はてなキーワード: ファンタジーとは
最近ごえもん(にゃんころ)さんに、お風呂中の眠気は眠いんじゃなく気絶しかけてるだけって豆知識を披露され、気絶っていきなりバタンキューとくるもんばっかでもないんだって事を知って、気絶をちょっと身近に感じた。月経時の異常行動として時折出てくる、寝そべってそのまま数分無の境地へトリップしてしまうあの行動・状態は気絶の一種なんだって気付いて、さらに身近に感じた。今までずっと、気絶ってもんは失禁とワンセットで出てくるもんだと固く信じてたから、あと気絶する時は勢いよくバターンと倒れるもんだと思ってたから、気絶という言葉に凄まじい言霊が宿ってるように感じられた。今改めて眺めると、何だかフレンドリーでほんわかした。
数年前に似たようなペレストロイカを金縛りで感じた。あの夢の中の夢、終わらない夢は一般的には金縛りって言うんだって事を何かの拍子に知って、そのまま納得した。金縛りという言葉に見出していた、ファンタジー寄りのオカルトに満ち溢れた言霊が、すたこらさっさと逃げていったのを感じた。残った言葉のぬけがらには生活臭がぷーんと漂っていた。
きっとまだ手持ちの言葉の中にも、ドラマティックなふりして実のとこドメスティックな子達がいっぱいいるんだと思うと、オラワクワク。ワオラクラク。和夫と書いて、ワオと読む。ワオ!
http://anond.hatelabo.jp/20071209013512
を書いた、元増田です。
結構なブックマークがついていて驚いた。
http://anond.hatelabo.jp/20071111205453
を読んで、ぶわっと沸いてでたのを
一気に書いたものなので、意味不明なところも多かったかもしれません。
でも、本人、書いた後数日はなんとも言えない気持ちでいましたが
(フタしてた感情と向き合って、どっと疲れた!と言うか)
1ヶ月近くたった今、本当に書いてよかったな、と。
トラバもらったり、
ブックマークでもらってたコメントで質問っぽいのがいくつかあったので、
順不同で答えてみます。
1)
いろんなケースがあるなぁ、と間接的に知ることになった、
の増田さんへ。
http://anond.hatelabo.jp/20071221203402
を読むかぎり、ちょっと吹っ切れたのかな。
よかったね。
彼氏さんの後者は「今、自分がとても落ち着いている」ということを
表現したいんじゃないかなぁ?と、なんとなく。
不安になる必要はないんじゃないかな??
2)
「1」にも関連するのだけど、
http://anond.hatelabo.jp/20071221165011
う??ん、私の場合と決定的に違うなぁ、と思ったのが
「事件が起きた日、私は確実に相手が恋愛対象として好きではなかった」
という部分かなぁ・・・。
スタート時点が違うから、
私が3年かかっても結局ひっくり返せなかったのとは、大違いだと思う。
なので、1の元増田さんに対しては、
彼氏、いい人っぽいから、信じてあげてほしいなぁ、と思う私がいます。
3)
読んで「こういう人も、まぁいるだろうけどさ・・・」
と思ったのが、
http://anond.hatelabo.jp/20071209162602
これは、私も元増田に対してではないんだけど、
私が触発された
http://anond.hatelabo.jp/20071111205453
に対するトラバで。。
かなりホッとしました。
そうだよね。こんな奴ばっかじゃないよね!
4)
「何故増田が謝る?彼女をそこに追い込んだのは彼だけでなく何?」
ごめんね。というのが、「3年は長いな」という事からでした。
元彼は、確かに私のことを好きでいてくれたけど、
(県外へ就職したのに、私のこともあって地元に戻ってきたりしたので)
もちろん、私は被害者ではあったのだけど、
でも、3年付き合って「いい子だな」「マジメな部分が空回りしてあの日の
暴走につながったんだよね」と、思っていたので・・・。
って、ここまで書いて、
「あ??、そうだ。そもそもの原因作ったのはやっぱり元彼なんだもん。
どんな事に対してだって、謝る必要はないんだな、私」
と、思った。
5)
「デートレイプを仕方ない、と受け入れざるを得ないのは、拒絶しても良い、という正しい情報を大人が与えていないからかも…。AVやポルノのファンタジーばかりで知識を得ているんじゃなぁ…。」
同感ですねぇ。
まぁ、その当時の元彼もAVなんかで得た知識ばっかりで、
「行動が子どもすぎる・・・」んだけど。
私には、今、娘と息子がいます。
娘には自分のような思いはさせたくない。
息子には、こんな行動はして欲しくない。
だから、性教育は、早めにちゃんと、と。
ここまで意識しなかったのかもしれないけど、
今、買って話す機会を伺ってるのが、
大葉ナナコさんの『いのちはどこからきたの?』です。
とにかく、自分と相手を大事にすること。
そのためにも、まず、子ども達が、私からはかけがいのない
存在なんだ、って事をメッセージとして伝えないといけないわけです。
9歳までには、ということなのでまだ時間はあるけど、
遅くなりすぎないように、と。。
6)
「デートレイプするような男と関係を持つ(※顔を見る、話すことも含む)女がバカ。」
うーん。
身もフタもないねー。
でもね、マジメさ故に突っ走って、というタイプ(その元彼)なら
未然に感づくのは、そもそも男性経験が皆無な当時の私には、
あまりに難度が高すぎたんですわ。
怖い。
(続く)<<明日??
●追記:
続きはコレ
ジャック・フィニイは面白いな。まともにノスタルジーを感じさせる作風だ。
笑ゥせぇるすまんに似たような話がありましたね。地下二階までしかない地下鉄の地下三階は過去への片道切符でした
クリフォード・D・シマックの某短編みたいなのかと思ってたら、意外に悲壮な未来像が待ち受けている
単なる記憶違いじゃないかこれ
確かにあの状況におかれたら、自分もこれは詐欺じゃないかと疑ってしまう
意味不明すぎて読み進められません
どうやらこの人は過去と現在が繋がってるというファンタジーがお好きなようです
主人公の最後の選択が正しいかどうかはともかくとして、何の益もないでしょうし、言われた側が感謝しているとも思えない。
うーん、ありがち
というか、この時代の新聞のシステムってのはどうなってんの?郵便局に出せば自動で配送してくれるのか?
