下記を読む前に、作品をご自分の目で鑑賞されることをおすすめします。
楽しみにしていたシン・ウルトラマンをさっき見てきた。
昨日今日でセクハラ描写が話題になっているのを知って心配してたけど、
メフィラス星人の演技やゼットンの解釈など、映画自体は結構楽しめてホッとした。
特に大学から出向してる滝明久(有岡大貴)が自信を持って修めていたはずの専門分野への絶望、やるせなさ…からの立ち直りはかなりグッときた。
でも前評判の通り、浅見弘子(長澤まさみ)周りでセクハラ的と感じる箇所は複数あった。
Twitter見てたら浅見弘子へのセクハラとの話と浅見弘子によるセクハラの話が混在してて、ところどころ話が噛み合ってない。
フィクションの中での描写を糾弾するつもりもないけど、前提が噛み合ってないのはなんか気持ち悪い。
それでセクハラ関連描写をまとめて、他のみんなが実際はどのポイントでつまづいてるのか知りたいと思った。
(気づいたところだけまとめました。見逃したくさんありそう)
・コーヒーを自分に持ってこない神永に「男なら〜すべき」「(そんな行動は)モテない」と発言
(神永の行動を異常に把握・管理しようとする発言、滝の私物を見てオタクを揶揄する発言はセクハラというよりパワハラ的かも)
おおざっぱに
とまとめられそう。
1番気になったのはDで、
神永が自分にコーヒーを渡さなかったことに腹を立て「そんな男はモテない」とねちねち責めるシーンは、非常に前時代的なセクハラ描写でげんなりした。
こんな発言がのさばる職場か…と一気に心が現実に引き戻されてしまって没入感が削がれ、残念。
他のキャラクター周りにはそう言った描写が少ないから、浅見弘子がセクハラパワハラが当たり前の星から来た外星人のように感じた。例えばそれが明確に指摘、改善される成長エピソードがあればまだしも、そういった描写がないのでモヤッとする。ラストもウルトラマンのお尻を叩いてたし…
なんだか作中でセクハラされる・セクハラするキャラクターをどちらも浅見弘子に集中させることで、
「性をアピールする言動を行う女はセクハラしてもいい」「セクハラされるのは周りに性的な魅力を感じさせた被害者が悪い」といった間違ったメッセージ性がでてくる気がする。