違っていると言い張った。

 作り出される自分アイデアが、とても素晴らしいもののように思えて、それだけに夢中になってあれこれと作った。

 ハードボイルドの主人公のように両肩で風を切って、ギャングのように何か面白いものはないかと物色しているような、そんなたぶん二十歳ぐらいの自分を思い出すとなにか冷や汗が出るような気がし、その一方で、なかなかに冴えていたなとも思う。一切を閉ざしてしまって、自分だけの世界に閉じこもって、世の中のものをせっせと自分世界に取り込んでいたような気がする。

 ほとんど誰とも話さずに過ごし、たぶん話していてもかなり機械的な反応しかできなかったと思う。その頃のメールの下書きのテキストが残っていて、それを読むと、官僚的というかガチガチな隙のない文章を書いていて、なんだこいつはサイボーグみたいな文章を書くやつだと、なつかしくなって笑ってしまう。

 その文章の中にいる二十歳のぼくはいつも完全武装なのだ。

 そんなことになってしまったのは大学一年の頃に起こった事故のせいで、ある事件をきっかけにぼくは人間というものが信じられなくなり、社会を敵にまわすようになった。数ヶ月は立ち直れず、それでも本を読んでいるうちにだいぶ立ち直っていき、読書欲に駆られながら読みふけるうちに、復帰していた。

 好んで読んだのはハードボイルド

 チャンドラーとか、ジャックヒンギスとか、ギャビン・ライアルとか。

 ハードボイルドを読む人なら、この手の小説が汚れきった社会渡り歩く勇気社会絶望していたのでそういう勇気を必要としていた)をもたらしたこともわかりやすいと思う。ぼくはあろう事か、ギャングや、探偵や、元軍人や、スパイ社会との渡り合いかたを教わってしまい、いつも鞄のなかには拳銃が入っているようなそんな心地で、復帰していったのだ。

 それは今からしてみれば、常時戦場にいるような緊張感で、そんな状態でまともな会話など出来るはずもないし、たぶんしても鋭すぎる態度で、相手を居心地悪くさせてしまっただろううと思う。それでもギャングだが、探偵だか、スパイだか、元軍人気取りのぼくは、そんな完全武装であちこちを歩き回り、あれこれと色々作って、仲間に見せたりしていた。

 それは今から見ても、あの頃に作ったものはすごかったと思うほどで、錯覚ではあるのだけど、本当にたったひとりで世界を相手に戦っていたのだと思うし、シャープで甘えがなく、手を切りそうなほどの切れ味あるものたちを作っていたのだと思う。

 だから、こう言いたい。

 完全武装の時代もそんなに悪い時代じゃなかったって。

 たしかにかなり重症非コミュだったとは思うけれど。

 その当時にどのように世の中と接していたかと言われて、ふと思い出した言葉がある。

 著名なSF小説ニューロマンサー」の続編「モナリザオーバードライブ」の解説にその言葉はあって、それらの作品を評して「鏡に覆われた(ミラーシャーデッド)表層」と言っている。

 この感覚

 ガラス越しという言葉があるのだけど、それよりもシャープな感じで、こちらの表情が見えないようにスモークガラスで覆っている感覚。そして、社会スモークガラスに覆われていて、お互いが冷たく冷淡で、それが日々すれ違っているのだけど、完全に別け隔てられている。

 あちこちのバイトを短期でまわって、世の中のいろいろな風景スパイしながら(そういうつもりだった)、いろいろに世の中の仕組みを知っていくようになった。会話をしなければならないところでは当たり障りのない、そしておそらくかなり素っ気ない会話を交わし、とても冷淡にその体験だけを盗んでいくスパイのように働いていた。

 もちろん、その短期バイトをあちこち回ったことが、のちのちまともに社会に出て、効率的な現場のまわしかたみたいなところでとても大きく効いてくることになったのだけれども、誰もが短期なだけにコミュニケーションらしいものは皆無で、煙草を吸いにいってせっかく話す機会があっても、他の誰かがはなしているのを聞いているだけという、なんという非コミュ

 あの当時のぼくはとてもプライドが高く、口を開くにしてもなにか高級な事を言わなければと思っていたように思う。例えばハードボイルドの主人公のようなセリフなど、いま思えば、現場にまったく必要のない言葉以外話したくなかったのであるが、結局の所それは自分の我が儘で、自分価値観以外のコミュニケーション仕事場でさえしたくない、もしくはそれをしなくて良いようアンドロイドのように、時間貸しロボットのように、ただ効率的に現場をまわすにはどう動けばいいか、だけを考えていたように思えてくる。

 ボトルネックを事前に発見して、誰も気づかないうちにそれを埋めていく、それで今日の作業は30%ぐらい効率化できたと悦にいる。そんな毎日。それはリアルシュミレーションゲームのように思えていたし、コミュニケーションなどなくとも、出来る遊びではあった(そしてこの経験はのちのち凄まじい威力を誇った)。

 しかし、その当時のぼくはやはりゲーム感覚で、いつでもスイッチを切ってさよならできる現場でしかなく、ミラーシャーデッドどころか、液晶パネルの中の駒でしかなかったのかもしれないと思ってしまう。

 そんな事をしているうちに、交通誘導の仕事をやってみることにした。

 これは簡単に言えば、工事現場に立っている警備員で、たぶんやってみないとわからないが世の中の潤滑油的な仕事である。仮設の信号機でいいのではないかと言われれば、まあ、そうかもなのだけど、ぼくはその辺の議論はどうでもいいし、もう交通誘導をするはずもないので、あんまり関係がない。

 で、いきなりやってくるのは、研修

 法定で4日だったかの研修が義務づけられているとかで、ひたすらに、交通誘導がどんな仕事かをたたき込まれる。そこで言われるのは、ひたすらに危機対応、そして、顧客である工事現場の人たちを守るか。酔っぱらい運転で工事現場につっこんでくる車から顧客を守るのが、交通誘導の第一の責務だとか何とか。まあ、ねえ、顧客だからねえ。

