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はてなキーワード: イタチとは

2010-05-04

私も差別主義者なのかもしれない

先日、サイト掲示板にお客さんからこんな書き込みをされた。

「ノーマルカップリングってやめてください!BLや百合への差別です!

 男女カップリングと表記してください」

このサイトには主に、マイナーな作品の二次創作小説を展示している。

BLや百合などの同性同士のカップリング小説は一切ない。

男女もしくは恋愛に見える絡みはない小説のみを展示しており、

indexには「ノーマルCPもしくはオールキャラ小説のみです」と表記していたのだけど、それが気に障ったらしい。

ノーマルという表記はBLや百合に対しての差別的表記とみなされるらしい。

私はサイト上で、同性CPについて差別的な表現をしたことはない。作品には個々人様々な楽しみ方があるから、それを否定する気は一切ない。

女性ヘタリアのBLで身を悶えさせてもいいし、男性けいおん百合で興奮してもいい。

そんなの個人の勝手だから、誰かがそれを否定する権利なんてない。

ただ、このサイトにはそういう(同性CP)作品はないですよ、という意味で注意書きを書いていたんだが、私は知らぬ間に差別していたのかなあ。

しかし、もう私の脳内では、ノーマルカップリング=男女CPという既成概念があったから、差別と言われて少し不快感を持った。

だけどやっぱり差別にあたるのかな。

ただ、同性CPも普通のモノと思うなら、腐女子とか貴腐人と自称して自らを嘲る必要もないんじゃないのかな。

(それも捻くれた考え方なのだろうけれど。

 最近ヲタク趣味を持った女の子全体を腐女子と呼ぶ傾向があるので、その意味では私も腐女子なのだが)

 

以下、8年くらい二次創作サイトを運営してきてのモヤモヤ

・あらゆる人と共感できるのはいいが、勢いのあるジャンルほど色々面倒な気がする。

・というか、同人サイトが全体的に保守的というか閉鎖的というか。

 自分世界を守るためなら個人攻撃も構わない、それくらい過激なジャンルがあってびっくりした。

 とある人気サイト管理人商業アンソロジーで描いたら非難轟々。

 掲示板は「お前のせいで会社が動いてこの界隈が壊滅したらどうしてくれる!」という書き込みでいっぱい。

 後日、そのサイトは閉鎖されました。ナマモノとかだったら微妙世界なので分かるが、取り扱いは人気アニメ

 まあ、どちらにしてもグレーゾーンにいることには違いないのだが。

・これも人気のあるジャンルでの話、才筆溢れる方による小説サイトだったが、訪問者(他サイト運営者)による盗作が横行。

 最終的にイタチゴッコに陥ったため、盗作された方がサイト閉鎖。個人的に親交のある方だったので無念だった。

・他にもよく分からないゴタゴタに巻き込まれて閉鎖に追い込まれたサイトがたくさんあった。

・「オンラインブックマーク禁止」には大いに笑わせてもらった。

 そういうバナーを張りつつブログ日記を書いていたり(作品を置いているところもあった)、

 「オンラインブックマークに登録されたから閉鎖してやる!」って閉鎖文が書かれたページがgoogle検索でヒットしていて吹いた。

 (そもそもオンラインブックマークの問題は、登録されると検索エンジンにヒットするようになる、というよく分からない認識から始まった。

  今は分かりませんが、3,4年ほど前、私のいた界隈では少なくとも検索避けの徹底が暗黙の了解となっていた)

 今この問題はどうなっているんだろう。

・嫉妬の激しい世界だな、と思う。それを表に出すか出さないかで随分と違ってくる。

 

……と、何だか否定的に書いたけれど、トラブルがなければ楽しいところです。

自分の好きなものを好きなだけ書いて、何かに追われることなくのんびり出来て、ほっとする場所……のはずだが、

書き込みへの返事はどう返そうか。

2010-04-04

ひよっこが浮気について思うこと

mixiのあるコミュで少し話題になった「浮気」についてモニョモニョしているので書く。

浮気、と検索しても全く該当コミュが出ないくせに、そういったコミュが多いmixi。出会いって駄目のはずなのに、そういうコミュもある。

私は浮気反対というか大嫌い人間です。

(しかしまだ学生であり、知り合いに浮気をしている人はいない(いるのかもしれないけど知らない)ので、書いている内容は推測が多いので悪しからず・・・)

あるコミュにいた人は、父親が浮気してその浮気相手が家に乗り込んできたことで一家離散したそうです。そのため浮気している人たちが憎く、浮気コミュで惚気たりしている人に対して一言言わずには居られなかった。そこで浮気コミュに乗り込んで、浮気をしている人に対して怒りました。怒られて「私は悪いと思っているけど」なんて言う浮気女はいるわけでもなく、「何が悪い?」という態度でイタチごっこ。

一言何か言いたい!という気持ちは凄くわかった。私が同じ境遇だったら、のうのうと浮気している奴らをみるとパソコンを投げているところだわ。

浮気を咎めれば色々な言い訳がでてくるわけですが、そこに浮気相手の配偶者の気持ちを本当に考えている人はいるのか?と思う。

考えていてしているなら性格歪んでる。スワッピングみたいに同意性のものなら別ですが。

隣の芝は青い、のように人のものだから良いのであって、相手がいざ離婚して自分真剣交際しようとなると冷めるのかな。

・・・もし将来、結婚した相手が浮気したらどうしよう。

「そんな、あの人が別の人と・・・」としくしく泣くよりも先に「あいつ私を舐めやがって!」とプライドを傷つけられたことに苛立つと思う。泣き寝入りなんかしないよ!

