はてなキーワード: 太陽熱発電とは
横田だけど、脱原発の潮流と呼べるものは無いという意見には賛成する。だけどいくつか違う見解を持っている。
割とよくある論調だけど、少なくとも近年に関しては間違っていると思う。ドイツは電力に関しては輸出超過。国外の原発に頼っているというよりも風力、太陽光が不足した時は自国の石炭火力発電に頼っているように見える。出力がじゃじゃ馬のように暴れる自然エネルギーは出力一定の原発では補完できない。周辺諸国の原子力発電が全く無くても何の支障もきたさないだろう。
そんなことをやっているのでせっかく再生可能エネルギーを導入したのにCO2削減効果は発電量の半分程度でしか無い。川口マーン惠美氏は原発削減のせいでCO2削減効果が全く無いようなことを書いていらしたが、半分くらいは効いているように見える。
まあドイツも残っている原発は使用期限までは目一杯活用しようとしている。
それが国によってはそうでもない。アメリカでは天然ガス火力発電に負けてしまっている。原子力技術者さんの書籍で高効率火力発電は高額なハイテクタービンを全取り換えするメンテナンスが必要だからそんなに安くならないと言う反論も見たことは記しておくが、基本的には負けているという認識の人が多い。
しかも再生可能エネルギーには補助金が投入されているので補助金込みの風力、太陽光、太陽熱とも激しい戦いを強いられている。
そんな状況だからアメリカでは高額な投資を行ってせっかく40年の通常の運転期間制限を越えて60年原子炉を運用する許可を取ったばかりの原発が廃炉を決めるということが発生している。TVAなど、進めていた新規原発計画をキャンセルして東芝がダメージを食らったというニュースも2,3件続いていた覚えがある。
また、UAEでは太陽熱発電も原発を上回る低コスト発電を成功させている。太陽熱発電の安さに関しては数カ月ごとにどこかが記録を更新している気がする。