調子に乗って書いちゃえばら焼肉のたれ
「そういうわけで、さぁ二人で魔法の国に旅立ちましょう」
そういうと、それまでお嬢様風ワンピースだった女はにっこりと笑った。同時に足元から光の輪が舞い上がり、すっと彼女を包む。いや、なんというか輪くぐりをするんじゃなくて、輪が彼女を足元から通り抜けるような、そんな感じ。
「まさか…」
「分かっていただけましたか?」
若干古風なそのいでたちは、紛れもなくファンタジーゲームの魔法使いの姿だった。
「そんな…まさか…」
此れまでは、話半分どころかほとんど信じちゃいなかった。ちょっとイっちゃってる系の女。でも、美人だしちょっとうれしいかなっと思って話していただけ。それが突然、生々しい現実感を伴ってやってきた。鳥肌が立った。
「先ほどの失礼な言葉をお許しください。どうしてもこの世から国へお越しいただき、妖魔どもをなぎ払っていただきたかったのです。私はそのために選ばれ、使わされた魔法使い。勇者様である貴方と共に戦う者です」
「いや、待てよ!俺はなんとも言ってないぞ」
「お願いです!われ等の国をお救い下さい!」
心なしか、彼女は悲しげだった。これまでの暮らしでは話すことすら想像できなかったような美女。その美女が俺に懇願している。共に来て、戦えと。勇者となって妖魔を倒せと。
「…無理だよ」
「…え」
「無理だよ、俺、38にもなってニートだよ、職にも就かず、教育を受けるでもなく、訓練を受けてもいないただのだめ野郎だよ。辛いんだよ、苦しいんだよ!もう十分だよ、何が戦いだよこれ以上俺の人生苦しくしないでくれよ!」
涙が出てきた。立っていられなかった。その場にへたり込んで。泣いた。悔しくて、悲しくて、こんな目に合う自分が、こんな人生を送ってきた自分が哀れで。声を上げて。何年ぶりだろう。声を上げて泣くなんて。ずっと声を押し殺して泣いていた。学校へ行けといわれたときも、就職しろといわれたときも、首だといわれたときも、声を押し殺して泣いた。
「残念です」
嗚咽が停まらない。
「一緒に来てくださると思っていました」
「ごめん」
「お気持ちは察します」
沈黙があった。しばらく二人とも黙っていた。
「で、僕が行かないとどうなるの?」
やっと振り絞った言葉は、ささやくような声にしかならなかった。
「わが国は、妖魔に食い尽くされるでしょう。家も、畑も、山も、海も、空も。」
何もいえなかった。
「私の父と母も」
「ほかの人に当たってよ」
「できません。貴方を予言の岩が選んだときから、われわれの命は貴方にゆだねられたのです。私の身も心も。」
何だって?
涙でぐしゃぐしゃになった俺の顔はさぞかし醜かったろう。しかし、その醜い顔を持ち上げ、俺は口を開けたまま彼女の顔を呆けたように見た。
彼女は優しく言い聞かせるように微笑んだ。
「もう一度伺います。来たりて、われ等をお救い下さい」
また涙が流れた。声がかすれる。
「…ごめん。できないよ」
彼女が悲しそうに無言で微笑んだ。
「どうするの?」
「仕方がありません。勇気と共に降臨して下さるのが望みでしたが」
彼女が少し間をおく。
「無理とあらば力ずくで来て頂くまで」
え?
「嫌だ、絶対行かない」
首を振る。嫌だ。命を懸けるなんて嫌だ。怖いのは嫌だ。仕事がなくてもいい、もてなくてもいい。この世界にいたい。
「そうおっしゃると思いました。嫌々来ていただいても妖魔退治にならないのは承知のうえです。しかし。」
しかし?
「帰る国がなければ勇者様とて腹をくくって下さるでしょう」
決然とした表情で彼女が言う。
妖怪退治のリーダーで良いじゃん 妖怪はどこいったっw ITがやりたいならITで良いけどプロット大幅にかえんといかんね
おっとすまん、「『魔法使いの美少女ヒロコがアパートの戸をたたく。』までよんだ」だった。 しかし改めて読むと、妖怪退治に魔法使いとって、なんかすごいな。 もう少しこう、「陰...