 そうやって始めてみるしょっぱなに言われた。

「あれさ、お互い遠くに立ってるじゃない。互いに孤独で。8時間とか、12時間とか。そうするとね、話せないから、上手くいかないと不満がたまってどんどん上手くいかなくなるんだ。そうするとたいへんだよ。向こうはぷりぷり怒ってさ」

 これはチームワークなのだと、コミュニケーションなのだと、ぼくはあなたのことを信頼していますと伝える事が重要なのだ。あなたが怒らないように、要らぬ誤解を抱かないように、あなたがぼくが心配ないというシグナリングをしなければならないんだって、あの赤く光る棒を振りながら、ずっと伝えなければならないんだと、それはプレッシャーだったのではあるのだけど、それまでの自分とは違うことが価値があるのだということを、思い知らされた事ではある。

 交通誘導に業務効率化する要素などなく、どうやってチームワークをよくしていくか以外に改善点はない。そういう意味では完全コミュ仕事であり、ぼくはあんまり自信がなかった。

 それが初めての集合で、煙草を吸っていて結構くせがありそうな人に言われた。

「あれ、ショートピースなんて吸ってるの? きつくない?」

 ぼくは、どれだけハードボイルド世界ショートピースが標準か語りたかった。

「香りがいいんです。それでくせになっちゃって」

「どれ、吸わせてよ。うわ、きつ、なにこれ」

 その人は笑う。

「缶で吸ってたときもあるんです。あのときは肺に穴が開いたのがわかりました」

 ぼくはきっと「ショートピース野郎」と記憶されたことだろう。それでもその瞬間に、ミラーシャーデッドが融けたのを感じた。ぼくの世界に入ってくる人がいた。確かにさりげないのだけれども、それで勇気づけられたのは確かだ。

 ミラーが砕けた瞬間で、ああ、ショートピース、わかるんだ。

 そういう感じ。

 その瞬間に、一緒に仕事をする人々の世界観もわからないとと思って、一瞬にしてぼくのミラーグラスは破壊された。

 同じ人と同じ現場になって、その頃はきつい両切り(ショートピース)はやめていて、もうすこし穏健なロングピースになっていたけれども、その人は、仕事が終わってヘルメットを長時間かぶっていたせいで髪型がめちゃくちゃになっていたけれども帽子をかぶって、自転車に乗る。

ラーメン屋をめぐるのが趣味なんだよ」

 そういって、現場から明るくたちさる。

 あの職場で、いろいろな人々と、その職場を暖かくする事にどれだけ尽くしただろうか。誰もがその底辺で生活しているわけだし、いつの間にか、それは自分の片足だけつっこんだ居場所になりかけていた。世界ガラス越しではなくなったのこの職場だったし、それはなにか守らなければならない暖かいチームワークの場所だった。

 底辺などというべからず。

 その後の十年近いキャリアを通しても、素晴らしいチームワークだったと断言できるし、この1/5000ぐらいの荒涼とした、無生産現場は大量に見てるし、基本的に言えるのは底辺ほど効率的で、上層ほど無能であるということだ。のぼるほど無能になっていく。

 機能不全とすべての罪は上層にあるのだけど、わかっているか。

 ちょっと言い過ぎた。

 ぼくが言いたいのは、底辺を経験してすばらしく暖かく機能的で、ここは問題がまったくない、ということなのだ。ここには何の問題もない。すばらしい経験だった。ぼくの非コミュも解けた。

 貴族趣味なぼくは結局ほぐされて、そして紹介で別の職場に入ることになる。

 本格的な就職に近い形で、人事のトップに笑われる。

「いや、こんな真っ白な履歴書を見るのは初めて」

 その履歴書は真っ白だろうか?

 数こと話すと人事の最高責任者は頷く。

 じゃあ、採用するけど、明日からちゃんときてね。

 配属されたのは実務の最精鋭部隊が集まっている部署で、そこで、笑い合いながら、冗談を言いながら、学びながら、いろいろ効率的なオペレーションを学んだ気がする。それで、特別なプロジェクトが立ち上がって、それにたったひとりで派遣されて、その現場監督(ただし、実権はまったくなし。不安にさせるな)で、まったく見知らぬコミュニティーにぶち込まれる。

山崎まさよしさんに似てますよね、雰囲気だけ」

「あー、そう言われたのは初めてで」

ブルースは好きなんだけどねえ…)

 そうやって、あ、これで大丈夫なんだ、これで上手くいくのだと、そう安心した。

2010-01-20

http://anond.hatelabo.jp/20100120170329

責任転嫁すんな。「参政権を含む」人権についての外国人の享有主体性の話だろうが。「参政権を除く」人権について話をしたのはお前だ。

は?

参政権を除く話などしてないだろ。

同じ要件を具備しても、国民様は登録できて哀れな外国人は登録できない。人権の享有に「特権」的な差をつけられてる。貴族なんだろ、お前が言うには。吐いた唾は飲めんぞ。

それは、外国人に保障される人権じゃないからじゃないの?

他の制度との整合性や議会資料から推定できる立法趣旨と、お前さんの脳内概念とでは天と地の差だよ。その気になればお前さん、いくらでも「個人の尊厳」の内容を膨らませることができるだろ。その結果、現行憲法の明文規定が空虚化してもいとわない。それが「ひっくり返す」ってやつだよ。

そのために、判例なり通説なりで補強するんじゃないか。

補強できるようなものがなければ、脳内概念と言われてもそれはそれで仕方ないけど。

実質的憲法論の内実を示せ。「ボクの政治イデオロギーはすべて憲法の名の下に正当化できる」だったら聞く価値もない。

人権とは、『人間であれば、人種、性別、身分に関わらず、たとえ国家が存在しなくても個人の尊厳という価値観を前提として、当然に有する普遍的な権利』である。

そして、憲法の前文の3段落目で、「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、

政治道徳法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。」とされている。

また98条2項で、「締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守する」と規定しており、『憲法国際協調主義採用している』といえる。

