2023-12-19

リアルTASさんに会ったことがある

tool-assisted speedrun, もしくはtool-assisted superplayの略であるTAS.

そのプレイを行なっている人をTASさんとネット上では呼んでいる.

ネットでは、凄腕海外ニキやロシア幼女だの言われているが、俺はリアルTASさんにあったことがある.


俺は当時仕事機械学習関連のことをしていたのだが、TASさんとは機械学習系の勉強会で知り合った.

彼の学歴は、MARCHと同じくらいの国公立大学情報系の出身.

TASさんの当時の職場は、いわゆるメガベンチャーのどこかであった.



TASさんが勉強会プレゼンをしたのだが、3Dグラフィックが凄まじい、カッコいいプレゼン資料を使って発表していた.

聞いてみると彼はパワポといったスライド作成ツールを使わずに、

自力で開発した3Dグラフィックモリモリのプレゼンツールプレゼンを行なっていた.

もちろん発表の内容も、最先端機械学習技術を盛り込んだ素晴らしい内容であった.

そこで彼が大学時代とあるゲームTAS動画を作っていたTASさんであることを知った.


それから仕事関連でも彼と一緒になることがたまにあり

海外機械学習系のカンファレンスで一緒だったことがある.

そこで発表された、割と話題になったデバイスがあったのだが、先行発売で会場で買えるとのことで、俺も買いに行ったのだが

TASさんは列の先頭に並んでおり、販売開始と同時に、100個くれ、と言って買おうとした.

先行発売ということで販売側もたくさん買われる想定をしていなかったので、数を用意していなかった.

TASさんがたくさん買おうとした結果、販売個数に制限が設けられることになってしまった.

TASさんに聞くと、日本に帰って売り捌こうとしていたらしい.


このようにTASさんはとても優秀だが、商売気のある人物でもあった.

彼は大学時代、周りの友人が金持ちばかりだったらしく、それに憧れて自分富裕層になりたいと願い

そのために本業仕事以外でも精力的に活動を行い、努力していた.

休日は開発の仕事を請け負い、それで得たお金を全て不動産投資に突っ込んで家賃収入を得て、どんどん資産を増やしていった.



その不動産投資は、自分機械学習の知見をフルに発揮し、相場よりも割安な物件を割り出すシステム自分で組み、

不動産流通システムのREINSをクローニングし、割安な物件を見つけては、リノベーション等を行い、相場通りの家賃で貸し出すというビジネスを行なっていた.


そのビジネスが順調だったようで、彼はメガベンチャー職場退職し、自分会社を立ち上げた.

その後はほとんど会わなくなってしまってSNS流れる情報しか追っていないのだが.

TASさんはAIシステムを開発し、テレビ専門家として呼ばれて話をしていたのを見た.

そしてその会社は同業の大きな会社に買収され、その買収元の会社アメリカ上場してしまった.


詳しい内容は知らないが、買収時に株式をもらっていたら、TASさんが望んだ富裕層になっていることだろう.

TASさんはゲーム世界だけでなく、現実社会も同様に無双していけるんだなぁと感じた

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