「なんで、よりによって俺なんだよ、そんな怖い仕事バイトでも嫌だよ。もっと使える奴を探せよ」 ってのに対する説得力が必要じゃない? 「使える人じゃダメなんです」 「え?」 ...
「妖魔の世界はこの世の陰の部分です。陽の世界の使える人は陰の世界の使えない人。あなたは陰の世界では勇者クラスですよ。」 なんといういじめw
「お願いです。考えてみてください。この世界では夢も希望もないあなたが、妖魔の世界では勇者さまになれるのですよ」 「おい、ひどい言い方だな。」 「この世で勇者さまになれる...
調子に乗って書いちゃえばら焼肉のたれ 「そういうわけで、さぁ二人で魔法の国に旅立ちましょう」 そういうと、それまでお嬢様風ワンピースだった女はにっこりと笑った。同時に足...
なんかもう魔法少女のパワーがすごい設定になってる気がするんだが。
たぶん最後に少女と戦うことになる布石だろう。
いや、彼女と結婚して尻に敷かれる布石じゃないか? 最強勇者も嫁さんには敵わない、という万国で通用するオチ。
続き。 「そんな…滅ぼすって」 「仕方がありません」 「脅迫するの?」 「少し違います。この世界はなかったことになります。」 「そんな…馬鹿な。そうだ、嘘だよ。そんな力が...
ちょっと38歳のニートとは思えないベシャリになっちゃってるなw
確かにw しかしリアル38歳は、無理だろ。
グダグダ感たっぷりです。主人公も涙と鼻水でぐだぐだ。 「え、何?」 「貴方がこの世界を滅ぼすのです。そうすれば…」 「変だよ、何言ってんの。へんだよ。俺のこと、ダメな奴...
まて、えー、まて、えー。 なんかもう、ここで話半分終わってない?いや、面白いけどさ。 なんかもうちょっとこう、あーれーって感じで、 納得しないまま、むこうに連れ去っちゃった...
しかし、疾走感こそ命。 「私は貴方様に身と心を捧げる者だと申しました」 「…うん」 正面切って言われると、たじろぐような言葉だ。なんというか、女性から言われるか?こんな...
僕の物語は終わった。たぶん、物語だったのだろう。あれは夢だったのか、だとしたら白昼夢なのか。妙なリアルな夢ってあるよな。でも。 「でも」は無い、とヒロコは言った。だから...
なんというメタメタ展開
上手くまとめたものだなあ。
もうあなたが作品書いちゃえYO!
てかラノベのアイデンティティであるところの「地の文」がないので なんか超スピードで話が終わりそうだw
ライトノベル作家になりたいワナビ(元) ここまでのラノベ設定まとめ(←ここから) http://anond.hatelabo.jp/20071130165609(←ここまで) そろそろ頼むよ、元増田。 ◎主人公 ・11の人格...
11の人格とか妖怪とかが、実は38歳ニート童貞主人公の有り得た他の未来の象徴
3時間かけて並んでいた求職相談はわずか5分で終わった。 「あー・・・、38歳で、職歴なしだとねぇ・・・」 薄く開いた唇を動かさずまるで鼻で喋るかのように担当官は短く言った...
「無理です。予言では今後3回目のバイトを最後にあなたは職につけません」 おちつけ、俺。これはラノベ。これはらのb。
なんか「ダンバイン」を思い出した。 オーラロード強制。
「妖魔の世界はこの世の陰の部分です。陽の世界の使える人は陰の世界の使えない人。あなたは陰の世界では勇者クラスですよ。」<< ・・・これはなんというニートいじめw
【元増田設定】 ◎基本 ・ラノベ(セカイ系) ◎キャラ ・主人公 38歳童貞、職歴なし。「時給制の妖怪退治のアルバイト」をなし崩し的にすることになった。 ・ヒロコ 魔...
ラノベのヒロインの名前ってやっぱりDQNネームっぽい方が良いのかな。 姫子とか春姫とか夏妃とかノアとかちせとか木乃とかコナタとかピノコとか。
名前は特徴的なほうがいいね。 同じような名前だとキャラを識別できない。 ラノベは、長期シリーズはざらな上に、登場人物が大量だから。 「あれ、こいつ誰だっけ?」っていうのがあ...
マジレスすると、主人公が30歳以上ならヒロインは10歳以下にすべき。
ねこ年齢で?
