イライラしているので無駄に長文になった。それだけは先に言っておく。
それについて詳しく知ったのは、今年の春、会社で「適格請求書発行事業者登録番号の調査をしろ」と業務指示が出てから、ということだ。
それまでは、色々問題があるとは聞いていたが、ぶっちゃけ他人事だった。
普通の会社員だし、何か見たことのある説明でも『消費者が行うことはありません』と、なっていた。
しかし。実際に近づいてみると、消費者がすることが無くても、会社がすることはたくさんあって、会社に雇われている会社員のやることもたくさんあった。
ただただ面倒。
そもそも、規模の小さい事業者が免税されていたのが問題だと言うなら、
なんでわざわざ面倒くさいインボイスにしないといけないのだ。
なんで食品に全く関係ない業界の請求書欄に、8%の軽減税率の欄が必要なんだ。
全く謎である。
ところが。
前面に出ているのが『若い才能あるクリエイターを応援しよう!』路線で、とても相容れない。
二流三流のクリエイターはいらない発言で誰か偉い人が炎上していたが、その程度の感覚の人は結構いるのではないだろうか。
(個人的には裾野が広くないと山は高くならないので、二流三流が大勢いないと一流も生まれないのではないかと思う)
しかし、よくよく考えなくても、クリエイター以外のフリーランスは多い。
一人親方、修理工、個人タクシーの運転手、のようなフリーランスが大勢いる。
契約上は株式会社〇〇となっていても、その実態は1人で全部やっている個人の会社というのは珍しくない。
「急遽だけど明日お願い!」をして、フットワーク良く来てくれるのはそういう人たちだ。
フッ軽の便利な人たちがインボイスでいろいろめんどくさいなあ、となった時にどうなるか。
2)しょうがないから企業に雇われるか→便利じゃなくなるもしくは金額が上がる
それはおまえの会社だけだろう、と思われるかもしれないが。
個人でアパートを持っている大家さんがお付き合いのある電器屋さんとかもそうだったりする。
前に、賃貸アパートの電気系統が壊れた時に来てくれた人はそうだった。
もらった名刺の〇〇電機は、近所にある、いかにも潰れそうな電器屋さんだった。
売れてるのかな?と思っていたが、こういう仕事をしていたのか、と。
そういう人が廃業したら、真夏にエアコンが壊れて修理を呼んで、これまで3日で来ていてくれたものが、2週間かかるかもしれないのだ。
あと、気になるのが個人タクシー。
車を所有していないので、タクシーが減ったら困るなあ。
いや日本人はクソバカだから反対運動なんかせんで 物価高に増税なんつーダイレクトなダメージが身に降りかかってるのに思考停止して自民支持あるいは投票から逃げてんだもん 死んで...
その不便になるってのが嘘だった場合に責任取りたくないからクリエイターのお気持ち重視にするんじゃない? もしインボイス後に実際にエアコン工事の納期が5倍くらいにならなかった...