最初に良い物を持ってきて、段々つまらなくなっていくという作品の配置の仕方をしているらしい。
まずは次のデータを覚えておいてください。
1、 1355万円
2、 1570万円
3、 1427万円
4、 1572万円
5、 1112万円
6、 574万円
世の中は金がすべてだろうか。
金がなければ、電車に乗って会社に向かうこと自体できないし
タネ銭がなければ金儲け自体を進行することが出来ない。
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「カネ」がそんなに悪いのだろうか?といつも思う。
「もったいないよな。これを企業に売り込んで
例えば広告として使ったり、大金持ちの結婚式のイベントとして売り込めば
紛争地域ももっと豊かになるだろうにと思ったりする。
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カネまみれで生きることは確かに美しくしくはないし、
近寄りがたい印象が強い。
平和な社会が見えてくると言う矛盾。
「カネ」という道具は使い方によっては争いにもなるし、
平和の道を作ることができる。
誰もが欲しいくせに、「カネ」というトーンは、
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例えば金持ちは手にしたカネを贅沢に使い、
ビジネスを大きくするためにさらに投資する。
一般の感情からはそんなに儲けたいのか、と思ったりする。
しかし、ある程度の富を手にしたらその富を回転させて
再生産を繰り返すのが理想の姿。
嫌なやつといったイメージ。
送り込む作業をする人間というのは
社会のために生きていることになる。
金儲けがいいとか悪いとかを真剣に考え抜いたとしても、
明日になって買っておいた宝くじがあたったりすれば
嬉しくてしょうがないのが人間の感情。
世の中のほんの一握りの人間にしか微笑んでくれない現実が
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今年ももう終わり。
あと1週間もすれば門松に変わる。
ここ何年かで経済面で大きな事件といえば
ライブドアショックを忘れることができないでしょう。
当事者にとってはまだ終わっていない問題です。
ライブドアの堀江社長もヒューザーの小嶋社長も、つい2??3年前までは
「成功者」として「格差社会」の頂点に君臨していたわけですが、
気まぐれなマスコミからは今は忘れ去られようとしています。
奢れる者は久しからず。
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こう見てみるとここのところメディアを騒がせている
「格差社会」という仕組みも、
実は勝者がずっと勝ちつづけるわけでも
ないことが見えてきます。
格差に怒りを感じてしまうことも事実。
しかし、格差社会というものが今一つピンと
来ないところがあるのも事実。
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この言葉自体や、振りまいている人達に抵抗感を感じてしまうのは、
どうもうまく仕掛けられている、といった感覚。
今は本当に格差社会なのか、という疑問がふつふつと沸いてしまう
のです。
このあたりの分析は「新平等社会」(山田昌弘著)で詳しく解説されていて、
なんでもかんでも小泉改革のせいにしてしまう短絡ぶりに
疑問を投げかけている。
「希望とは努力が報われると思う時に生じる、
絶望は努力してもしなくても同じだと思う時に生じる」
この言葉が紹介されていて
「1990年頃まではほとんどの人が希望を持てる条件が揃っていた」
と書かれていたが実際には努力が報われないことも結構多かった。
とくに企業が安定していた頃は実力よりも
「社内政治」??会社で生き残ることだけしか頭にない人間が
結構威張っていて、それを思えば能力がないくせに権力だけは
昔はよかったというけれど、安定していた昔はそんなに良かったか、
とも思う。
企業奴隷として生きることを強いられた時代。
私も初めて就職した会社を辞めるとき、周囲から「この世の終わり」と
いうような脅しを受けたけれど、今思えばあのまま奴隷人生が
生涯の価値基準にならなくて良かったと思っています。
====================
「格差」の一つの正体には他人の成功に対するねたみもある
のかもしれません。
テレビを見れば自称「セレブ」が信じられないような生活を送り、
自分もいつか、と夢を膨らませる。
「勝ち組」という虚像に対する憧れや絶望感を感じながら日々を
生きさせられている嫌な感じ。
羨ましくも「うまくやりやがって」という、モヤモヤした感情。
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ところで最初に見てもらった金額は
ある企業に勤める社員の平均年収。
会社名は何かと言うと
1、テレビ朝日
2、TBS
3、日本テレビ
4、フジテレビ
5、テレビ東京
7、永谷園
(MSNマネー企業概要より)
格差社会を憂いている人達が、社会の最も頂点に存在している皮肉。
普段給料が高いと批判をされている銀行でさえテレビ局には勝てない。
納得できる企業。
それを消費者が支払い、デフレで賃金が押さえられている今でも、
テレビ局には大量のカネが流れ込む。
勝者で居続ける大手マスコミの商売道具であるという一面。
彼らは競争相手が少なく勝ち組の代表。
郵政省からの天下りと談合に守られ、生涯が保障されている人たち。
=====================
しかし、彼らを支援しているのは結局は我々で、
たとえば亀田兄弟。
亀田を持ち上げ、批判し、また持ち上げ
何をやっても思考回路停止のままついてきてくれる
視聴者の皆様のおかげでTV局員の高額報酬が
永遠に約束されております。
職員に代わりまして、わたくしが御礼申し上げます。
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何か言い出したらロクなことはない。
「地方の時代」と言う言葉が使われた時代があって、