「見たくないものは見るな」という言葉があるとおりに、そういうコミュを見なかったらいいだけの話かもしれない。

しかしながら世の中に浮気蔓延しているようで、某番組浮気をしているという女が毎週出ていたのは流石に驚いた。やらせだとしても・・・気分悪い。

2010-02-28

地球から人類が消えても永遠に残るもの

人類が消えてから…

2日後

水の汲み上げがストップすることにより、ニューヨーク地下鉄は完全に水浸しになる。

7日後

原子炉の冷却水を循環させる発電機の非常用燃料が尽きる…

1年後

電波塔の警告ランプの点滅や、高圧線の電流が止まる。

これにより今まで世界で何十億羽と死んでいた鳥たちが死ななくなる。

燃え尽きた原子炉の周囲に、動物たちが戻ってくる。

3年後

暖房熱が失われた寒冷地では、とうとう水道管が破裂しはじめる。

収縮・膨張を繰りかえした建築物はきしみが出るようになり、屋根と壁の間に隙間ができる。

暖房の無くなった寒冷地では、冬を1〜2度越すとゴキブリが全滅してしまう。

20年後

10年前に雨漏りが始まっていた屋根は、もうすでに消えている。

100年後 線路や道路を支える鉄柱が腐食し、湾曲する。

パナマ運河が埋まっていき、大陸が再結合しはじめる。

野菜は味の悪い野生の品種に戻っていく。

象牙貿易が無くなって100年。50万頭まで減っていた象が20倍に増加。

飼われていた猫たちは野性化し、猫の獲物となった狸、イタチ、狐などが激減していく。

300年後

ニューヨークの橋が落ちる。世界中ダムが枯渇したり溢れたり崩れたりする。

ヒューストンのような三角州に作られた街は流される。

500年後

気候が穏やかな都市は森となり、丘が減り、開拓者たちが開拓する前のような土地に戻っていく。

森にはアルミステンレスプラスチックの食器やら調理器具やらが埋もれている。

ニューヨークコンクリートジャングルは氷河に埋没する。

人間が作った建造物で残っているものは、地下深くに掘られたドーバー海峡英仏海峡トンネルだけである。

3500年後

煙突が立ち並ぶ工業時代に廃棄された鉛が、ようやく土で浄化される。

ただしカドミニウムは75000年後まで待たねばならない。

二酸化炭素の量が原始時代の頃と同じくらいになる。

25万年後

地球自然放射能により、プルトニウム爆弾の濃度が腐食した金属とともに消えて行く。

数十万年後 あるいはもう少しかかるかもしれないが、進化した微生物プラスティックを分解できるようになる。

720万年後

アメリカ黎明期大統領の顔が刻まれたラシュモア山は、隕石地震破壊され、痕跡がわずかに残る程度に。

1020万年後

ブロンズの彫刻や象はまだその形をとどめている。

30億年後

我々が思いもよらない生物地球上で栄える。

45億年後

50万トンの劣化ウランがようやく半減期を迎える。

太陽は膨張し、地球温暖化が進む。

しかしもう数億年は原始生物に似た微生物が生き長らえて行く。

55億年後

太陽は死期に近づき、地球は膨張した太陽に飲み込まれて焼失する。

そして… 我々が流したテレビラジオの放送電波は、まだ宇宙を漂っている。

そう、永遠に……

2009-12-16

http://anond.hatelabo.jp/20091216155012

改めてコミュニケーション能力を身に付けたいですって人なら、体系的にやるのがいいんじゃないって言おうとしたんだけど。

増田さんが「体系的に習得する」ってのが、どんな手続きを思い描いてるのか教えて欲しい。

僕としては、会話中に相手が何を考えてるのかわかるようになりたいって場合

1.人間の声の調子がどんな感情と結びついてるかを知る(理論

2.1.を踏まえて実際に会話をしながら人の声の調子に注意して、それを読み取れるようになる(実践)

3.人間の表情がどんな感情と結びついているかを知る(理論

4.3.を踏まえて実際に会話をしながら相手の顔を見て、それを読みとれるようになる(実践)

5.適当タイミングでそれらを纏める(例えば声と表情が矛盾するならどちらを優先するかをどう判断するかを理解する)(理論

6.自分の読みに間違いがないかを確認する(実践)

こんな感じの手続きを再帰的に行って最後に相手を全体的に理解する分割・統治を、体系的なやり方として考えてた。

あー、単純な言い方をしようとすれば、個別の理論を学び実践をしながら、適時それらを纏めるって言えちゃうなorz

ある程度並行してできることはそうすればいいと思うけどね。

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当然攻撃側と防御側のイタチごっこはあると思うけど、それでも防御側は何もしないよりはましになると思うよ。

自然言語プログラミング言語の習得で、ひとつ言語勉強すれば、他を勉強しやすくなるのと似てるんじゃないかな。

全く新しいパターンには対応できないだろうけど、全てがそんなに新しくなることもないだろうし。

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鳥頭が疲れたから一旦落ちる。

あれこれと考える機会になって楽しかったよ。

僕は最初他人に対して優位になるためのコミュ力って視点がなかったから参考になったし。

ありがとう!

2009-07-21

平川哲生「川の光リアルタイムtwitterコメンタリーまとめ (1)

