タイトル通りなのだが、最近自分も含めて異世界転生したがる若い人が多すぎる気がする。
私は高校の頃からアニメが好きだったのだが、突然「Reゼロ」「このすば」などが人気になり始めたあたりからアニメを見なくなり始めた。
「氷菓」や「TARITARI」といった日常感あるアニメが好きだった自分には、この異世界モノは受け入れにくかったのだ。
SF系の面白い設定のアニメが流行るのは分かるのだが(翠星のガルガンティアとか好きだった)、なぜ「転生」したがるんだろうと疑問だった。
次第に社会に出て、自分より若い人と働くようになって感じたのは、若い世代の「幼さ」だ。
自分も含めてなのだが、上の世代に比べて、若い世代というのはあまりに精神が幼いまま社会に出ていると感じる。
上の世代が若い頃の話をよく聞くと、当時苦しい生活をしながらも、現実を楽しく生きていたのだなと感じる。(ローンで車買ったり、無茶な恋愛やナンパしたり、社員旅行で騒いだり)
若い世代は、ネット世代なので、無理に人間関係を構築せずとも、スマホの中に「そこそこ楽しいひまを潰せる世界」が広がっているため、現実社会で無理に人付き合いしなくても生きていけてしまうのだ。結果としてそれが、「幼さ」に繋がっていると感じる。
昔は半径100mしか視野が見えていなかったので、挫けてもそこで頑張るしかなかった。
ただ今はYoutube動画の時代。自分が今まで見たことない世界について、簡単に肌で実感することができる時代になってしまった。
隣の芝生は青く見える。自分が今の環境で挫けてしまうと、別のキラキラした世界に行ってみたくなる。
だから異世界転生のような、無茶な行動をして、結果としてより傷ついてしまうのだ。
例えば、転職。転職は上を目指すために悪いことではないが、自分の能力に見合わない転職は不幸になるだけだ。
なのに自分には力があると勘違いしてコンサルにいき、結果ダメになった人間を何人か知っている。
例えば、整形。自分の見た目を少し上げるために、プチ整形レベルなら否定しないが、
ネットの美人を夢見て何百万円と投資して、おかしな顔になった女性がネットでバズってしまっている。
例えば、ワーホリ。海外だと日本より何倍も稼げるとニュースで聞いて、英語も喋れるようになってお得だ!とオーストラリアに飛び出して、
結果的にカフェで肉体労働し、ビジネスでは使えない少し日常会話ができるレベルの、1年間キャリア空白期間がある人が出来上がり。
例えば、婚活。30歳になるまで遊び続けて結婚しなかった女性が、従来どおりのスペックの人と付き合えなくなって、結婚相談所で沼にハマる。
社会的に30歳が女性の結婚の1つのラインになっているのに、自分はモテるから大丈夫と勘違いした結果、なかなか結婚に折り合えない女性は多い。
例えば、うつ病。年上の精神科医の友人がいるが、近年若い人にうつ病が多いのは、昔に比べて精神的に幼くなってしまっているのが1つの原因だとよく聞く。
自分の心の中で思い描いた理想の世界と、厳しい現実とのギャップに耐えられなくなる人が多いのだ。
令和の時代は「何でもあり」な雰囲気がある。何をしても良い。これはチャレンジを促す環境と捉えれば悪いことではない。
ただ何をやって良いが、そこで生まれた結果はすべて自己責任ということを理解した上で、地に足のついた次の一歩を踏み出してほしい。
おれの職場の若い人はみんな当時のおれなんかより遥かに優秀だし、地に足が着いてるし、未来のことも見てるから、自分のいる環境に優秀な若者が入っていない(自分の環境が劣化し...
多分俺は一回りか二回り上だけど 俺がデビューしたときは上の人たちは戦後直後で俺たちなんて甘いもいいとこだったからまあそんなもん どっちも良いとこ悪いとこあって当時の荒れ方...
たぶん増田より10歳くらい上がいちばん、地に足がついてない世代だよ 周りをもっとちゃんと見るんだ