そう言っている割には自分の会社は東京のど真ん中にあって、
地方の実態なんかにはこれっぽっちも興味のない連中が発信をしていた。
「女の時代」と言う言葉が使われた時代もあって、
そう言っている割にはマスコミ各社の役員に女はどれくらいいたのか。
====================
「格差社会」は多分真実でしょう。
また、「格差」は仕方がないという言葉を、
今の時点で一応成功している企業の経営者なんかが
語っているのを見るとカチンとくるけれど、まあ真実の声でもある。
いちいち振り回されるのもまた腹が立つ。
勝利者が集まる空っぽの洞窟。
は敗北者という「勝者の視点」。
物凄く狭い価値観の中で、勝った負けたと騒いでいる状態。
====================
「格差社会」というキーワードも、観測地点を変えればその通りだったり、
そうじゃなかったりするわけです。
例えば障害者に対する援助の打ち切りは格差の助長だと思うけれど、
というレベルの問題に関しては格差でもなんでもない。
そんなもん知るか。
一方では消費社会をひたすら煽る。
====================
人間味を殺ぎ落としてまでも効率よく収益を上げることが正しい経営、
という価値観に影響を受けた経営者が増えたからかもしれません。
メディアの振りまく「成功イデオロギー」だけしか選択肢が無くなった不幸。
これが格差社会の正体。
====================
―「弱者」というものが、常に「エリート」によって「発見」されるという、
これまた古典的な構図による。
ネットカフェ難民、ニート、年金生活者、在日コリアン……というように、「エリート」同士の
政治闘争に利用できる、明白な「弱者」だけが「発見」されていく。
「エリート」は「弱者」を利用して政治的なライバルを攻撃し、「エリート」内の階段をのぼる。
「弱者」のなかにも、それを見透かして、政治的な「利権」を手にする圧力団体の
ようなものが出てくる。両者は共犯関係にある。―
http://miyajima.ne.jp/index.php?mode=res_view&no=56#nmjp57
====================
彼らの将来を間接的に奪ってるんじゃないか。
「かわいそうなあなたたち」という視線は絶対に救いにはならない。
「自分は不幸だ」「悪いのは世の中だ」と彼らに煽られても
誰もチャンスも仕事も金も持って来てくれないぜ。
特にあいつらは。
====================
□石原慎太郎に心ひかれる自分がある。
□オリンピックやサッカー・ワールドカップでは心から日本を応援する。
□中国や韓国はいやだと思うことがある。
これらのコピーの上に「以上の項目が半分以上当てはまる人は下流的である“!」
ある種のバイアスのかかった人達の『商材』であることがなんとなく見えてしまう。
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問題は、以前ほど未来に対しての安心感が
ないまま日々を送らないといけないこと。
もう一つは、一度企業社会のコースを外れてしまうと
なぜ嫌うかというと、そういう決まりだから。
なぜそういう決まりかというと、そういう決まりという決まりだから……………
======================
「リトル・ミス・サンシャイン」という映画を今年見ました。
出場するために車でニューメキシコから
「エンターテイメント」としての役割を背負った作品が
圧倒的に多い。
そういったファンタジーものとは別に、
現実のつらさを描いたのがこの作品。
しかし生徒は集まらず本人はビンボー。
2種類のうちでは敗け組の方。
成功コンサルタントの裏面を皮肉的に取り上げていて
この映画を見ると「ギクッ!」とする人も多いのでは?
「オレたちはみんな、敗者だ!」
映画の中で誰かが叫ぶ。
アメリカ人がみんな勝っているわけじゃない。
アメリカ人自身が「成功を追いかけ続ける敗者」で
あることをうすうす解っている。
その成功をありがたがる「いいお客サン」である日本人。
====================
アメリカ型を追いかけるのが難しい理由としては、
日本とアメリカとのマーケットの大きさの違いがあると思います。
抱えるのに加えて、英語圏全ての地球規模で
ビジネスの勝負ができる条件。
日本との環境の差は無視できない。
もしあれだけ大きな市場があれば一発くらい狙ってみたくなるし、
多少のリスクは背負ってもいいかなと思う。
しかし、一発でかく儲ける戦略を取るには
====================
億万長者を生み出すベンチャービジネスのからくりの一つを見てみると、
株式を上場して上場益の恩恵に浴するという戦略があります。
強引な売り込みを仕掛け、訴訟をいくつか抱えて裁判沙汰に
なってたとしても、株式上場で金が手に入れば
それでOKとする考え。
もちろんその戦略があたればバンバンザイだけれど、
上場できなければ会社は破綻。
いつのまにか今の世の中基準になってしまった。
多くの人が抱えていることは、こんなことをしてまで
金儲けをしなきゃいけないのかよという感情。
====================
ビジネスの成功者として華やかな世界の人達がよく取り上げられる。
しかし例えば、スナックの経営で儲けている人とか、
絶対にメディアでは取り上げられない。
彼らは「成功の法則」からは外れたところにいる透明人間。
結局のところ、巷に言われている「成功」とはメディアで
成功にも本当は色々あることは知っておいて損はない。
=========================
成功するというのはすばらしいし、
誰もが「勝ち組」になりたいのは正直な気持ち。
しかし、「勝ち」とか「負け」とかはどっちでもいい
勝つこともあれば、負けることもある。
「勝利」を維持するためのノルマと無理な目標設定。
責任だけは日々大きくなるくせに何も決定権を
持たしてもらえない状態が幸福とはいえない。
====================
この先、我々はもう一つの成功者を
生み出す必要があるんじゃないかと思います。
多分「格差社会」ということに関しては
我々が試されているんでしょう。
冷静でいられるのか。
この世は金が全てか?