Mon, Jul 20
  • 07:59 幸か不幸か起きていますので、アニメ川の光再放送に合わせてtwitterコメンタリをやります。どこまで書いていいのやら、なにを書いたらいいのやら……。タイピング速度もあるので、ちょっと下準備をしておきます。
  • 08:00 remove覚悟の上で連投します。最初にあやまっておきます、すいません。
  • 08:30 ニュースの放送中ですが、のんびりと、アニメ川の光』のtwitterコメンタリをはじめます。原恵一さんには「すべて正直に言え/書け」と言われているので、たぶん、ぶっちゃけ話もします。
  • 08:31 アニメ川の光』は、6月20日の本放送、28日のBS再放送今日は再々放送になります。本放送の視聴率はふるわなかったのですが、反響の多さから、このような短いスパン再放送になったと聞きました。涙がちょちょぎれるほどうれしいです。みなさま、ありがとうございます。
  • 08:32 まずはじめに、演出未経験の私がなぜ監督に抜擢されたか? メディアでは「原恵一さんの推薦」と語られていますが、本当は茂木プロデューサーの推薦です。原さんは「茂木が言うなら」という感じだったとのこと。私が言うのもなんですが、無謀にもほどがあります……ありがたいことですが……
  • 08:32 演出協力の原恵一さんは何をしたのか? シナリオ打ち合わせに出席して、私の絵コンテをチェックしました。通常のコンテ・チェックは監督が絵・セリフト書き消して直しますが、原さんはメモを残す。たとえば「こんなセリフはどう?」とか「アオリの構図がいいのでは」など。
  • 08:33 その後あれこれ相談して、私がコンテを清書します。全930カットのうち、原恵一チェック後に修正したのは、だいたい50カットほどだったと思います。放送後、私が「作品に原さんのテイストを感じた人が多かったみたいですよ」と伝えたら、原さんは複雑な心境だったようです。
  • 08:34 とはいえ原恵一さんの役割は小さくありません。私はチェックに通るコンテを意識したので。1カットだけ流背(専門用語です)を使おうと思ったら、「これキライ」とメモが書かれていて笑いましたw。キライって……。あとNHKエンタープライズ・廣岡篤哉さんのコンテチェックにもお世話になりました。
  • 08:35 脚本吉岡たかをさんが第三稿まで、私が第四稿を書きました。第四稿は絵コンテを想定して、プロット整理やセリフ改変など、大幅に書き換えたため、部分的にシナリオ打ち合わせの内容を無視する形になってしまい、いろいろ申し訳なかったです。この作品台詞ミス(後述)は私の責任です。
  • 08:35 はじまった!
  • 08:35 冒頭から音楽がいいですねー。レコーディングに立ち会いましたが、栗原さんはその場でがんがん楽譜を修正するんです。音のニュアンスもどんどん変える。楽器奏者はそれに柔軟に対応する。鳥肌モノでした。私は8トラックMTR宅録少年だったので、夢の現場でした。
  • 08:36 原恵一さんも言ってましたが、この作品シナリオ打ち合わせは、とても良かったと思います。アイデアがたくさん出て、それを可能なかぎり活かすようにしました。私は初監督なので知らないのですが、生産的でないシナリオ打ち合わせも多いとのことです。
  • 08:36 動物といえば「丸くなる」作画! でも、これは実は原作どおりだったりします。
  • 08:36 75分の作品なのでB級の系譜は少し意識しています。シーゲル、リュイスなどですね。結果、フォードホークスへのいびつな愛情のしみこんだ作品になったと思います。宮崎駿さんへのいびつな愛情もあり、お父さんのヒゲいじり癖は、これです http://tinyurl.com/kmxl8z]
  • 08:37 こういうところは演出家にとっては大問題ですが、視聴者の方はぜんぜん気にしなくていいと思います。いちおう、せっかくなので、書いておきます。ただ、やっぱり、この作品の演出は映画っぽくはないですね。当時の私は、CMなしのテレビ75分を見せきることを意識していたんだと思います。
  • 08:38 いやあ、声優が豪華ですねー。お父さんの台詞「お前が食べ過ぎなきゃね」は原さんのアイデアですよ。
  • 08:38 ペットボトルあたりの美術男鹿さんです。ふつう背景は美術ボードに似せるものなんですが、もう完全に男鹿流ですね。すばらしい。ありがたや。美術監督稲葉さん、日野さんは「男鹿さんの絵はまねできない」とか「あの絵は、音楽ライブみたいに、再現不可能」と言ってました。
  • 08:38 うう、書いてると見れない。見ていると書けない。コメンタリってむずかしい……
  • 08:39 画面がロングショット主体なのは理由があります。アップ主体のネズミ目線は、地面などの一部しかフレームに収まらず旅の感じが出ないこと。ネズミ目線が面白いのは20分が限界ということ。『ガンバの冒険』の手法を避けること。作画が楽なこと。結果的に美術の負担が大きくなってしまいました。
  • 08:40 金田朋子さんの熱演が! 人差し指くちびるにあてて、ぶるぶるさせて「ぶくぶく」の声を出してました。
  • 08:40 滝に落ちたチッチが浮かび上がって、タミーに助けられるあたりの原画は、加藤寛崇さんです。制作さんに「ちゃんとチェックしてください」と笑われ、私は「完成画面で楽しむからいいのだ」と答えたほど、ノーチェックで通せる、すばらしい原画でした。作画マニアは要チェック。
  • 08:41 現実のタミーは来客に頭からどーんと突っこんでくるお転婆な犬なのですが、平野綾さんはその感じをうまく出してますね。かわいい。タミーは最初・中ごろ・最後と短い出番ながら、印象に残ってもらう必要があったので、華のある平野さんにぴったりだったと思います。
  • 08:42 レイアウト、アイレベルが変だったりしますが、わざわざ変な感じに描いてください、と指示した結果だったりします。数えてませんが、レイアウトは6割くらい自分で描いたと思います。
  • 08:43 Aパート絵コンテの軸がぶれてます。まだスタイルというか、基調というか、トーンというか、そういうものを模索しているような印象。旅立つまでに14分しか使えなかったので、詰めこんでるのは仕方ないとしても、構図、カット割り、いま見るとつらいです。出発したBパートからマシになるような……
  • 08:44 山寺さんのお父さんはいいですねえ。少し頼りないけど、やさしいお父さんの感じがすばらしい。山寺さんは、あっという間に指示に対応できて、プラスアルファで演技を加えてもらえるすごい方でした。私は、山寺さんなら『御先祖様万々歳!』の多々良伴内の役が好きです。
