2024-01-08

なぜ山本太郎能登に行ったのか?

山本太郎ヒロイックシンドロームを満たすため、それ以外の(れ新にとって)合理的理由を挙げます

北陸3県にれ新構成員がいない

衆参・地方含め、石川及び福井富山にれ新候補者擁立されたことはない。一応新潟には蓮池氏がいるが、選挙としては参院比例から出馬であり、この震災でも動きが見えない(被災されているのかもしれないが)。

衆院選では、もともと東京8区から出馬を予定していた辻村氏を比例北陸信越ブロック飛ばし山本自らが東京8区野党統一候補としてなり替わろうとした。その後の顛末はみなさんご存じの通り。

というかれ新は地方組織を全く作らないという運用を続けており、50名ほどの地方議員誕生していても県連的な組織はない。

他の党であれば地元議員地方組織活動できるが、ボランティアやりがい搾取でこき使っているれ新にはその手駒がない。

与野党叩きの契機であるため

よく言えば独立独歩、悪く言えば減税狂信者であるれ新は、これまでなんだかんだ理由をつけて内閣不信任案を棄権するなど、主に立憲から距離を取りつつ減税による野党共闘ヘゲモニーを狙っていた。

去年、あれだけ全国各地でバカ騒ぎを起こして増税に反対していたのはそのためである

しかし先の臨時国会では、安部派の裏金問題野党が、それも立憲が中心となり一致団結するという事態になり、山本太郎としてはそれはそれで面白くない結果となった。

また、立憲はれ新の存在理由である消費税減税に消極的であり、市民連合もそれを共通政策に入れないという背景がある。櫛渕が市民連合要望書を「受け取っただけ」とわざわざ付け足したのも記憶に新しい。

折りしも、山本太郎能登入りを公にした1/5は、各党が能登視察を自粛する申し合わせを行っていた。大石曰く、れ新と社民党がその会談に参加できない、という話は事前にあったということで、能登入りの決め手になったとも考えられる。

1/1の発災から沈黙を続けていた山本太郎は、いまも党として声明の一つも出してはいないが、1/4には支持者向けメール能登入りを明らかにしている。どこを向いて行動しているのはこれで明らかだろう。

というわけで、いまは構成員からボランティアまで活き活きと与野党叩きに勤しんでいる。れいわローテーションの延期なんてだれも気にしていない。

山本太郎が唯一にして最大の手駒

支持者とアンチしか共有されていない事項だとは思うが、山本太郎災害時に飛び出していくという性質がある。

例の国葬儀の日は静岡台風被害地に訪れ、その後の集会にわざわざ泥で汚れたスニーカー参上した話はもはや英雄譚として語り継がれている。

というか、山本太郎が何かしらしでかすことこそが、れ新がピックアップされる唯一のイベントといってもいい。

2022年12月代表選挙で、対立候補であるはずの大石や櫛渕はなんと主張したか? 「山本太郎を野に放て」である

たとえ自分たち選挙に勝っても、山本太郎が直前に創設した共同代表ポストに据え、自由気ままに活動してもらう、というのであった。

なので、山本太郎がしでかした時点でもう目標が達成している。通常国会が楽しみですね。

その他

NPOが呼んだから

それが県の要請無視していい理由ですか?

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