ノー。100%ノー。
「カネが全て」だけでは人の感情や行動にも
限界があるという事実。
=====================
格差と言う割には日本社会はかなり「のし上る自由」のある国で、
世襲制度がイギリスとかフランスよりも強くないという現実もあります。
エスタブリッシュメントは『永続性のある権力と威光の階層』を
意味するのですが、イギリスなんかは貴族社会ですから綿々と
この手の権威が継承されてきています。
しかし日本にエスタブリッシュメントと言われる存在はほとんどなくて、
歴史的に見ても「下流の人間」がのし上れる社会でもあります。
ということは弱者が強者にだってなれるということ。
しかし「欧米的なもの」が進んでいて自由である、
という、でたらめばかりを言ってきた連中は、
この手のことには触れようとしない。
=====================
カンボジア型成功でも好きなのを選べばいいのです。
「あがり」を生み出す思想からの脱出を。
====================
アントニオ猪木の逸話の中で、こんなのがあります。
どうしても敵わない相手に押さえ込まれて、
全く体が動かない状態になった時、
小指の一本でも動かせないかともがいてみた、
という話。
とにかくもがいてみる。
すると小指の先から徐々に動かせるようになっていく。
そして小指が動くようになったら今度は手が動かせないか。
手の次は腕。
そして足、という風に少しずつでも抵抗をしていく。
うまく行かないときは絶望感に襲われてしまうけれど、
小指の先から暴れてみることを考える。
誰もが出来る小さなレジスタンス運動。
結局「勝者」とはこういうことを少しでも考え、
実行できる人だと思う。
====================
冒頭に見てもらった年収を稼ぐ人達がつくる「社会の常識」が
いつのまにか社会を支配してしまいました。
彼らの生活基準がいつのまにかこの世の幸福になり、
そこから外れたら敗北者。
東京のごく狭い範囲で起こっていることが
しかし、絶望ばかりでもなくて今までよりも
時代が変わっているのも事実。
親が金持ちで、格差の頂点にいる勝者。
絶対に負けない人達。
ところがこんな事実がある。
現在コンビニが全国で4万店。
歯医者が7万店。
つまりスタートして四分の一は消えてなくなる。
社会環境が完全に変わり、今までのやり方が通用しなくなったのも事実。
これまでアウトサイダーだった「オタク」が巨大なマーケットを作り、
今はかつての「負け組」が勝つ時代でもあるというのは本当でしょう。
つまり今年までの負け組が来年には勝ち組にもなれるということ。
====================
今年の終わり。
この日記を読んでいる方は残りの数日間、
ふと一人になった時、こんなことを考えてみてはどうでしょう
自分にとって金より大事なことは何なのか。
これがこれから先のあなたを成功に導く。
金より大事なもの。
自分の子供。
古本屋でやっと見つけた本。
家族。
大枚をはたいて買った骨董品。
一人になる時間。
いつも通う喫茶店の窓際の席。
成功。
愛車。
クリスマスのこの日。
その何倍も不幸を感じる人間がいる。
元々クリスマスなんて家族と静かに過ごす日なのに、
いつのまにか孤独や不幸が通常よりも
増幅してしまう日になってしまった。
つまらない言葉)の正体は結構こんなことじゃないでしょうか?
他の突出した人間と比べて勝手に不幸を感じたり、
「負け組」を探し出して、勝手に見下しているだけだったりする。
カネ以外のものに対する情熱を持っていれば、
この先の時代はあなたは有望。
今の時代の「成功」はまもなく消え去る。
時代は変わる。
「オレだって」「私だって」という野望が
結構受け入れられるのが、日本社会です。
そのためにはカネよりもまず「情熱」という
革命用の武器を手にする必要がある。
美しい人生を手に入れるために、心に情熱を!
== == == == == == == == == == == == == == == == == == == = == == ==
== == == == == == == == == == == == == == == == == == == = == == ==
Gladys Knight and the pips - Neither one of us
http://jp.youtube.com/watch?v=1p57xtVXEAM&feature=related
デヴィッド・サンボーンバージョンも好きだけれど
ボーカルものもやっぱいい。
ドラマチックな盛り上げ方に時代を感じるものの、
いまこれがやれたら結構かっこいい
トレンドばっかり追いかけないで、この路線で勝負すればいいのに。
Dean Martin, Gladys Knight & The Pips
http://jp.youtube.com/watch?v=3thV0XGJlEE&feature=related
グラディスが太った安室ちゃんだった頃の映像
"Memphis Soul Stew" King Curtis & The Kingpins (Live)
http://jp.youtube.com/watch?v=6WHcWu-1iUg&feature=related
ファンク系は司会までラップノリでグルーブしまくっているところが
超かっちょいい。
Jaco Pastorius- Soul Intro- The Chicken (Live 1982)
http://jp.youtube.com/watch?v=RJfiYdQcQtc
ソウルつながりでジャコ。
ドラムのピーター・アースキンの髪の毛が健在な頃で
やってしまった例。
http://jp.youtube.com/watch?v=9wQKl2P7Ql0
最後は東京に戻って
さんまの番組でのデイヴィッド・サンボーン。
「Smile 」はポール・サイモンの曲(サンボーンのライブ盤での曲)
じゃない方のスマイル。(ナット・キング・コールが歌っていた。)
この映像は以前ユーチューブで削除されていたので、
もしかしたらもうなくなっているかも。
(さんま。お前は判って聴いてんのか?)
それでは皆さん、よいクリスマスを。
記事で問題になっているのは著作権だが、それには触れない。
但し、プロレタリア革命はブルジョワ革命が完遂した後に起こる、或いは現在の自由主義が歴史の終焉であると言った話題は、手に余る。