  • 08:45 「川はタータの母だった」と原作では地の文で直接描いていますが、どうやってアニメ化すればいいのか、迷いました。結果、ごうごうという母体のような音にしてみました。こういうのってむずかしいですね。
  • 08:45 木が切られるあたりから、夕方まで、原画は黒柳トシマサさんです。若いし、うまいし、イケメンだし、まったくもってけしからん原画マンです。ありがたや。
  • 08:46 爺さんネズミ役は青野武さんですよ! なんという贅沢! マイケル・ペイリン! 青野さんの声は「きこりの歌」つながりで、この直後の切り株の場面に進む伏線なのです(嘘)。
  • 08:47 環境破壊はいま、たくさんの説が入り乱れている状態で、とてもアニメでは扱えません。もし扱うとしたら、ロンボルグ的な視線も入れて「近視眼的にならないよう、真剣に考える必要がある」くらいの主題になると思います。問題意識は高まっていくでしょうし、これから扱われるべき大きな主題でしょう。
  • 08:47 護岸工事環境破壊か? 答えはNOだと、視聴者の私は思います。監督の私は、巣が壊されるショックを描くために、悪者あつかいする必要があると考えていたようです。
  • 08:49 折笠富美子さんのタータはいいですねー。原作はタータが主人公なんですが、アニメはチッチの活躍が増えてます。が、折笠さんの演技で、タータが前に出てきたように感じました。
  • 08:49 三匹が並んで走る場面(3カット兼用)と、イタチに襲われる場面の原画は植村淳さんです。ありがたや。ネズミの走りは、急ぐときは2コマ中2枚、通常は3コマ中2枚。動物の走りはパターンが少ないので、ガンバに似ています。植村さんのところは2コマ中3枚で、空中ポーズが入ります。
  • 08:49 ちなみに原恵一さんは、当初、このイタチを中心にした物語を考えていたようです(原作にもある)。それじゃガンバになってしまう、という理由で、いまのような形になりました。それくらいガンバは恐ろしい作品なのです。アニメ史に向き合うなら、これ以外の選択肢はなかったと思います。
  • 08:49 夜、根で三匹が寝ているカットは、写真をそのままレイアウトに使ってます。写真レイアウトに使ったのは、自然物では、ここと冒頭の川の3カットのみ。バス車内はさすがに写真レイアウトが多いですが、ほかは基本的に写真は参考程度にしました。
  • 08:50 自転車のかげに隠れて走り、猫を避ける部分は、某映画からアイデアをいただいてます。
  • 08:50 チッチの「え~、もう旅行おしまい?」という台詞は、原恵一さんのアイデアをいただきました。前述の「お前が食べ過ぎなきゃね」といい、なんか、原さんらしいですよね。
  • 08:51 ドブネズミたちに会ってから、チッチが転ぶまでの原画は、石井邦幸さんです。丁寧な仕事ぶりで助かりました。かなり立体的に描く方で、ほかの原画とは耳の形などがちがいます。
  • 08:52 ドブネズミたちについて、原恵一さんは「聞き分けのない乱暴ものが良い」と考える。私は「話せば通じるやつらであってほしい」と考える。ここらへん好対照ですね。いろいろ話し合った結果、原さんの方のプランにしました。
  • 08:53 クマネズミは、人間を利用して、レストラン自動ドアを出入りするみたいですよ。能力が高すぎる。
  • 08:53 つるや食堂は、松浦さんの小説半島』から名前をいただきました。『半島』に登場するつるや食堂はもう少し小ぎれいだと思うんですが、アニメではネズミが出てきてもおかしくない、時代がかった建物にしました。
  • 08:54 ドブネズミがトリモチにかかるアイデア原恵一さんのものです。
  • 08:55 赤い郵便ポストあたりは、レイアウト、BGの兼用を考えて脚本を書いてます。涙ぐましい……
  • 08:55 まあ、ぶっちゃけホークスです。
  • 08:55 子供たちが排水溝を泳いだり、グレンに誘われるまでの原画高野登さんです。私は高野さんの原画が好きなんですよ。ベテランの風格といいますか、シンプルかつ的確で、まちがいようのない原画、撮影指示、タイムシート。完成画面では伝わらない部分ですが、とても頼りになるうまさです。
  • 08:56 ベテランの風格は、この作品では、山内さん、高野さん、山崎さん、小野さん、寺田さんの原画で見ることができます。ありがたや。作画マニアの方々は、作画の実作業を経験してないと判別がむずかしいのですけど、ぜひこういう原画のうまさにも注目してみてください。
  • 08:57 横向き歩きのリピート作画、スライドは、単純ながらいちばんのリテイク回数でした。前足にあわせると後足がすべり、後足にあわせると前足がすべってしまう。むずかしいもんです。
  • 08:58 図書館のCパートは、鏡・ガラスモニタピアノ、逆さまの本『川の四季』、逆卵型の下水道。ねちっこく反転・反射を描く画面構成です。主人公たちが屋上に上がるまで、カメラ建物の外に出ません。図書館は窓ガラスポイントになるので、モデル杉並区図書館にしました。
  • 08:58 グレンの登場から別れまでが約11分です。テレビシリーズの半パート分。短い場面ですが、大塚明夫さんの演技がすばらしく、印象に残るキャラクターになったと思います。ちなみに原作のグレンは、ソシュール以後のポストモダン社会に生きる人間の苦悩を理解しているような、賢者ネズミです。
  • 08:58 収録は一日で終わらせる強行軍でした。お昼の弁当休みも早くすませよう、「30分くらいか?」と話していたところ、大塚さんがあのいい声で「15分だ!」と勇ましく叫び、笑いをとってました。大御所声優さんたちは、技術も一流ですが、現場の雰囲気づくりもすごいんですよね。勉強になります。
  • 08:59 大塚さんマジでかっこよすぎるぜ……
  • 08:59 鏡やモニタに映るグレンは、やっぱりアングル的におかしいですね。絵コンテに「おかしいですが堂々とやりましょう」と書いたのは自分ですが…。当時の私は、リアリティに足を縛られて窮屈な演出をしてはならぬ、などと考えていたんでしょう。視聴者の私は全体的にそういう傾向を感じました。
  • 09:00 原作のドブネズミ帝国が削られてしまったので、いちおう「なかにはいいやつもいるんだ」という台詞を入れました。ここらへん、面白いところなんで、ぜひ原作もお楽しみください。
  • 09:01 グレン大塚さんと、タータ折笠さんのからみは抜群ですねー。いいわー。
  • 09:01 「そうなんじゃないか」とか「そういうことなんじゃないか」は、松浦寿輝さんの作品にたびたび登場するので、グレンの台詞にしてみました。
  • 09:03スネークならダンボールに隠れるはず」という感想に笑いました。勉強不足でしたw。ただ、ハンカチに隠れるのは、バスの場面でタオルに隠れる伏線です。