さらに、国際人権規約などに見られる人権の国際化を理由に外国人にも人権を認めるべきである。

ただし、国民主権原理(前文、1条)との関係から、権利の性質上日本国民のみを対象としているものを除いて認められる。

国民主権民主主義と密接に関連し、民主主義は治者と被治者の同一性を要求する。人権の問題を考える際に重要なのは、その人の国籍ではなく、生活の実態である。

したがって、生活の実態という点で日本国民一般と変わらないような外国人に対しては参政権を保障すべき。

その保障が及ぶ生活実態の基準として、永住資格の有無は合理的であるといえる。


通説でないのはご愛敬

http://anond.hatelabo.jp/20100120164731

それを一般論であるかのようにいってるから。

責任転嫁すんな。「参政権を含む」人権についての外国人の享有主体性の話だろうが。「参政権を除く」人権について話をしたのはお前だ。

許可要件に該当する国民が登録できるんだから、特権階級には該当しないんじゃないの。

同じ要件を具備しても、国民様は登録できて哀れな外国人は登録できない。人権の享有に「特権」的な差をつけられてる。貴族なんだろ、お前が言うには。吐いた唾は飲めんぞ。

条文解釈にあたって、制度立法趣旨まで遡るだろうに。

憲法解釈にあたっては、個人の尊厳まで遡ることができる。

他の制度との整合性や議会資料から推定できる立法趣旨と、お前さんの脳内概念とでは天と地の差だよ。その気になればお前さん、いくらでも「個人の尊厳」の内容を膨らませることができるだろ。その結果、現行憲法の明文規定が空虚化してもいとわない。それが「ひっくり返す」ってやつだよ。

そりゃ、実質的憲法論からの論は受け入れられんわな。

実質的憲法論の内実を示せ。「ボクの政治イデオロギーはすべて憲法の名の下に正当化できる」だったら聞く価値もない。

http://anond.hatelabo.jp/20100120161635

えええ? 今話題になってるのは参政権じゃないの? なに? 表現の自由とか? 法廷メモとる権利は外国人にも当然に保障されるよ。良かったね!(レペタ事件)

メイン参政権であるのは確か。

それを一般論であるかのようにいってるから。

百歩譲ってお前さんの主張が真として、外国人航空機日本で登録できない(憲29所有権の制限、航空法101)ことは貴族制度か。面白い、いい判例になるから訴えてみろ。

で、これが実質的特権階級なのか?

許可要件に該当する国民が登録できるんだから、特権階級には該当しないんじゃないの。

個人の尊厳根底現行憲法の条文ができているのなら、現行憲法ベースに議論すればたくさんだな。

条文解釈にあたって、制度立法趣旨まで遡るだろうに。

憲法解釈にあたっては、個人の尊厳まで遡ることができる。

規範の内実が増田脳内にしかない自然法上の概念をひっぱり出すのは、法実証主義として受け入れられない。

なるほど。一元論的法実証主義ってわけか。

そりゃ、実質的憲法論からの論は受け入れられんわな。

http://anond.hatelabo.jp/20100120155130

外国人にも保障されている権利について、差別することが許されるのか?という趣旨で指摘したんだが。

えええ? 今話題になってるのは参政権じゃないの? なに? 表現の自由とか? 法廷メモとる権利は外国人にも当然に保障されるよ。良かったね!(レペタ事件)

外国人にも保障される人権に関して、実質的国民特権階級となるなら、それは貴族制度だろうに。

なわけあるか。前述の通り、14条は国民について法の下の平等を定めている。外国人に対して、人権の性質に応じて制限をかけることは全く問題ない。百歩譲ってお前さんの主張が真として、外国人航空機日本で登録できない(憲29所有権の制限、航空法101)ことは貴族制度か。面白い、いい判例になるから訴えてみろ。俺がEU内でメディア所有に制限かけられるのは、EUの連中が貴族だからか。すげーな。

ひっくり返すも何も、憲法の条文は全て個人の尊厳根底にあるんだろうに。

個人の尊厳根底現行憲法の条文ができているのなら、現行憲法ベースに議論すればたくさんだな。法規範の内実が増田脳内にしかない自然法上の概念をひっぱり出すのは、法実証主義として受け入れられない。憲法が定めていないこと、たとえば参政権を含む外国人国民の完全平等を、憲法の名の下に正当化して、それを国益に結びつけるような暴論は拒否しようじゃないか。

http://anond.hatelabo.jp/20100120151405

論理とは形式なのだから、「国益にかなっている」という文言か同様の内容が文章内に入っていなければ(または、国益にかなっていることが自明でなければ)、論理として破綻している。

形式上の破綻はしてない。

事実を当てはめる基準として妥当なのかどうかであって、「国益にかなってる」というのは基準の一つでしかない。

合意は不要。「俺が金が欲しいからお前は俺に金を与えるべきだ」という意見理性的であるかどうかを考えてみろ。

それだけじゃ理性的かどうか判断不能。

“俺”が“お前”に対して、金銭債権を有しているのであれば理性的意見となる。

もっといえば、“お前”が“俺”に与えられる金銭を有している場合だって、理性的意見となる。

ただ、任意の諾否をさせないような態様であれば、不法な行為ということにはなるというだけの話。

“お前”が金をもってないことが明らかなのに金を要求するのは、理性的とはいえないだろうけど。

日本人の権利でもないのに?

また、人権だけが国益でもないのに?

将来の国民になるかも知れないじゃないか。

日本が住みやすければ、国籍まで取得しようかということにもつながるだろうし。

人権と無関係な国益の例は?