同じ20世紀で、しかも大衆芸能について、一定レベル以上の成熟と大衆性を獲得した(だから、純文学や前衛藝術を除く)ジャンルでは似たような進化を辿るのではないか、という話。
>>最後に取り上げる例は、ジョージ・スティーブンスの古典的西部劇『シェーン』である。周知のごとく、西部劇というジャンルは四〇年代の終わりに最初の深刻な危機を迎えた。純粋で単純な西部劇は、いかにも作り物で単純な繰り返しだ、という印象を与えるようになった。西部劇の公式は使い尽くされたようにみえた。作家たちは、他のジャンルの要素を西部劇に盛り込むことによって、この危機に対処した。かくして出来上がったのが、フィルム・ノワール的西部劇(ラオール・ウォルシュ『追跡』。この映画は、フィルム・ノワールの暗い世界を西部劇に移植するというほとんど不可能な仕事をなしとげた)、ミュージカル・コメディ的西部劇(『略奪された七人の花嫁』)、心理的西部劇(グレゴリー・ペックの『ガン・ファイター』)、歴史叙事的西部劇(『シマロン』のリメイク)などである。一九五〇年代に、アンドレ・バザンはこの新しい「反省的」ジャンルをメタ西部劇と命名した。
この「メタ西部劇」は『西部劇』自身のパラドックスであり、その「メタ」の部分は/西部劇そのもの/である。いいかえると、この映画は、西部劇の世界にたいする一種のノスタルジーにみちた距離を含んだ西部劇である。『シェーン』が生み出す効果を説明するには、ふたたび視界の機能に言及しなければならない。つまり、常識的なレベルに留まっているかぎり、すなわち視線という次元を導入しないかぎり、単純で理解できる問いが生じる──もしこの西部劇の「メタ」の次元が西部劇だとしたら、二つのレベルの間の距離はどう説明されるのか。どうしてメタ西部劇は西部劇そのものとぴったり重ならないのか。どうして純粋で単純な西部劇はできないのか。答えはこうだ──構造的必然性によって、『シェーン』はメタ西部劇のコンテクストに属している。<<
(スラヴォイ・ジジェク著 鈴木晶訳 斜めから見る。青土社 P121
猫も杓子もジジュクを使いまわしている昨近、またか!と思われる方も多いだろう。またか、である。
アンドレ・バザンの≪超西部劇≫(sur-western)は、時間=歴史的な対象、一九四〇年前後の古典主義に対する一九四四年以後の「進化した」西部劇を指し示す。対して、ジジュク≪メタ西部劇≫は、空間=図式的な観念である。それは「メタ」の次元とそれ以外の次元からなる「二段の棚」であり、話を進める上で好都合だったので、持ってきた。
日本の場合、過去の例で思い当たるのは、時代劇だが、最近では、何といっても、ロボット・アニメかな、と。(時代劇については、ここでは触れない)
名前はいちいち挙げないが、歴史叙事的ロボット・アニメ(西部劇では実際の過去の出来事だが、ロボットがポピュラーな時代は未だ来ないので、未来、或いは仮想世界が舞台になる戦記物)、コメディ的ロボット・アニメ、(破綻も含む)教養小説的ロボット・アニメ、ファンタジー的ロボット・アニメ、ラブストリー的ロボット・アニメ、その他、いろいろ。
では、”その「ロボット・アニメ」は『ロボット・アニメ』自身のパラドックスであり、その「メタ」の部分は/ロボット・アニメそのもの/であるような作品、ロボット・アニメの世界にたいする一種のノスタルジーにみちた距離を含んだロボット・アニメ”、西部劇で言えば「シェーン」に該当するロボット・アニメは存在するだろうか?
http://d.hatena.ne.jp/dangerous1192/20071210/p1
酔拳の王 だんげの方さんの
エロマンガフユ10に応募します。
数年たっても面白く実用性が高い、古典となりうるようなものを選びました。
●うたたねひろゆき「COUNT DOWN」1992年5月発行 普通にエロス(富士美出版)
繊細な線で激しい動き表現し、鉛筆画でも鑑賞に堪えうる絵を描く作者。
10年以上前の作品だが、今でも十分に実用性に耐えうる。
最近は一般誌で活躍しており、げんしけん付録同人誌も描いていた。
●毛野楊太郎「正しい課外授業」1999年09月発行 調教(コスミックインターナショナル)
もともと矢野健太郎の漫画が好きだったので、この作品をはじめて見たときは衝撃でした。
両者は師弟関係にある別人だと長年思ってたのですが、同一人物らしいと知ったのは、ついさっき。
道を踏み外した一冊です。
調教ものですが、暗く痛く、結末も救いようがありません。
しかし、絵が好きなので買いました。
シリーズ物で「楽しい課外授業」「恥しい課外授業」「激しい課外授業」「アブナイ課外授業」「淫らな課外授業」と続きます。
●あーる・こが「つるつる」2000年12月発 ロリ(富士美出版)
なにが衝撃的だったかというと、この題名です。
一年後には「すべすべ」が出ました。
●きのした黎「平成にんふらばぁ弐」2001年5月発行 ロリ(桜桃書房)
作画表現が何度か変わっていますが、2000年前後が一番好きです。
他作品「Eden's Summer」「秘育幻想録」「妹館」もお勧めです。
●影乃いりす「まなざし」2003年1月発行 ロリ(フランス書院)
この本の中の学園乱交物が好き。
●どざむら「MARKING ALGOLAGNIA」2003年02月発行 ロリ(晋遊舎)
●ひぢりれい「UK(UNMORAL KIDs)」2003年10月発行 ロリ(茜新社)
線の細い少女が自分からやるというのが、良いです。
先日もたまごまごさんが絶賛してました。
http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20071209/1197101486
ヒヂリレイ☆DECOッパチ
●まぐろ帝國「放課後奴隷倶楽部」2005年02月発行 調教(茜新社)
おっぱい・筋肉ムキムキ女性をギャグ漫画で描くのが好きな作者。
編集部に、売れる本を描け、と言われてと描いた、学園調教物。
底にはギャグっぽい雰囲気が漂う。
●倶梨伽羅「淫縛女教師M」2005年07月発行 調教(富士美出版)
おっぱい、おっぱい、のムチムチ女性を描くのがうまい作者です。
元気でムチムチな女性を明るく、痛み表現もなく、喜ばせながら調教します。
唄飛鳥という名前を使うこともあります。
ロリと調教がほとんどになりました。
他にも色々ありますが、メジャーであったり、新しい作品なので他の人が紹介してくれるでしょう。
おがわ甘藍、板場広し、ほかまみつり、甘詰留太、水無月十三、さきうらら(痴女が恋しちゃダメですか)、さだこーじ、たまちゆき、春籠漸