おいおいおまえ昨今のラノベの三大潮流といえばロリ・獣耳・百合だろうが。 実年齢三百歳はロリのうちに入らん。
獣耳、狼と香辛料 百合、マリア様 だとして、ロリは何があったか。シノにゴシックか?
三大ロリラノベ…円環少女、SHI-NO、紅
すまん、俺はラノベにうといんだが。 「獣耳」って、ネコ耳とか? ヒロインはすでに人間じゃないの?
かさぶた。 来年はけもの娘年? けもの娘ライトノベル、続々アニメ化
小説でヒロインに獣耳があって何が良いのか俺には分からんな……。 ロリもなぁ。 ショタで行ったらいっぱついけるかもね。
挿絵があるからな
主人公30歳以上、ヒロイン10歳以下は別個の純愛話でやった方が良い。というかラジオ体操
・・・・フィクションだよね?
主人公設定。 こんなんどうでしょうか。 (A) 主人公は38歳増田 ・→11の人格を持つ増田、 ・妖怪を倒すと、人格がひとつずつ消えていく。(あったなこんなの) ・10の妖怪を倒し...
ヒロコと戦うことに。 ここ、問題だよね。何で主人公をスカウトして妖魔退治させた本人が主人公の敵になるんだろう。操られるってパターンもあるんだけど、カタルシスから言えば...
主人公がニートって時点でコメディ路線確定なのにそんなシリアスにしてどうする。
そりゃそうなんだけどさ、世界の存亡をかけて自分の盟友と戦うんだぜ。コメディになるの?逆にコメディにするんなら、ヒロコと戦わなくてもいいんじゃない?
世界の存亡が痴話ゲンカの結果にかかってくるというラブコメはけっこうあると思う。
うる星やつら
だからさ、コメディなんだからもっと馬鹿らしい理由でもいいんだよ。 たとえば敵の美形妖怪に一目惚れして裏切るとかさ。
こういうの、逆にシリアスだから面白いとは思わん? ネタっぽい話がどんどんシリアスになっていく過程が
コメディタッチだけど、世界を救うところはマジなのか、全部コメディなのかで違うなぁ。全部コメディだとヒロコと対決するシーンをラストに持ってくるのはしょぼいな。なんとなく。...
敵のボスが前彼だったんだよ、 で、宇宙ステーションでその敵を倒そうとしたら ヒロコ銃をこっちに向けて「やめて」って言うんだよ
ヒロコにとっては 前彼 > 越えられない壁 > 世界 > 主人公 なの?
そういう単純な不等号関係では説明できないところがミソなんだと思うけど。
先日のカンナギ事件で、ヒロインの元彼などという設定は、オタク相手の商売では地雷だとわかったな。
キャラクター1人考えた 益田 さとる 脇役。主人公の数少ない友人の一人。軽度のヲタだが当然就職も結婚もしている。 口癖は「なんてのは、どう。」
なんか面白そうなことをやってるね。 碁につきあってくれる人すくないから次の手がくるまで俺もこっちみよ。 40歳を超えた童貞は妖怪になるという伝説を信じたヒロコ、 強力な能...
面白そうなんで考えてみるー ・魔法使い(ヒロコはどうにかしたほうがいいと思う。)と戦う理由 魔法使いの存在そのものが(魔法使い本人がどう行動しようとも) 妖怪が出てくる原因でし...
なんでどんどんせわしない日常に埋没していくんだよw 非日常はどこいったw
確かにw でも、舞台が非日常で、主人公はなんか普通の人なのに巻き込まれ体質っぽくて、 あとは美少女がでてくれば何とかならないかな?だめ? なんかこう、妖怪退治の安いバイトの...
ああ、非日常な設定の世界の上にある日常的な光景というのはアリだな。 しかしそれは日常的な世界の人間が非日常に巻き込まれる話よりも難しくないかな。
ラノベっぽくないかもと思うが、 毎度、物語の冒頭と最後が主人公の日常風景的な感じになるパターンが好きなんだが。 真ん中はどろ非日常で。そのギャップがね。
ラノベ知らないので漫画で言うとふたつのスピカみたいな感じかな
すまん、ふたつのスピカがわからん。
それなんてGS美神?
!! 言われて気がついた。俺の中に生きていたのかミギー、いやよこしま。