  • 09:04 チーズケーキ番長なのに、ショートケーキを出しちゃって申し訳ありません。チーズケーキって絵にならないんですよね……。まあ、食べるほうとしてはそこがいいんですけど……
  • 09:05 給水機は原作になく、水の音、母の音、抱きつくタータ、川への思い、みたいなことをまとめて表現しようとした結果です。ここらへんはコンテを描いてうまくいったかも、と思いました。
  • 09:06 大塚さん……。
  • 09:07 シンメトリーの構図は、右を描けば左は反転してトレスできる、一枚描けば裏返しトレスで別カットも完成、という効率重視のために採用してます。みみっちいですね……
  • 09:08 図書館からの大俯瞰のBGは5回くらい兼用します。大変なカットはとにかく使いまわす。エコロジーであります。
  • 09:09 逆卵型の下水道、ここの背景は稲葉さんの担当です。描きこみすぎ!ありがたや。
  • 09:10 「あの雫が落ちたら」あたりは原作にありません。原恵一さんに「別れの場面をもっとじっくり」と言われたので、あれこれ迷って、こうしてみました。
  • 09:10 下水道プラットフォームあたりの背景は草薙の方が担当です。とくにマンホールがかっこいい。「クオリティが高くて驚いた」と美術監督の若いふたり、稲葉さんと日野さんも言ってました。私も上がりを見て驚きましたね。ありがたや。
  • 09:11 鉄砲水あたりの作画は、4カットほどが沓名さんの原画です。ここらへんは担当原画がとびとびなので、作画マニアの方でも見分けるのは難しそうですね。
  • 09:13 下水道のDパートから、ブルーのEパートまで、クレジットにないですが虫プロダクションが作画を担当しています。が、かなり原画がこぼれたので、手分けして描いてます。私も少し原画を描きました。
  • 09:13 下水道マンホールから煙草が落ちる場面。原恵一さんは喫煙者ですが「こんなことする人はいるのか? このシーン必要か?」と言ってました。私は「する人もいる。闇にぼわっと浮かぶ光は面白い、水の勢いを表現するため、またカップ容器で流れるくだりの伏線になる」と言い張って、入れた場面です。
  • 09:14 原恵一さんに口ごたえするとは、なんとも生意気新人監督であります。しかし、ひとつの作品にふたり監督は立てないので、仕方ない。
  • 09:14 カップ容器で流れる三匹、脚本ではお父さんの「しっかりつかまってろ!」という台詞が二回連続していました。が、山寺さんは何も言われずとも的確に判断して、二回目を「ちゃんとつかまってろよ!」に変更していました。これは収録中にいちばん驚いたことです。すげえ。
  • 09:14 こういう台詞が二回連続してしまうミスは、実はけっこうやってます。すべて私のミスです。次から気をつけます(もし次があるのならば)。
  • 09:14 カップ容器からチッチが落ちてしまうあたりは、石田慶一さんの原画です。暴れん坊ですねー。びっくりするくらい枚数の多い原画で、タイムシート等もひじょうに複雑、完成するまで画面がどうなるかわからなかったんですが、ど派手で面白い感じになったと思います。
  • 09:15 ブルーのEパートは、手水鉢・猫ベッド・染料鍋と、凹のような形のものを3つ。瓦屋根と鍋蓋で抜けている上の面を覆う、という画面構成。最後に、指輪が鍋蓋の上に置かれていたのは、構成上の理由があります(レイアウトを兼用する目的もあります)。
  • 09:15 少佐ーッ!
  • 09:16 けっこう小さい紙で作画しているので、大きいテレビで見ると粗が見えますね……。
  • 09:17 ブルーの家あたりは、美術監督日野さんです。上品な感じですね。
  • 09:18 内田百間の『ノラや』をやろうとして、やめました。ちょっと後悔してます。
  • 09:19 ブルーが「白を受け入れよ」とさとすくだりは、汚れたチッチを手水鉢に落とすところ、汚れたチッチを舌でなめるところ、瓦屋根の上の場面で計三回くり返されます。ここらへんはアニメオリジナルで、原作にない場面なんですが、好き放題やってるなぁ、と視聴者の私は思いました。
  • 09:19 ブルー役の田中敦子さんの演技がまたすばらしいですね。なんというか、包容力があって、長台詞も説得力をもっています。こんなに豪華なキャスティングなら、もっと台詞を増やせばよかったですねえ。尺が厳しいため、一文字二文字の単位台詞を削ったので、仕方ないのですが……。
  • 09:20 ブルーは友達がいない、必要ない、という原作を少し意識して、野良猫を追い払う場面を入れてみました。
  • 09:20 猫ベッドで寝ているお父さんに、タータが言う「ちょっと待ってね」の芝居が、実に折笠富美子さんらしくて、すばらしいですね。ここだけくり返して見たいほど。私は『あたしンち』のみかんファンなのです。
  • 09:21 ブルーの家の台所、染物の機材がならんでいる場面の背景も草薙の方です。とても丁寧な仕事です。たくさん描きこんじゃって、ほんとすいませんでした。山本二三さんは公演で、「平川監督空間フレーム内の何も描かれていない場所)恐怖症だ」と言っていたようです。ほんとすいません。
  • 09:22 染料鍋に入ろうとするチッチをブルーがはじくところ、絵コンテでは前足だったんですが、担当原画の方がしっぽに変更していました。ブルーはしっぽの雄弁なキャラクターだったので、私は「それだ!」と思い、すんなり変更しました。
  • 09:22 私のぬるい絵コンテを適宜変更していただいた、ありがたい原画は、小野隆哉さんです。またしてもベテランの風格! 原画は演出の領域に踏み込まざるを得ない、という好例ですね。
  • 09:22 私はブルー屋根のところの劇伴が大好きなんですよ。栗原さんの曲は、楽しげなものもいいですが、せつない曲がたまりません。
  • 09:23 「やさしさのない職場だぜ……」
  • 09:24子供がいるとそれはそれで」は原作どおり。こういうユーモラスな場面、いいですよね。
  • 09:26 原作動物病院アニメでは出せないので、ネズミたちがピアスを見つけるくだりを指輪に変更して、ブルーの場面に入れました。ピアス指輪に変更した理由は、丸いこと、尻尾に通せること、いろいろあります。動物病院は登場させたかったですねえ。残念。
  • 09:27 ジョン・フォード! でも真似することにも失敗している!
  • 09:27 公園のFパートは、高低差、3の均衡、人工的な自然、という画面構成。少し欲張りすぎたかもしれません。「3の均衡」は、1・2・4のときにバランスが崩れ、何かが起きる、たとえば3人の親子が座るベンチ下にネズミのお父さんが入ると、蹴り出されてしまう、など。うーん、ややこしいですね。