マーシーラビット(InVision(淫Vision))、西安(制服戯画)、ここのき奈緒(Virgin)
MON-MON(愛奴真奈美、露出妻麗子)、草津てるにょ(よがり妻)
「あーる・こが」の「ー」は、本当は「から」なのですが、増田では表示されないので、このようになってます。
だんげの方さん、よろしくお願いします。
集計用一覧
うたたねひろゆき,COUNT DOWN,普通にエロス,富士美出版
毛野楊太郎,正しい課外授業,調教,コスミックインターナショナル
どざむら,MARKING ALGOLAGNIA,ロリ,晋遊舎
桐乃梵人,痙攣隷嬢,調教,オークス
http://d.hatena.ne.jp/jyl2142/20071203#p2
良かったです。つか、『lain』の先駆性を継承しつつ、それでいてオリジナリティと時代性を盛り込んだ作り手の意志の強さに感服。
やっぱり最後はお父さんだよねとか、おじいさんが出てきたり、イサコの来歴とか、実に良い。
あの霧の漂う大黒市のイメージは新淡路市のイメージにもかぶって、見ながら『やられた!』と思った。
電脳メガネも、うちのAMEG(両用脳磁計)やジェネレーターより直接的で良かったと思う。
ちゃんとファンタジーしているのに感服。幼児性の具現化した存在とか、永遠の楽園とか。
そこらへんきちっとやっていた。ホント、ただただスバラシイの一言につきる。
『lain』は時代性として最後ああなったが、納得のいく物だった。
しかし『電脳コイル』は時代を取り入れて、ちゃんと怖さを持った冒険とその最後としてテンションを作っていた。
どうしても現実世界と仮想世界の切り替えで難儀するのだが、鍵穴を使ったところが実に上手い。
私もがんばろう。地味でいいから。
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株式会社カルチャーブレーン(CULTURE BRAIN INC.)は、主にコンピュータゲームを製造、販売している会社。1980年10月5日設立。
本社は東京都葛飾区宝町2丁目30番16号。東京事業部および第二本社(登記上本店)は東京都江東区亀戸3丁目47番17号。
代表作に飛龍の拳シリーズ、スーパーチャイニーズシリーズ、ウルトラベースボールシリーズなどがある。
目次
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* 1 主な開発タイトル
o 1.1 アーケード
o 1.2 ファミリーコンピュータ
o 1.3 スーパーファミコン
o 1.4 プレイステーション
o 1.5 セガサターン
o 1.6 NINTENDO64
o 1.7 ゲームボーイ
o 1.8 ゲームボーイカラー
o 1.9 ゲームボーイアドバンス
o 1.10 ニンテンドーDS
* 2 関連項目
* 3 外部リンク
主な開発タイトル
* 飛龍の拳スペシャル ファイティングウォーズ(1991年6月21日)
* 飛龍の拳S ゴールデンファイター(1992年7月31日)
* 飛龍の拳S ゴールデンファイター ハイパーバージョン(1992年12月11日)
* スーパーチャイニーズワールド2(1993年10月29日)
* スーパーチャイニーズワールド3(1995年12月22日)
* コンピュータ脳力解析ウルトラ馬券(1995年5月26日)
* 動物キャラナビ占い2 個性心理学+恋愛占いパズル(2003年9月18日)
* プロ麻雀「兵」シリーズ 女流雀士に挑戦??私たちに挑戦してネ!!??(1999年11月2日)
* 忍たま乱太郎64 ゲームギャラリー(2000年4月21日)
* スーパーチャイニーズランド1・2・3(1996年9月13日)
* スーパーチャイニーズファイターGB(1996年12月28日)
* 忍たま乱太郎GB えあわせチャレンジパズル(1998年6月19日)
* スーパーチャイニーズファイターEX(1999年12月24日)
* 女流雀士に挑戦GB ??私達に挑戦してネ!??(1999年12月17日)
* ハムスター物語GB+マジハームの魔法少女(2002年8月9日)
* フェレット物語 ディア・マイ・フェレット(2000年4月28日)
* 「アカギ」 ??闘牌伝説/闇に舞い降りた天才??(2006年3月3日)
* おしゃれプリンセス2+動物キャラナビ占い個性心理学(2002年12月20日)
* かわいいペット!ゲームギャラリー(2003年9月26日)
* かわいいペット!ゲームギャラリー2(2004年12月17日)
* 仔犬といっしょ! ??愛情物語??(2003年8月1日)
* 昆虫の森の大冒険 ??ふしぎな世界の住人達??(2005年8月11日)
* スーパーチャイニーズ1・2 アドバンス(2004年6月24日)
* スウィートメルヘンのケーキ屋さん+動物キャラナビ占い個性心理学(2002年11月1日)
* ツインシリーズVol.1 めざせデビュー! ファッションデザイナー物語 / かわいいペットゲームギャラリー2(2004年8月12日)
* ツインシリーズVol.2 おしゃれプリンセス4 / 恋愛占い大作戦(2004年10月22日)
* ツインシリーズVol.3 昆虫モンスター(ムシモン) / スーチャイラビリンス(2004年12月10日)
* ツインシリーズVol.4 ハムハムモンスターズEX / ファンタジーパズル ハムスター物語魔法の迷宮1+2(2004年12月10日)
* ツインシリーズVol.5 わんわん名探偵EX / 魔法の国のケーキ屋さん物語(2004年12月10日)
* ツインシリーズVol.6 わんにゃんアイドル学園 / 仔犬といっしょスペシャル(2004年12月10日)
* ツインパズル「1.きせかえわんこEX 2.レインボーマジック2」(2004年12月17日)
* ハムスター物語3EX、4、スペシャル(2003年11月28日)
* 魔女っ子クリームちゃんのごっこシリーズ(1)「わんにゃんアイドル学園」(2003年12月26日)
* 魔女っ子クリームちゃんのごっこシリーズ(2)「きせかえエンジェル」(2004年3月25日)
しかし、疾走感こそ命。
「私は貴方様に身と心を捧げる者だと申しあげました」
「…うん」
正面切って言われると、たじろぐような言葉だ。なんというか、女性から言われるか?こんなの。
「ですから、このような選択を強いるのは私にも辛いことです。」
「ごめん」
「そのお優しさが、きっと勇者の証。」