常識的に考えて、国民全員を貴族にできる国は最良の国だろう。

権利と自由と財産を充分に与えることができるのだから。

ただ、現実的にすべてをかなえることはできないので、何かを犠牲にしていく必要はある。

権利や自由はともかく、財産を充分に与えることができるという意味がさっぱりわからん

http://anond.hatelabo.jp/20100120144452

いい加減アホらしくなってきたな。外国人人権享有主体性の議論は知ってるって言ってるだろ。マクリーンも森川キャサリンも先に言及してるだろ。

言及されてるのは↓であって、この枝ではない。

http://anond.hatelabo.jp/20100120142232

そうだよ。個々の人権の性質に応じて差を設けることは憲法が認めているんだよ。参政権はその最たるものだよ。一切合財一緒にしろなんて、少なくとも日本国憲法上の「法の下の平等」は要求していない。

だから、参政権についてはそう言ってるだろ。

外国人にも保障されている権利について、差別することが許されるのか?という趣旨で指摘したんだが。

第1項と組み合わせて読めよ。「国民の中において」世襲制特権階級は認めない主旨だよ。「華族その他の」という文言を見れば、外国人国民よりも権利を制限されることを「貴族制度」に含めるなんて予定していないことは明白だよ。

外国人にも保障される人権に関して、実質的国民特権階級となるなら、それは貴族制度だろうに。

だから、それは何によって権威付けられるの? 憲法上の明文規定をひっくり返すほどの権威を、誰が認めてるの? 世界精神とかヘーゲルみたいなことは言わないでくれよ頼むから。

ひっくり返すも何も、憲法の条文は全て個人の尊厳根底にあるんだろうに。

個人の尊厳根底にあることを認めないなら、立憲的意味憲法でなくなる。

そんなの憲法いろはのいだろ。

学部程度の教科書なら、書かれているはずのこと。

http://anond.hatelabo.jp/20100120143510

いい加減アホらしくなってきたな。外国人人権享有主体性の議論は知ってるって言ってるだろ。マクリーンも森川キャサリンも先に言及してるだろ。

日本国憲法人権保障は、権利の性質上日本国民のみを対象としているものを除いては、等しく外国人にも及ぶ。

参政権は、権利の性質上外国人に及ばないと解されているだけ。

そうだよ。個々の人権の性質に応じて差を設けることは憲法が認めているんだよ。参政権はその最たるものだよ。一切合財一緒にしろなんて、少なくとも日本国憲法上の「法の下の平等」は要求していない。

あと、14条には2項もあるよな。

実質的にも貴族制度といえるような制度なら、2項に反するということになる。

第1項と組み合わせて読めよ。「国民の中において」世襲制特権階級は認めない主旨だよ。「華族その他の」という文言を見れば、外国人国民よりも権利を制限されることを「貴族制度」に含めるなんて予定していないことは明白だよ。

個人の尊厳は、近代法根本理念の一つだよ。

だから、それは何によって権威付けられるの? 憲法上の明文規定をひっくり返すほどの権威を、誰が認めてるの? 世界精神とかヘーゲルみたいなことは言わないでくれよ頼むから。

http://anond.hatelabo.jp/20100120140354

法の下の平等って憲法14条のこと?

すべて国民は、法の下に平等であつて、人種信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

もしかして、「国民」と条文にあるから、「外国人」は差別してもいいとでも?

日本国憲法人権保障は、権利の性質上日本国民のみを対象としているものを除いては、等しく外国人にも及ぶ。

参政権は、権利の性質上外国人に及ばないと解されているだけ。

あと、14条には2項もあるよな。

実質的にも貴族制度といえるような制度なら、2項に反するということになる。

あと、繰りかえし「個人の尊厳」と口にしているが、それは憲法13条のことか?

根拠条文でいえば13条ではある。でも、「根本原理」といっておろうが。

個人の尊厳は、近代法根本理念の一つだよ。

いわゆる、日本国憲法の三大原理である国民主権基本的人権の尊重平和主義も、その根底に個人の尊厳がある。

http://anond.hatelabo.jp/20100120133951

横だが。

何それ。

現状の日本国民貴族にでもしたいわけ?

法の下の平等」って知ってる?

法の下の平等って憲法14条のこと?

すべて国民は、法の下に平等であつて、人種信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

あと、繰りかえし「個人の尊厳」と口にしているが、それは憲法13条のことか?

すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

外国人人権享有主体性をめぐる議論については知ってるから説明してくれなくていいよ。でも現行憲法国民外国人との間に一線引いてるのは事実だよね?

http://anond.hatelabo.jp/20100120113034

「個人の尊厳理念に適うこと」が「国益に適う」という過程をすっとばしている。

それは、BがBたりえるのかという検討だろうが。

C(するべきである)の主体は国なのだから、主体である国にとっての動機が存在しなくてはならない。

そう考えるのはそちらの勝手

それが妥当かどうかは、それこそ合意を得ないといけないんじゃないの?

前提としないのではなく、国益のうち「個人の尊厳」だけを優先させる理由がないだろうと。

(いや、君の中ではあるのかもしれないけれど)

少なくとも、日本国憲法が個人の尊厳根本原理としている以上、個人の尊厳に反することは即ち国益に反するんだが。

だから、公共の福祉という人権相互の矛盾衝突を調整する実質的衡平の原理が必要になるわけで。

でないと、国益の名の下に、いかなる人権侵害も可能となってしまうだろ。

君は君の考える閾値を越えてれいばそれでいいのかもしれないが、より良いものを、より利益を得られるように、を考え続けることこそが建設的な議論だろ。

なら、権利拡大するという前提の上で考えればいいだけのことじゃないの。

その方が建設的なんじゃないかと。

現状において日本国民のほうが有利なのは当然。

考えるべきは、日本国民現在よりもっともっと有利になるポジションを築く方法だ。

何それ。

現状の日本国民貴族にでもしたいわけ?

法の下の平等」って知ってる?

