2021-08-13

日本組織に「金メダルかじり」的おじさんがはびこるワケ

まったくそのとおり。

メダリストなのだから

「何時間練習するの?」「食事はきをつけてるの」「政治に役立つアドバイスください」(これはジョークを兼ねる)

みたいな質問にすべきだ。土人みたいにかじることがジョークじゃない。

日本組織に「金メダルかじり」的おじさんがはびこるワケ

河合薫の「社会を蝕む“ジジイの壁”」

2021年08月13日 07時00分 公開

 今から10年前の2011年7月末、女子サッカーW杯で“なでしこジャパン”が初優勝を果たした際のことを覚えていますか。

 凱旋したメンバーたちは連日テレ番組に出演し、MCレポーターたちから同じ質問を何度も何度も浴びせられました。

 「結婚したいですか?」「彼氏はいますか?」「将来、子どもは欲しいですか?」──どれもこれもサッカーの内容とは全く関係ない、極めて個人的なことばかりです。

 さらに、スタジオには「金メダルを取ってモテるようになりましたか?」という質問を、柔道家塚田真希さんやレスリング選手吉田沙保里さんに聞いたVTRが流れました。それはそれは不愉快まりない演出だったものの、スタジオMCレポーターたちは大爆笑。「強い女=モテない」という悪意が漂うVTRを恥じることなく、ウケまくっていたのです。

スポーツ関係のないことばかり問われる選手たち(画像ゲッティイメージズ

 私はとてつもない違和感と憤りを覚えたのですが、誰も何も言わないので「自分感覚」に自信が持てませんでした。それでもやはり怒りが収まらず、当時、レギュラーで出演していたラジオ番組で、米国での女子サッカー選手スタジオ出演時の扱われ方との違いを話したところ大反響! 「よくぞ言ってくれた!」というメッセージ殺到したのです。

 そこで翌日は連載コラムに、さらに深堀した内容を書き公開しました。ここでも大大大反響を呼び、女性だけでなく男性たちからも「あれはヒドイ!」「あんなの会社でやったら即アウトだ!」「河合さんみたいな、女性じゃないと言えないなぁ。もっと言ってやれ!」と激励メール殺到。あちこちメディアから取材を受けました。

 さて、なぜこんな昔のことを書いているのか? お分かりですね。

 そうです。“あのメディアの愚行”から10年がたった今もなお、女性アスリートに敬意を払えない輩が存在する。

 先日、社会的な立場のある人間が、金メダリストに失礼極まりない態度を取りました。そんな“しょーもない輩”(失礼とは思いますが、あえて書きます)の愚行を擁護する声もありました。

 果たして男性メダリストにも同じことをするのでしょうか?

 自分より社会的地位の高いメダリストにも、同じように“愛情表現”できるのでしょうか?

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