にっこりと微笑んだ。
「もし、貴方様の世界をその手で壊すのなら、一つお願いがあります。」
「何?」
「上位の世界に帰ったら、本を書いてください」
「本……世界のこと?…虚構を書けって言うんだね」
「はい。」
「ファンタジーを」
「はい。」
「君の世界を。」
「僕なんかに本が」
「貴方は特別なお方だと申し上げました」
ほんの少しいたずらっぽく笑った。
「じゃぁ」
少し、居心地が悪かった。自分が女性にこんなキザなせりふを吐ける人間だとはおもわなかった。
彼女が少し顔を赤らめて微笑んだ。
「ありがとうございます。」
「名前は?」
「ヒロコ」
「わかったよ。君の国の話を、僕とヒロコがともに戦う話を書くよ。でも」
「『でも』はありません。」
きっとした表情に戻ったヒロコが突然言い放った。
「勇者様におかれましては、われ等の国に来てくださることかなわぬとのこと。さすれば、使命として下級魔法使いヒロコ、この世ばを打ち滅ぼし、勇者様には思い残すことなくわれらが祖国に降臨いただくのみ。」
ああ、始まったのだ。そして終わるのだと思った。この辛かった38年間が。素っ頓狂な1時間が、まるで幻のようじゃないか。一通りの口上を終えたヒロコがほんの少し首をかしげて小さな微笑を浮かべた。(これから破滅の呪文を唱えるのだ)ごく自然にそう分かった。
僕がやることは決まっていた。さよならヒロコ。さよなら、辛かった38年間。ヒロコが呪文の最初の音を出す為に唇を動かしたその瞬間、僕はこの世にあるはずのない、一度も聞いたことのない、読んだこともないその言葉を唱えた
「増田!」
「え、何?」
「変だよ、何言ってんの。へんだよ。俺のこと、ダメな奴だってさっき言ったばかりじゃない。俺、弱いから選ばれたって言ったじゃない。38歳無職だから選んだんだろう」
「その、本当は言ってはいけないのですが。」
少し話しにくそうにする。
「私の国は、貴方の世界からすればファンタジーのようなものだと申し上げました。」
「うん」
「では、貴方の…勇者様の国が実はファンタジーではないかとお考えになったことっはありますか?」
「へ?」
「いま、いらっしゃるこの世界が虚構であるとお考えになったことは?」
ごく、自然に自分の手が頬に伸びた。つねる。痛い。この世界が虚構?そんな馬鹿な。
「私の世界は勇者様の世界から見れば、ある意味虚構です。そして勇者様の世界も、神々のごとき存在からすればある意味虚構なのです」
「普通なら、虚構の中の登場人物は物語を作ることはできません。しかし、貴方は予言の岩が選んだ勇者様。特別な方なのです」
「特別…」
「そうです。お気づきになられていませんが、貴方様だけは、この世界を停止させ、上位の世界に戻ることができる方なのです。」
「嘘」
「嘘ではありません。呪文をひとつ唱えるだけです。」
口にした後、自分の迂闊さにはっとしたが、幸いまだ世界はあった。
「そう。その言葉はこの世にあるはずのない言葉。貴方様がまだ一度も聞いたことも読んだこともないのに、その胸の中にすでにある言葉。」
そう語る彼女の瞳を見ながら、突然電気に打たれたような気分になった。聞いたことも読んだこともないのに知っている言葉。
「お気づきですね。その言葉を唱えるだけでこの世は…貴方にとって実は虚構の世界は壊れます。」
「そうしたらどうなるの?」
「私も私の国も、貴方の国も消えます。しかし、貴方の本当の世界は壊れません。ただ、物語がひとつ終わるだけ」
「そんな」
混乱してきた。
「さあ、もう時間です」
そう言うと彼女が立ち上がった。
「私はこれからこの国を、貴方様の世界を打ち滅ぼし、貴方を勇者としてわが国に迎えます」
「やめてくれ」
つられて立ち上がる。
「一緒に来てくださるか、この国を私に滅ぼされるか、私を殺すか、この世界を貴方の手で滅ぼすか。選んでください」
「できない!」
「もう、待てません。十分にお話はいたしました。後は貴方様が選ぶだけです。」
「そんなぁ」
調子に乗って書いちゃえばら焼肉のたれ
「そういうわけで、さぁ二人で魔法の国に旅立ちましょう」
そういうと、それまでお嬢様風ワンピースだった女はにっこりと笑った。同時に足元から光の輪が舞い上がり、すっと彼女を包む。いや、なんというか輪くぐりをするんじゃなくて、輪が彼女を足元から通り抜けるような、そんな感じ。
「まさか…」
「分かっていただけましたか?」
若干古風なそのいでたちは、紛れもなくファンタジーゲームの魔法使いの姿だった。
「そんな…まさか…」
此れまでは、話半分どころかほとんど信じちゃいなかった。ちょっとイっちゃってる系の女。でも、美人だしちょっとうれしいかなっと思って話していただけ。それが突然、生々しい現実感を伴ってやってきた。鳥肌が立った。
「先ほどの失礼な言葉をお許しください。どうしてもこの世から国へお越しいただき、妖魔どもをなぎ払っていただきたかったのです。私はそのために選ばれ、使わされた魔法使い。勇者様である貴方と共に戦う者です」
「いや、待てよ!俺はなんとも言ってないぞ」
「お願いです!われ等の国をお救い下さい!」
心なしか、彼女は悲しげだった。これまでの暮らしでは話すことすら想像できなかったような美女。その美女が俺に懇願している。共に来て、戦えと。勇者となって妖魔を倒せと。
「…無理だよ」
「…え」
「無理だよ、俺、38にもなってニートだよ、職にも就かず、教育を受けるでもなく、訓練を受けてもいないただのだめ野郎だよ。辛いんだよ、苦しいんだよ!もう十分だよ、何が戦いだよこれ以上俺の人生苦しくしないでくれよ!」
涙が出てきた。立っていられなかった。その場にへたり込んで。泣いた。悔しくて、悲しくて、こんな目に合う自分が、こんな人生を送ってきた自分が哀れで。声を上げて。何年ぶりだろう。声を上げて泣くなんて。ずっと声を押し殺して泣いていた。学校へ行けといわれたときも、就職しろといわれたときも、首だといわれたときも、声を押し殺して泣いた。
「残念です」
嗚咽が停まらない。
「一緒に来てくださると思っていました」
「ごめん」
「お気持ちは察します」
沈黙があった。しばらく二人とも黙っていた。
「で、僕が行かないとどうなるの?」
やっと振り絞った言葉は、ささやくような声にしかならなかった。
「わが国は、妖魔に食い尽くされるでしょう。家も、畑も、山も、海も、空も。」
何もいえなかった。
「私の父と母も」
「ほかの人に当たってよ」
「できません。貴方を予言の岩が選んだときから、われわれの命は貴方にゆだねられたのです。私の身も心も。」
何だって?