2010-01-17

非モテ反省は気持ちが悪い

http://anond.hatelabo.jp/20100115181154

こういった、非モテの人の反省自虐がないまぜになった心情吐露を見るたびに、いつも腑に落ちないことがある。

ちょっと考えてみてほしい。女性とのコミュニケーション能力距離感を測る能力ってのは、生まれ持っているものじゃない。試行錯誤の末に身につけるものだ。だが彼のような、僕のような人はそんな機会を与えられただろうか。与えられたという言い方が悪ければ、そんな機会を得る資格があっただろうか。

言ってしまえば、異性との言動の上でのキャッチボールみたいなものだ。何度も投げては受けを繰り返しているうちに相手の気持ちや、恋愛の上での常識的な行動をなんとなく体で理解するものだと思う。けれど投げたボールを無視されたり、一度受けても投げ返されずその辺りに投げ捨てられたり、あるいは冷たい態度や事務的な言動で返され続ければ、何をしていいか本当に訳がわからなくなる。本を読んだりネット意見を求めたりしてその経験の差を埋めようとしても、結局は畳の上の水練でしかない。

思春期に、ちょっと顔が悪いとか、性格がおとなしいとかといった程度でも、こんな扱いを受けた人は結構多いのではないかと思う。それでいながら女性側は男性の誰もが常識的に恋愛いろはを踏まえて行動するべきとしており、そうではない人間を蛇蝎の如く忌み嫌う。いやそれだけではなく、この元増田の文章のように徹底的に傷つけようとする。

俺には、若い女性が自らの恋愛セックスにおける優位性を餌に、男性を格付けし身分差別しているようにしか見えない。恋愛貴族男と恋愛奴隷男を作り、貴族相手に恋愛を繰り返し、ある程度の年齢になったら可能であれば貴族男と結婚、不可能だったならそこそこ収入のある奴隷男で我慢する。恋愛性交、それに伴う承認が与えられず不全感に囚われ自己評価の低い奴隷であれば、歳をとった女性でも魅力を感じ金銭面で生涯の保障をしてくれるだろうという作戦で。

ま、非モテ妄想だと笑うなら笑えばいいさ。ただ増田に言いたいのは「本当に救いようもないド阿呆である。」等々の自虐は止めるべきだということだ。社会が悪い、と言うとネトウヨ的な人と自己責任厨から集中砲火を浴びるけど、今の日本の男女交際のあり方は本当にどこか狂っていて、普通にしていれば彼女ができるなんてのは絶対に嘘だよ。それとも、これほどモテ非モテが峻別され、最低限のコミュニケーションすら阻害されるような国や社会日本の他にあるのか?

追記

http://anond.hatelabo.jp/20100117154722

2010-01-14

http://anond.hatelabo.jp/20100114120241

学歴君とか東大君ってなにがしたい?というか、どういう行動原理なの?

自己承認欲求?

なんか嫌なことでもあったんじゃないかな。

東大(卒)の自分貴族であるはずだという信念と現実乖離していることの不安とかあるんだと思うよ。

それで同意を求めている。みたいな。

http://anond.hatelabo.jp/20100114105418

今日おもしろいなー

東大貴族なんて常識だろ。今更議論するまでもない。

株や土地持ちが貴族とかヘンチクリンなこと言ってる奴は

そう思わないと生きていけないんだろ。さっさと死ねよ。

これ、逆も言えるよね。

株や土地持ちが貴族なんて常識だろ。

東大貴族とかヘンチクリンなこと言ってる奴はそう思わないと生きていけないんだろ。

ほらね。

で、常識具合で言うとたぶんコッチのほうが常識

真実がどうかはしらないけどねw

http://anond.hatelabo.jp/20100114004947

弱いのがかっこいいのは貴族社会だけだろ。

現代日本はそんなよわっちい奴が生きていけるほど生易しくないから、かっこよくないのは自明

まあはてなあたりだと貴族社会的妄想を捨てられない奴がいっぱいいるけどねw

2010-01-06

ふたば二次裏某鯖でまとめられていた書評

ふたば二次裏でまとめられていた、中高生のための100冊」シリーズの外伝的ネタ

『夢渓筆談』 沈活

宋代中国に書かれた古代中国科学史研究する上での必読書だけど

今俺たちが読めば民明書房気分を味わえる名著だし仲間に入れてくれよ

ミーナの行進』 小川洋子

小学校6年生の病弱な子がすごくよかった

『糞尿大全』 柳内伸作

とにかく世界中および歴史上のありとあらゆる糞尿に関する事柄をまとめた本

なるほどそんな事がと頷かせながらも

日常においてまったく役に立たない無駄な知識が!!

『味覚極楽』 子母沢寛

読んでると

腹が

減る

はてしない物語』 ミヒャエル・エンデ

読書を始めた

あの

頃に

新世界より』 貴志祐介

ホモホモしたり百合百合したり、大興奮間違いなし!

つい盛り上がってしまいパンツを脱いでしまったが大後悔!

その後待ってるのはグログロドロドロのトラウマワールド

ダークライン』 ジョー・R・ランズデール

小悪魔っぽいお姉ちゃんが可愛かったり親友が失踪したりする

ゼーガペイン 忘却の女王』 日下部 匡俊

言わずと知れたゼーガシリーズの外伝

記憶喪失カップルが南の島で超すごいガルダを駆って大暴れ!

先輩も出るよ!

玩具修理者』 小林泰三

ようぐそうとほうとふ!

ようぐそうとほうとふ!

ようぐそうとほうとふ!