増田の文字数制限にひっかかったので(2)へ続く

2009-03-13

増田残すならコピペ改変を消させるなよ

http://anond.hatelabo.jp/20090312233645

こっちも「増田ーベーション」ってモトマスダエントリオナニー文章扱いしちゃって、ごめんね。いや、そのことは謝る。

でも、元増田増田の海に帰る前に言っておきたいことがある。

よって、あの文章を元に改変したものを作って公開することは、今後絶対に止めて頂きたい。私の望んでいることではありません。既に公開している方は、削除することを強く希望します。

いや、それは全部は無理だろ。ネットに書いた文章は、その後も、たとえ訂正しようと作者が「消してくれ」といってもネットに残り続ける。

たとえ、あなたこの増田文章を消しても、誰かが転載してしまえば元の黙阿弥。

一度公開してしまったものは、誰かが消してもイタチごっこ状態になってしまう。そのことをまず理解してほしい。

いや、改変してくる人は絶対に出てくるよ。その時にあなたはまた「圧力」をかけるつもりなのかな?

また感情に駆られて「改変コピペするバカは頭がおかしいとしか言いようがない、というか、脳が退化してるんだよ」と言うのかな?

精神状態が普通ではなく、書いている内にどんどん腹が立ってしまい、煽ってやろうという気持ちが生まれてしまったことは否定できません。ただ、最初から釣り目的で書いたのではないことだけは分かって頂きたいです。


ネットに一度書いてしまった文章は、そのままの形で残ってしまう。「私の精神状態が普通では無かった、結果的に煽ってしまった」とはいえ、

基本的にネットは「相手が見えない」からあなたの書いたことに「釣り」か「怒る」か「それはおかしい」くらいしか出来なかった。

今後もそのような事が起こるだろう。そして、

「ああ、あの時『機械を聞くようなやつは流行に流されるだけのバカ』と言った増田か」と言われるのだ。

いわば、この感情をヒートアップさせてしまったエントリアップロードしてしまったことによって、多くの人を敵に回してしまい、面白がられてしまった。

まともにエントリ内容を議論出来ない状態になり、元増田への攻撃へと化した―。

ボカロ嫌いだけれど、この内容は無い」と言われてしまったように、このエントリが冷静であれば、議論は読んだかもしれないが

こんな惨状にはならなかったと思う。

コピペ改変しないでください」と言われても、たぶんされる。っつーかされている人で

消そうと思っている人っていない気がする。 だから、この増田文章を残すんだったら、コピペ改変も残してほしいと俺は思う。

コピペ改変も増田をおちょくったりするものがあるからそれが「不快」なんだろうが、真面目な議論をしているところもある。

もしあなたが視野の狭い人物でなかったら、そういうのを容認してもいいんじゃないの?

今のあんた、かっこ悪いよ。

2009-03-02

http://anond.hatelabo.jp/20090302213845

二次元至上主義者はただの肉食系弱者

草食系ってのは

女の子は好きだし、仲良くしたいけど、SEXなんて生生しいのは遠慮したい」っていう奴と俺は定義してる。

例えるなら

合コンマスター   =ライオン的な肉食

テニサー的な人種  =ハイエナ的な肉食(ライオンより実はハント数が多い)

女の子と付き合いたい=イタチ的な肉食(小動物を主に狙う)

二次オタ      =モグラ的な肉食(食虫目) 、むしろネズミ的雑食か。

これが草食だと

(共通項として)性的な路線が苦手な

イケメン          =カモシカとかシマウマ的な草食。ふつくしい…。

気は優しくて力持ちなフツメンジャイアントパンダ的な草食

こんな感じだろうか

2009-01-29

http://anond.hatelabo.jp/20090129100326

色々考えると、困るよな。

下手すれば2ch晒し同様に、変な連中釣る可能性はあるな。

(っていうか、はてなー自体が2ch難民w)

はてブ違反報告はある。

はてなスタンスはコレ

第5条(ユーザー責任

3 ユーザーが他人の名誉を毀損した場合、プライバシー権侵害した場合、著作権法違反する行為を行った場合その他他人の権利を侵害した場合、当該ユーザーは自身の責任費用において解決しなければならず、当社は一切の責任を負いません。

4 ユーザーが開示した情報が原因となって迷惑を受けたとする者が現れた場合には、当該ユーザーは自身の責任費用において解決しなければならず、当社は一切の責任を負いません。

イタチごっこにしかならないけど、「第6条(禁止事項)」で違反報告するくらいしかないんじゃないかな?

ひっかかる内容である事を願うのみなんだけど。

http://www.hatena.ne.jp/rule/rule

経過報告よろしく。

2009-01-19

津田大介氏にインタビュー 著作権現在について(3)

http://anond.hatelabo.jp/20090119210813 よりつづく

モーリー:今だとユーチューブのいるところで、グーグルではとことん削除するというイタチごっこが続いていますよね、その場合なにが起こるのかというと、じゃあグーグルユーチューブがそれを出せなくしてしまうということがあっても、別なファイル形式で固めたりとかしてなんとか拡散させることが今だったら方法論として成り立つのね、社会的にみんなの関心が大きければ。ところがさっき仰っていた三年遅れの法律が通っちゃうとそれで受信したことが違法になるんですか?

津田大介:可能性としてはゼロではないですね。たとえば2ちゃんねるアップローダーみたいなところでシンプルファイルが置いてあるシステムですから、あれはストリーミングではないのでそれが違法なものだと、違法なものだということがわかっていながらダウンロードするということが違法ということになるので、そうするとそれは結構、ある種真実を知りたくてそういうものにアクセスすると、国民の知る権利とか憲法問題に若干かかってくる問題でもあるんですね、その辺って。っていうので慎重に議論しなければならないよねってことを審議会では話していたんですけれど、一応でもそういうふうにありつつもザル法みたいな部分もあって、なんでザル法なのかというと、ひとつは「情を知って」という項目がついたんですよ。それはどういうことかというと、法律的に言うと故意とか意図的にそれをあることを知ってダウンロードする、つまりネットに違法なコンテンツ動画音楽があがっていますと、それがiTunesで売ってるものだったらこんなもの違法だとわかるじゃないですか。でもそうじゃなくてもうこれは明らかに違法だなとユーザーがわかってダウンロードした場合だけ違法になりますということなんですね。だから、ネットってよくわかんないじゃないですか、これが合法なのか違法なのか傍目には区別することができなかったときに、よくわかんないでダウンロードしちゃいましたという場合はセーフというのが今回の法律ダウンロード違法化の。

モーリー:一万人が将来、そのザル法が通ったときに、一万人が間違ってダウンロードして議論を続けたたというへんな二重基準を通すことになるんですか?