涙でぐしゃぐしゃになった俺の顔はさぞかし醜かったろう。しかし、その醜い顔を持ち上げ、俺は口を開けたまま彼女の顔を呆けたように見た。
彼女は優しく言い聞かせるように微笑んだ。
「もう一度伺います。来たりて、われ等をお救い下さい」
また涙が流れた。声がかすれる。
「…ごめん。できないよ」
彼女が悲しそうに無言で微笑んだ。
「どうするの?」
「仕方がありません。勇気と共に降臨して下さるのが望みでしたが」
彼女が少し間をおく。
「無理とあらば力ずくで来て頂くまで」
え?
「嫌だ、絶対行かない」
首を振る。嫌だ。命を懸けるなんて嫌だ。怖いのは嫌だ。仕事がなくてもいい、もてなくてもいい。この世界にいたい。
「そうおっしゃると思いました。嫌々来ていただいても妖魔退治にならないのは承知のうえです。しかし。」
しかし?
「帰る国がなければ勇者様とて腹をくくって下さるでしょう」
決然とした表情で彼女が言う。
「お願いです。考えてみてください。この世界では夢も希望もないあなたが、妖魔の世界では勇者さまになれるのですよ」
「おい、ひどい言い方だな。」
「この世で勇者さまになれるおつもりですか?」
「いや、さすがに無理だろうけど」
「社長にでもなる夢が?」
「そんな高望みじゃ…」
「正社員?」
「いまさら無理だと思う」
「バイト」
「それならなれる」
「たかがバイト風情が勇者さまになるチャンスなんてこの先ありませんよ」
「『たかが』って言いやがった」
「お願いです、我々の国をお救いください」
「救うって、やっぱり戦うの?」
「戦います」
「やっぱりファンタジーっぽいの?」
「竜とか、妖精とか」
「妖精もいるの?」
「悪い妖精ですが」
「悪いのかよ!でもまぁ、ファンタジーならそこそこ怖くないのかな」
「こわいです。殴られると痛いです。あと、殺されたら死にます」
「やだよそんなの!」
「お願いです。お救いください」
女は自分がそこにいないファンタジーは好きでしょ。逆に男は自分がそこにいるファンタジーが好き。結婚を夢見るのは圧倒的に男でしょ。違う?現実味が無い所に自分を投入できない。
基本的に女は現実的だから、需要はあるかもしれんが商売にならんでしょ。
ファンタジーにハマれるのは男だけだよ。
後、あなたのように注文がうるさいからね女は。
男は、穴があればいいんだし。
自分が、知り合いのコネで今度のモーニング娘のオーディションの審査員として
呼ばれることになった。
かわいい女の子がたくさん来る上に、好きにしていいといわれて
うひょーとなった俺は、その会場に行くのだが、
幼すぎる女の子ばかりか、デブな男子小学生しかいなかったので、
うんざりしていると、司会のアナウンサーがとてもかわいかった。
「この子は?」といって
とびかかったら、つんくにひっかかれそうになった。すんでのところでにげると
いつの間にか、空を飛んでいた。
俺は麦茶を凍らせたようなものの上に乗りながらすーっと
空中散歩をしている。
おいしそうな麦茶を飲もうとするととそこは自分の部屋。
あー、畳の上で雑魚寝して、そうだウトウトしていたんだ。
デブでソフトモヒカンの男と、かるいイケメンと話しながら酒を飲んでいた。
山下なにやってんだろ。おっせーな。
あいつは今日、この浮き島に帰ってくるんじゃなかったのか。
そして、思い出話とともに日本のうまい酒とあたりめをお土産にもってくるんじゃないのか。
まったく使えない山下だ。
紫といえば、この間、裏のジャンク山に山下の死体を埋めたなぁ。
ハッとする。ちがう。ここは俺の部屋じゃなくて、俺の部屋の上の階の部屋だ。
正確に言えば、自分の部屋と上の階の部屋が夢という力によって歪んで同一に感じてしまっていて
重ね合わせのように感じているだけなんだ。
まったく夢って不思議だよね。
そうそう、
今本当は俺はひとりなんだ。藤枝も岸もまったくしらないし、
あれ、
そもそも山下は俺の後輩芸人だったはずだが、俺は芸人じゃない。
上の部屋から、ずんたたた、ずんたたたと上で酒瓶を床に叩く音が聞こえているために
そういった妄想にとらわれたんだと理解する。
上の階静かにしないかな。
まったく迷惑だよ。藤枝。あいつすげーくさそう。
でも藤枝なんてしらないぞ。
人妻が住んでいるんだった。
変な夢を見たもんだ。
ずっと続く、ずんたたたの音。
最初は酒瓶だと思ったけど何を根拠にそう思ったのかは不明。
だって、酒瓶はずんたたたなんて音しないもん。
♪ずんたたた、ずんたたた、ずんたたた、ずんたたた♪
そのリズムに乗ってふわふわと家の外に出る。
そこは見覚えのある景色。
青い空、坂と蔦のはった壁の多い長崎のようなこの町は、たしか・・・
前に夢で見た景色だ。
そうだコレは夢なんだ。夢で何度も見る古びた坂の上のマンションに俺は住んでいるんだった。
ちゃんとわかってる。これは夢。
家のとなりはジャンク堂っていうどうしようもないガラクタばかり扱っている店だ。
ほら、やっぱりそう。池袋の本屋さんは関係ないよ。夢だから影響を受けたのかもしれないけどね。
思えばこの町は前からすみたかったんだ。
前に夢でこの坂のちょっとしたにあるケーキ屋さんにいったこともあった。
何度も何度もみるから、自分はここに住みたくなって、そして今夢ですんでいるんだ。
これはすばらしい。
もしかしたら夢って言うのがひとつの現実かもしれない。
こういうメルヒェンなのが好きなんだよな俺は。
坂をはるか上空から見渡すと山下が走っているのが見えた。
日本酒を持っている。
どうやら、俺たちのために急いで持ってきてくれてるみたいだ。
上の階でドンちゃん騒ぎをするんだよな。
藤枝たちと一緒に一杯やってちょっと仲良くなっておくか。
あれ、でも山下の死体はちゃんと裏のゴミくず置き場に隠しておいたのに。
山下に嫌われないかなぁ・・・
そうだ、坂の下でケーキを買ってあいつに奢ってやろう。
という夢を見た。