『ニンギョウがニンギョウ』 西尾維新

たくさんの妹とケモ少女と主人公のキャッキャウフフストーリー

あと拳銃は右手で

黎明に背くもの』 宇月原晴明

美濃のマムシボンバーマンが実はイスラム暗殺教団の兄弟弟子、

果心居士はハシムに通じロリショタ可愛い

ちびっこ吸血鬼ミステリーがお好き』 アンゲラ・ゾンマー・ボーデンブルグ

アントンが一人で留守番をしていると部屋の窓に人影が。その正体は「ちびっこ吸血鬼」のリュディガーだった。

それはおいといて妹のアンナ可愛いんだよ

ものすごくアンナ可愛いんだよ

『不滅刑事アレクサンダー・マッケイ』 ハヤカワミステリ文庫

汚職に直接関与する事件のみならず副次的な殺人すら隠蔽せねばならぬことにうんざりした

アレクサンダー・マッケイはなんとか政治的な判断を相手に促しつつも事件の過熱化を防ぐために奔走するが

関係者よりも力を持つ上院議員とのコネを繋いだところでマッケイは殺害される

少女が戯れに試したインディアンのおまじないにより復活し殺人ではなく刑事としての復讐を開始した

最後は怒りに満ちたマッケイが人間の尊厳を選択したところで絞め

『異常の門』 柴田錬三郎

例によって「夢殿ウタタ」という名前に一癖ある主人公が、エロゲ展開とシリアス路線を並行して、物語の謎を解きあかしていく

主人公を助ける強力な右腕、ルートから外れたヒロインのひどい始末、クライマックスの盛り上がりという、シバレン小説の醍醐味が一冊で味わえるのでおすすめ

『死ぬことと見つけたり』 隆 慶一郎

月姫スタッフオススメの本

厨侍が厨性能で唯我独尊状態

娘の黒髪おっぱいは必読

『牢屋でやせるダイエット』 中島らも

1ページ目からやっぱり常人とは違うと思い知らされる

独特の人生観が貫かれてる傑作

『永遠も半ばを過ぎて』 中島らも

-永遠も半ばを過ぎた。わたしとリーは丘の上にいて、鐘がたしかにそれを告げるのを聞いた-

「幽霊の書いた小説」を出版社に持ち込んだ詐欺師。それが文壇を揺るがす大騒ぎになってしまい…?

詐欺師写植屋と編集者の女の真善美トリオが繰り広げる痛快娯楽詐欺小説!

四畳半神話大系』 森見登美彦

(書評1)異性との交際、学問への精進、肉体の鍛錬、

そんなものとは無縁な大学三回生の物語

まるで「」の活躍(?)を見るようだった

(書評2)来るべきハッピーエンドを目指したいけどそんなのは軟派だと世を拗ねてみるけどやっぱりなんとかしたい、という

まさに大学生「」というべき男が主人公

一緒に「夜は短し歩けよ乙女」も読むと幸せになる気もする

失われた時を求めて』 マルセルプルースト

いもげの100冊がいもげの1冊になり兼ねない恐怖の書

タイトルの通り読破した「」は失われた時を求めて彷徨う事になる

膨大な時間と引き換えに「プルースト要約選手権」への参加資格が手に入る

『グラマリエの魔法家族』 クリストファー・スタシェフ

急に読みたくなった

冴えないおっさんが若い女性に誑かされたりするよ!

『眠り姫、官能の旅立ち』 アン・ライス

(書評1)エロ面白い

ホント扶桑社海外文庫は地獄だぜ!