津田大介:そういうことになりますし、でも知っていたか知らないかはどうやって証明するんだという話があって、そこでたとえば権利者側がなにかしらの、おまえは情を知って違法なコンテンツダウンロードしていたにちがいなというときにどうやって証明するんですか、ってすごく難しいじゃないですか。

モーリー:うーん。

津田大介:だからその辺の問題が一点あって、もう一個の究極のザル法なのが、刑事罰が無いんですよ、これは。つまり違法なものを情を知ってダウンロードしても犯罪者にはならない。つまり逮捕されることは無いんですよね。民事の対象になる可能性はあるけども違法ではない。ですからどちらかというと規範的なもので、未成年者の飲酒喫煙とか、NHK受信料って、あれは法律ではアウトじゃないですか、受信料は払わなければいけないし、未成年者は飲酒喫煙はしちゃいけないわけですけれど、でもしてたところで逮捕されるわけじゃないんですよね、あれは刑事罰が無いから。

モーリー:うーん。

津田大介:だからNHK受信料もずーっと払わないでバックレていても逮捕はされない。そういう意味では同じで、あくまで規範的なところでしかなくて、違法だけど逮捕されないという、非常にぬるい感じの。

モーリー:そんなぬるい法律を作ることに何の意味があるんですかね。

津田大介:…そう思いませんか? ということを

モーリー:わはは!それが…

津田大介意味無いですよね、ということをボクはずっと言ってきたんですけど、でも通ってしまった。

モーリー:誰かの利益にはなるんですか?

津田大介:ただ、レコード会社とか映画会社の主張というのは明確にあって、それでも規範になると。規範になるということはどういうことかというと、レコード業界ポスターとかに「ストップ違法音楽キャンペーン」みたいなのがあって、音楽海賊版勝手に使わないでくださいみたいなことが言ってますけど、いままでは違法な音楽とか着うたとかっていまネット上にあふれているわけですけれど、あれを落とすのはいまのところ合法なわけですよ。それが一応法律が変ると、逮捕はされないけれど違法になります、「違法着うたを落とすのは違法になりましたよ」という宣伝キャンペーンがうてるじゃないですか。ということができて、もちろんずる賢いユーザーはそんなの逮捕されないじゃん大丈夫じゃんといって続けるでしょうけれど、でも結構日本人ってマジメですから、違法になったんだよとキャンペーンされたり教育現場とかで言っていけば、それなりにモラルのある大衆の人たちはある程度避けるようになるだろうと。インターネットでいろんなジブリアニメ落としたりとか、そういうことを含めて全部違法になったんですよ、映画とか落とすのも、音楽を落とすのも、違法ですよ、違法なことやっていいんですか、ということを彼らはキャンペーンがうてると。実際にはそれで逮捕はできないけれど、キャンペーンがうてるということで、減るだろうと、著作権侵害は。

モーリー:そしてメタリカドクタードリルが一万人を訴訟する。わっははははははは!

津田大介:それは実際にアメリカで起きてますからね。むこうはダウンロード違法化が逮捕までいけますから、法律的に。日本はそれよりももうちょっとゆるい。

モーリー:規範的なね。

津田大介規範的なことでやっている。

モーリー:決まってしまったので、あとは法案提出というところへ自動的に流れて、いまからこれをもう止めることはあり得ない?

津田大介:これはある種国会に行ったということなので、だからもう極端な話をしてしまえば、いま衆議院与党自民党ですから、自民党はそのままいけば衆議院は賛成するでしょうけれど、たとえば民主党ダウンロード違法化というのが現行法がおかしいだろうということを反対と言えば、参議院で通らないですからそれは当然止まります。

モーリー:そうするとまた三年間ゼロから審議しなおしということになるの?

津田大介:そういう可能性はありますね。

モーリー:ああ、じゃあ永遠に審議の無限ループに入ってくれていた方がいいのかな。

津田大介:それはだからこの著作権の問題が政治の争点になれば、それで民主党でも自民党でもどっちでもいいんですけれど、これはインターネットユーザーの票がほしいと思ってダウンロード違法化はとんでもないっていうのをどちらかの党が党内で合意をすればそういうふうになる可能性はあるんですけど。

モーリー:はー。

津田大介:そこはどうなるかわかんないですね。実際、そんな問題よりももっと話さなきゃならないことがあるというのが、たぶん今の政治状況だと思うんで。

 

 

Posted by i-morley : 2009年01月16日 17:46

http://i-morley.com/blog/2009/01/post_166.html

http://www.tibetronica.com/i-morley/090116.zenhan.mp3

 

 

参考

i-morley http://i-morley.com/blog/

津田大介 音楽配信メモ http://xtc.bz/

文部科学省文化審議会著作権分科会の「過去著作物等の保護と利用に関する小委員会http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/hogo/index.html

日本版公式ブログ HD画質での動画表示機能のご紹介 http://jp.youtube.com/blog?entry=Jvni3EKzGO8

H.264 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/H.264

フィンガープリント http://ew.hitachi-system.co.jp/w/E38395E382A3E383B3E382ACE383BCE38397E383AAE383B3E38388.html 「フィンガープリントもろとも元のデータが改竄されてしまうと、当然ながらフィンガープリントを照合しても何の意味もなくなる」

YouTubeの「角川アニメチャンネル」開設に見る著作権問題- CNET Japan http://japan.cnet.com/blog/kirifue/2008/02/16/entry_25005209/

FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN http://www.square-enix.co.jp/dvd/ff7ac/

FF VII アドベントチルドレン」が違法アップロードされる http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060420/squeni.htm

Share http://ew.hitachi-system.co.jp/w/Share.html

Cabos http://ttte-navi.com/

Lime Wire http://www.limewire.com/index.php

CONTENT'S FUTURE http://d.hatena.ne.jp/asin/4798114014

CONTENT'S FUTUREは全ページインターネットクリエイティブ・コモンズとして公開されている。http://www.mohno.com/contentsfuture/ ContentsFuture.pdf(20MB) http://www.mohno.com/contentsfuture/ContentsFuture.pdf

メタリカナップスター訴訟ナップスター問題でファンとミュージシャンが対立 http://wiredvision.jp/archives/200004/2000042402.html

