大抵の人には「綺麗だね」「可愛いね」と言われ続けてきた。
中にはお世辞もふくまれているであろうけど、人生において私の容姿を批判してきた人はいない。
まず毒親に育てられたので、自己肯定能力と対人スキルがものすごく低い。
しかも20歳かそこらで統合失調症を発症し、おまけに軽度発達障害の診断がついた。
私がまともな対人スキルを持ち合わせていないので、途中で誰もかれもが私のおかしさに気づき離れていく。
自分の対人関係におかえるなんらかがおかしいのは分かっているが、何をどう直していいかわからない。
ド田舎に住んでいるからちゃんとした精神病院なんてなく、ただ医者は大量の眠剤と薬を出すだけで、話もまともにしない。
どの職場でもちゃんと働けたためしがない。他の人が当たり前にできることが全くできない。
おかげで今は十万円ちょっとの手取りで毎日お金の不安と戦いながら底辺を生きてる。
美人なので恋人がいる前提で話をふられるが、ここ10年ほど恋人がいない。
これが一番しんどかった。
最初にメンヘラだよ、と言っているのにそれでも付き合いたいと言われ、付き合うのに、数カ月で無理だと言われる。
だから言ったじゃん。メンヘラだよって、頭おかしいから、負担かけるよって。
よくメンヘラ女性と付き合っている男性を「理解のある彼くん」とインターネットでは揶揄されるが「理解させる」まで行けるのがまずすごいと思う。
美人だと奢って貰ったりするでしょ、とか、ハイブランドのバッグやジェリーをプレゼントしてもらったりするでしょ、と言われるが、そんなことは一度もなかった。
いつも自分の病気とつきあうのがいっぱいいっぱいで、美人で得したと感じたことなんて人生で一度もなかった。
外見じゃなくて、中身が好きだからと言って告白してもらいたかった。
対人スキルが高くて、誰とでも友達になれるような人になりたかった。
軽度発達障害で生まれず、普通の頭に生まれたかった。普通に働いて、普通にキャリアをつんで、普通に恋愛して、普通に結婚したかった。
特別なんて何一ついらなかった。顔なんて美しくなくても良かった。
過去形なのはようやっと40代になれたからだ。シミができ、シワが増え、白髪も出てきた。
「美人だね」といわれるだび、すごくしんどかった。
他人が、社会が、私にそう生きるのを強要しているようで、常に綺麗でいないといけないような強迫観念の中で生きてきた。
もしこの文章を読んでくれた人は次の日から誰かの容姿をほめるのをやめてほしい。
「綺麗だね」「美人だね」は褒め言葉のようだけど、受け取る人間からしたらそうじゃない可能性もあるかもしれないってこと、分かってほしい。
未だに私は私の顔が美しいのかそうでないのかわからない。
人生、辛かった。
メンヘラ相手にする苦労>容姿の素敵さ 大した容姿じゃねーんだろ 並以上ではあるのかもしれんけど
マジ言及すると「ブスで毒親育ちコミュ障メンヘラ発達障害の人よりはイージー」という意味だぞ
anond:20220512175233 anond:20220512200550 まあ知能障害・精神障害・人格障害等の有無に比べれば容姿の高低なんて人生の幸福度において大した影響は無いというのはわかる
ダウン症の人本人は幸福に感じているらしいから不幸な人間も同じようにハッピー遺伝子を入れればいいんだっピ