(書評2)それ近くの図書館で高校の時に見つけてな…… 何度か借りて一年くらい使えた

二巻、三巻は男の子も多くて実に「」向きだよ

『神秘の島~ミステリアスアイランド~』 J・ヴェルヌ

十五少年漂流記のもっと凄い版

ほぼ何もない状態での無人島サバイバル

海底二万マイルと実は繋がってる

『肖像画、馬車』ゴーゴリ/平井肇訳

神絵師になれるかもしれない才能を持った若き絵師「」が

悪魔のような肖像画に出会ったために破滅の淵へ追いやられる「肖像画」

のどかな農村で繰り広げられるホラ話と、それによって大恥をかく「」ちゃんが出てくる「馬車」の二編を収録

神絵師を志してる「」ちゃんは、「肖像画」の方だけでも読んでおくいいんよ

ショスタコーヴィチの証言』 S・ヴォルコフ

ソ連を代表する作曲家であったショスタコーヴィチの回顧録

長年真贋が論議されてきたが今ではほぼ偽書ということで確定している

ただ全部が嘘じゃなくて半分くらいは真実じゃないかというのが現在の評価

スターリン支配下にあったソ連芸術家がどういう立場にあったかが分かる

あとアネクドートとかそういうので面白い

『私の一世紀』 ギュンター・グラス

20世紀百年、それぞれ一年につき一編の短編が収められた連作短編集と長編の間の何か

WW1を振り返る五年間がレマルクとユンガーの架空対談に費やされているという時点で

ドイツスキッヒにはたまらないだろう

『キッチン』 よしもとばなな

名前は聞いたことあるけど、あまり「」が読まない本だと思う

だけど地味に面白い

今でも通用する小説だと思う

こころ』 夏目漱石

読書感想文課題で読まされた中高生に深い傷を与える一品

さかしま』 JK ユイスマンス

17世紀ヨーロッパ貴族ひきこもりでオタの主人公が

自分の趣味に没頭する話

400ページくらいの本編に脚注が400くらいある

『かえるくん、東京を救う』 村上春樹

村上春樹短編の中では一番好きかも

かえるくんいいなあ

いいなあかえるくん

白痴』 坂口安吾

白痴の人妻と「」がキャッキャウフフするお話

限りなく透明に近いブルー』 村上龍

主人公が仲間と薬やったりセックスしたりぐだぐだぐだぐだしてたら気が付いたらみんな月日と共に去って行った

村上龍が描く太陽の季節的な何か

孔子神話』 浅野裕一

孔子詐欺師ぺてん師パラノイアであることを文献引きまくって描く

呉智英推薦

『りかさん』 梨木香歩

人形好き、骨董好きな人おすすめ

『故郷』 チェーザレパヴェーゼ

WW2後イタリアの田舎で友達の妹とキャッキャウフフする物語

カラフル』 森絵都

自殺した中学生の肉体に、天使が記憶喪失の魂を入れ直して第二の人生を生き直させるお話

キャッキャウフフあり、青臭い中学ドラマあり、少年の心を忘れない「」にお勧め

オチのカタルシスは語りつくせないのでぜひ一読を

『ガルガンチュワ物語』 ラブレー

世界一お下劣な文学と名高い

ケツの拭き方が24通りも載っているのでメルターの「」には必携の書

キララ、探偵す』 竹本健治

もう60近い年齢の方がメイドさんの小説を書いてると思うと時代ってのはすごいなと感じる

途中からエロ小説 とってもライトな読み味でいい

フェルマーの最終定理』 サイモン・シン

暗号解読』 サイモン・シン

前者は20世紀における数学大事件の一つであるフェルマーの最終定理の証明を、数学の歴史に沿って、数学が苦手な人にも分かるように説明された良書

後者は楔形文字からエニグマから量子コンピュータまでの暗号と数学と人の歴史をこれまた専門外の人でも楽しめるように書かれた良書

断章のグリム』 甲田学人

「本当は怖いグリム童話」を怖いところを薄味にしてラノベに仕上げたような作品集

作者は流血とかが苦手らしいのでそういうのはぼやかした表現とかカットとかしてある

『楽園の知恵』 牧野修

気持ち悪い、悪趣味なお話がわんさとつまっている短編

お気に入りは「逃げゆく物語の話」

人型の物語再生機の面々が当局による弾圧から逃れようとするお話でせつない結末が待ってる

『シグナルとシグナレス』 宮澤賢治

鉄道本線の信号機シグナルと、軽便鉄道信号機シグナレスの恋物語

鉄道信号機擬人化恋愛モノというまさに「」風の尖ったセンスに脱帽すること間違いなし

ピタゴラス派の天球運行の楷音です」って台詞が大好き

『バルタザールの遍歴』 佐藤亜紀

多重人格リア充貴族が物凄い勢いで没落していく話

幽体離脱という必殺技を身に付け、財産を奪っていった奴らへの復讐が今始まる

飛ぶ教室』 エーリッヒ・ケストナー

外国作品で一つ選ぶならケストナーから選びたい

それくらいハズレなし

男の子同士の友情を、少年サイドと中年サイドから迫った「飛ぶ教室」は人気が高いね

エーミールも好きだが、続きのないこちらを推そう

『おれの中の殺し屋』 ジム・トンプスン

凶暴な殺人衝動を抱えながらも愚鈍のふりをする保安官助手が、

魔性の女に会ってにんとかかんともならなくなる話

人がいっぱい死ぬ

大川隆法の霊言―神理百問百答』米本 和広、島田 裕巳

カルト専門ジャーナリスト幸福の科学の本を読んでたら突然偉人が乗り移ってきて…

大川隆法の著作をパロって

大川が偉人が乗り移っていったと書いている内容を著者に乗り移った偉人が批判する

タイムリーな本なのに絶版

寄生虫実話』

小説じゃなくてムックだけど寄生虫全般・害虫に関してのデータがどっさり詰まって面白い

アメリカ日本サナダムシは気性が違ったりとか

『メルキオールの惨劇』 平山夢明

自分の息子の首を切ったお母さんにインタビューしに行く話

同じ作者だと『独白するユニバーサル~』もおもろいんだけど、夏だしホラー長編読んで涼もうぜ! 的な

『ワルの恋愛術 ワルな男は3秒で女を虜にする!』 内藤詛人

恋愛指南書という「」からもっとも離れたところにある本だが、

心理学者である著者の語るテクニックは心理学の実験や理論を基にしており

そこいらのホストの書いた本よりも興味深く、真実味にあふれる

また、作者が前もって宣言している通りわかりやすい口調で書かれており

心理学入門書としても楽しめる良著

表紙のメイドさんや挿絵がかわいらしい

博士の愛した数式』 小川洋子

「私の記憶は80分しかもたない」

事故で記憶容量に80分のリミットがついた天才数学者の爺さんと、そのヘルパーの女性、そしてその息子通称ルートが数式によって親密になってゆくお話

数学嫌いの俺でもすらすら読めた

数式が「美しい」ってのを肌で実感できたのは初めてかもしれない

『百頭女』 エルンスト

「あの猿に聞いてごらん――百頭女って誰なの?

教父さまみたいに彼は答えるだろう――百頭女をじっと見つめるだけで、わしにはあれが誰なのか分る。

ところが君が説明を求めるとそれだけで、わしにはその答えが分らなくなってしまうのじゃ。」

『わが友 石頭計算機』 安野光雅

絵本を模して、コンピューターや二進数の原理をわかりやすく説いた本

あちらこちらにジョークをちりばめユーモラスに書かれているが、内容はいたってきっちりとしているので

全く判らない素人にもお勧め

絶版なので図書館を探すこと

銀河旅行』 石原 藤夫

ロケットの基礎原理から化学エンジン原子力エンジン反物質エンジンの各特徴と、なぜ化学エンジンでは銀河旅行が出来ないかなどの、宇宙機に関する基礎的な物理がわかりやすく解説されてる。

ロケットのわかりやすくて基本的な解説書の決定版ともいえるのに絶版だが図書館などで見つかると思う。

涼宮ハルヒの憂鬱』 谷川流

SF要素をふんだんに盛り込んだヒロイン達に振り回される学園もの

一巻は良かったんだ一巻は…

ハーモニー』 伊藤計劃

健康至上主義な近未来の超絶監視社会を舞台に、

倫理とか意識って何なんだって話をつきつめてく話。

シノフサの先輩の人で、こないだ亡くなりました

『ふわふわの泉』 野尻抱介

もしこの世に空気よりも軽い物質があったらどんな風になるかを書いた作品

ぶっちゃけ小説としては2流だけれども科学マインドがあふれてて面白い

インターネットはからっぽの洞窟』 クリフォードストール

ハッカー追跡で突然コンピュータ専門家になってしまった天文学者が

ネットワーク社会の未来について憂う

精霊の守り人』 上橋菜穂子

現代の日本ファンタジー小説では外せないだろう

ゼロからの世界構築でありつつ、どこかで見た(聞いた)ような気がするので決して障害にならない

アニメで見た「」もぜひ読んでほしい

http://anond.hatelabo.jp/20100106012800

ワケ無いなら、女性全般ってことで、ひとまとめにするのはわかる。

ワケるなら、細分化してしまえってのも、わかる。

ただ、XXとXXは同じようなものだ。ソースは俺ってのは、いみわからん

地域・年代・母数・学歴・職種・実家資産状況 ぐらいでは、少なくとも分散させて各項目100程度のサンプルがある統計データぐらいは出してくれ。

類は友を呼ぶではないが、同一個人だと、その知人友人生息箇所ってので偏ってることにいい加減気がつけ。

住民100人に満たない村と東京渋谷とかを同じに語れねーし。家出中と、実家貴族を同じに比べても仕方あるまい?