2008-09-14

http://anond.hatelabo.jp/20080914013003

管理制度をしっかりしてほしい

http://anond.hatelabo.jp/20080914011152


を書いた者です。

私は日本ではずっと東京市街地暮らしだったので、

良いお話をきけました^^。


確かに、敷地が広かったり他の生き物が生息していたりする地域だと、

人間の暮らし方も異なるのでペット動物)の飼い方も異なりますね。

私の暮らしてきたところでは、

比較的大きな敷地のあるお家でも、室内飼いをしているところが殆どでした。

敷地内の治安はセキュリティ会社任せで、考えたら

番犬やネズミ退治用に犬猫を飼っている家を実際に見たことはなかったですね。

海外で、いかにもといった邸宅で、

獰猛そうな番犬が数匹敷地内を闊歩していたのを見たことがあるぐらいです。


で、猫はネズミ退治。これ重要。だから首輪とかつけない。(違う)

本当にネズミがいなくなる。都会だと違うかもしれんけど、田舎でわざわざ猫がいる家に入ってくるネズミなんていない。

俺の家の場合はイタチまでいなくなった。猫最強。

かっこいいw


でも

まぁ、勢い余って巣を作ってるツバメとかも食べちゃうんだけどねww

丁寧に羽だけ玄関に置いてたりねwww

猫ってどうしてこれやるんでしょうね。

田舎ではないんですが、知人宅でもこういうの見たことがあります。

愛着持ってる飼い主におすそ分けのつもりなのかな。

田舎動物の飼い方

http://anond.hatelabo.jp/20080914011152

俺の田舎だけかもしれんけど、犬や猫ってペットっていうより労働力の一端なんだよね。

犬は番犬。猫はネズミ退治。

田舎って家がデカイから番犬とかいるとちょっと安心なんですよ。

キャンキャン吼える奴は困るけど、家が離れてるからまぁ、問題ない。

吼えない奴は逆に役立たずだなぁ。それでも捨てたりはしないけどね。

散歩はおじいちゃんの良きお供だし。何かあると助けてくれるという迷信もあるわけだし。(トリビアで否定されたけど)

で、猫はネズミ退治。これ重要。だから首輪とかつけない。(違う)

本当にネズミがいなくなる。都会だと違うかもしれんけど、田舎でわざわざ猫がいる家に入ってくるネズミなんていない。

俺の家の場合はイタチまでいなくなった。猫最強。

まぁ、勢い余って巣を作ってるツバメとかも食べちゃうんだけどねww

丁寧に羽だけ玄関に置いてたりねwww

その辺はご愛嬌www

つーことで、ペットとして保健所から貰ってくるっていうより、

労働力として貰ってくるっていうイメージが強かった。地元だけかもしれんけど。

もちろんペットみたいにコミュニケーション取るけどね。

散歩したり毛づくろいしたりコタツで寝たり愚痴を話したり。

でも「飼うのが面倒だから捨てる」ってのは無いかな。引っ越すから保健所とかはあるような気がするけど。

だから品種とか血統とかどーでもいい。はぁ?って感じ。

たぶん田舎の家で保健所からペットを引き受けるってそういうイメージ

大学とか行ってからこういう話をするとビックリされた。

なんでビックリするのかこっちがビックリした。

2008-02-29

http://anond.hatelabo.jp/20080229141402

いつの間に大学公認になってたんだ折田先生像。折田先生像の歴史大学当局と関係者イタチごっこだから楽しいのに。ルパンの新作が公開されてwktkながら見始めたらルパンととっつぁんが味方同士になってたみたいなショックを受けた。

2008-02-28

http://anond.hatelabo.jp/20080227205942

分かち合いたいなら、「あそこの○○って作品を買ってみたんだけど良かったよ、気が向いたら買ってみれば?損はさせないよ。」

っていう風に広める事で、人に薦めるという形で分かち合う事もいくらでも出来ると思うんだ。

実際、同人音楽レビューサイトを作ってる人とか居るじゃない。ああいう風にすればいい。

それを、人が値段をつけてるものを他人が勝手にタダにして配布するような形にして、

「いい物だと思ったから、みんなと分かち合いたいと思ったからこそなのに」と言われてもそりゃ納得できないのは当然だと思う。

でも、サークル管理人の方の対応もまた微妙だと思った。

この世界、残念な話だけどクオリティの高い作品は、有名どころをゲストに起用した作品は絶対に無断配布される。

ニコ動で、Youtubeで配布される。EACで丁寧にリップして、ジャケットレーベルも丁寧にスキャンしてリカバリレコードもつけてP2Pで流される。

もちろん、そこにも純粋な悪意というよりは「(サークル通販や委託をやってないとか限定とかで)買えない人にも渡してあげたい」だとか

「みんながマダー?って待ってるから流してあげる」とか「○○さんの参加してる作品はコンプしたい人が多いから」とか、

そんな職人の『純粋で迷惑な無邪気さ』で、勝手に配布される。そんで一度配布されたら後はイタチごっこで、永久に取り消せない。

これはもう、同人音楽をやる側は受け止めるしかない。

その上で、それでもこの程度は買ってくれる人がいるって計算を立てて、生産計画をしないといけない。

(大丈夫。ほんとにいい物を作ってたら、どんなにP2Pで流れるようになっても即売会の度に買いに来てくれる人は必ず居るし、

 そういう意味では同人ソフト界隈は「コピーじゃなくて、現物を買いたいんだ。貴方達のサークルのファンになって応援したいんだ」っていう暖かい人の多い世界だと思ってる。

 また、個人的にはP2Pニコ動で売り上げが伸びる事はないと思ってるが、減る事も殆どないと思ってる。

 そういう場所で物を求める人は、買わないといけないような物はいらない、それだったら他に何か落とすよって人ばっかりだからだ。)

そういう意味で1作目からいい物を作ったからと言って大勝負に出るのは考え物だし、

せっかく買った人にまで気分を悪くさせるような文章の書き方は絶対に良くなかった。

もっとボチボチやってみて、大体自分たちは今これくらいの枚数を作るとこれくらいは売れる、

この辺を採算ラインにして、予算はこれ位でやってみよう、って感覚を作ればよかったのに。

と、元リアリク板職人で、とある同人音楽サークル会計とかやってた増田として、そんな事を思った。

2007-10-26

http://anond.hatelabo.jp/20071026171322

この問題ってさ、無断リンクと似てる気がする。

発信者の意図や是非とは無関係に、被害が後を絶たないのなら

打開策を実行するしかないじゃない。

それがイタチごっこになるか、パラダイムシフトになるかは別としてさ。

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