2010-01-03

http://anond.hatelabo.jp/20100103012614

力自慢が貴族に敗北しているように見えるってのはつまり、

我々の社会が身体的能力をあまり重要視していないってことさ。

あとオレは肉体的な労働に特に問題があるとは思わんがね。

大工はイヤなのか?

2010-01-02

http://anond.hatelabo.jp/20100102064848

庶民の時代なんか、来ないだろ。

東大日本を支配していようと、いちぶ貴族階級が影の支配者だろうと、某政治家日本を支配しようとしていても、売国でも何でもいいけど、

少なくとも、東大日本を支配程度なら、庶民生活には何の影響も無い。

大多数は、適当に生きて、適当仕事して、適当にオマンマンして、適当結婚して、適当子供作って、適当に死んでいくんだよ。

誰が支配者かなんて、ずっとむかしから、彼らの生活には影響していない。

支配がマシか、マシじゃないか?って違いだけだ。

どうでもいいんだよ、そんな事。

2009-12-31

バチェラー。

所謂独身貴族。って今はそんなにも貴族じゃなかろう。

いつの話をしているんだ?

2009-12-30

http://anond.hatelabo.jp/20091230191324

ここでのリア充は「今幸せな奴」みたいなニュアンスだし

違う。リア充とは「今幸せな奴」ではなく「昔から幸せだった奴」。

育ちのよさや貴族性にも似た、喩えるなら先天的なもの。

だから非リア充は絶対にリア充にはなれない。

単に「今『幸せ』な非リア充」になるだけ。

しかもその「幸せ」はリア充の昔から蓄積されてきた幸せには遠く及ばないから、

「今『幸せ』な非リア充」は相対的に見れば不幸。(だから『幸せ』に鍵括弧をつけた)

つまり、非リア充リア充にも幸せにもなれない。

リア充は、一生不幸を背負い続けるしかない。

http://anond.hatelabo.jp/20091230044249

いや、モデルは立てられるが・・・

なんだろう、物理で言う、

空気抵抗が全くなかったら、軽い物体と重い物体では、重い物体の方が先に落ちるという理論と同じように

空気抵抗が全くないなんていう状況はあまり発生しないし、たかだが人間が移動できる物体の重力の影響よりも空気抵抗の方が影響が大きいので

現実的には数学的な経済学の影響よりも、群衆心理学的な影響のほうが経済に影響をおよぼすので、

実質問題、学問として学問を学ぶのでない限りは、経済学って群衆心理学だよなぁって話。

学問学問として学びたいなら、それは数学的な話でいいと思うよ。

ただ、ちょっと違うけど、MBA持ってます!でも、お客さんの心理が読めなくて、案件失中しました。これは不合理なお客さんが悪い!みたいな、事をいわれて上司が困るみたいな事が起きる例もあるので。

社会学問通りには動かないって事と、一般的に大学で習う帝王学の範疇に入ることは、貴族や大金持ちなんかの、マクロすぎる話題で、庶民の社員には役に立たない事もあるので、

そのへんは気をつけてねって事。

2009-12-27

簡単な立憲民主主義の話

日本は立憲民主主義国家である。

立憲主義とは権力の制約のあり方の話で、絶対主義と対置されるべき物である。

民主主義とは権力の所在の話で、君主主義と対置されるべき物である。

 

立憲主義民主主義は、絶対王政から市民の多数派へと権力を移行させる過程で発展して来た。

王権神授説を前提とする絶対王政に対し、貴族達が、立憲主義により王権を制約した。

立憲主義により弱体化した王・貴族から、市民が、民主主義によって権力を奪取した。

そういうわけで、今は立憲民主主義が多くの国で採用されるところとなっている。

 

しかし立憲主義民主主義は時に対立する。

立憲主義はいかなる権力であれ制約するので、民主権力に対しても制約的に働くからだ。

立憲主義がもとより王や貴族から権力を奪うための手段に過ぎないと考えるならば、民主化が達成された今日では、もはや立憲主義は廃止すべきとの考え方もあるだろう。

しかし、民主主義体勢下の権力にも抑制が必要であると考えるならば、なお立憲主義は必要な枷といえる。

 

さて、民主主義というのは全国民による統治を理念として掲げているが、実際には多数派による統治に過ぎない。

「最大多数の最大幸福」は、最大多数に含まれない物の存在を前提としている。

一人の王、数百人の貴族による統治に比べれば、国民の半数以上による統治が「大幸福」を導くことは明らかであろう。

多数決原理よりも多数に権力を行使させうる現実的な手段が見つからない以上、多数決こそが「最」大多数の「最」大幸福を実現する手段である。

しかし、そうであるならば、民主主義によっても少数者の幸福は実現されない。

多数派が行う少数者への配慮などというのは、国王貴族国民に対し道徳的(あるいは自益的)見地から善政を布くことと原理的に相違ない。

立憲的でない民主主義体勢下の少数派は、絶対王政下の国民が善き王を期待するのと同程度にしか、幸福を期待できない。

多数派がひとたび牙を剥けば、少数の共産主義者やユダヤ教徒は迫害され国外に逃亡する他なくなるのである。

 

民主主義は、少数派の犠牲の元に多数派の幸福を実現する危険を孕む。

多数派の幸福のみならず、社会全体の幸福さえも、少数派の犠牲によって増大しうる。

社会全体の利益のためには、一部の人々が犠牲になっても良い」と考えるならば民主主義を採れば良い。

そう考えないならば、立憲民主主義を採れば良い。

2009-12-23

http://anond.hatelabo.jp/20091222232357

平安貴族の世の中から、鎌倉武士の時代へ

貴族であることは、なにも保証はしない・・・

鎌倉仏教は偉大

高度成長期からバブル崩壊なんて屁みたいなもんですな

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