2021-08-02

治安がわるいのは本人のせいじゃなくて境遇のせい

ここにもかなり思考理解不能人間がいるけど、

こういう境遇の人も多いんだろうなあ

貧困生活の果てに高校中退

 群馬県高崎市出身。両親は高崎市内で「フィリピンパブ」を経営していた。家族経営の店だったが、バブル時の好景気に乗って事業は拡大。最盛期には4店舗ほどに増えていた。ただ、フィリピンパブを営む家業には複雑な思いもあったという。

 子供時代から歌うことが好きだった。お店のステージで、フィリピン人ホステスたちに囲まれて歌うこともあったという。

 当時の夢は、「海外留学」だった。

 だが1989年バブル崩壊すると、日本全体が大不況に飲み込まれて行く。それにともない、彼女人生も一挙に暗転。実家経営するフィリピンパブ倒産父親は多額の借金を抱え、一家貧困生活余儀なくされた。

 父親は働いたが、多額の借金はなかなか減らなかった。身体の悪い母親まで働いていたが、家にはお金がない。それを見て、高校中退を決める。

 「お金がない中でも、どうしても海外留学したいと思ってたんです。ただ留学費用自分で稼ぐしかなかった。高校に通いながらバイトする程度では、とても留学費用には足りない。そう思って、高校は1年で中退しました。誰にも相談せず自分で決めました」

20歳で突き付けられた衝撃の「真実」

 三人兄妹の末っ子。上に兄と姉がいるという。

 ただその兄姉をはじめ、家族内の雰囲気に、幼い頃から違和感」を感じていた。

 「お父さんは私には優しいんですけど、お兄ちゃんお姉ちゃんには、無茶苦茶当たりが強くて……。小さい頃、『お前はうちの子じゃないんだよ』と言いながら、お父さんがお兄ちゃんを殴ったりとか、『お前は川から拾ってきた子供だ』って言ったりとか……」

 彼女には優しい父親が、なぜ兄と姉には辛く当たるのだろうか……。子供のころはまるで理解できなかったという。

 「末っ子から、私だけ可愛がられてるのかなって思ってたんですけど……」

 その後、大人になった偶然突き付けられた真実は、想像していたような生易しいものではなかった。

 「20歳の時に、パスポートを作ることになって、手続きのために戸籍謄本必要になりました。当時は上京していましたが、謄本を取りに、高崎市役所へ行きました。その時間違えて、私個人のじゃなく、家族全員の戸籍謄本を取っちゃったんです。それで、お兄ちゃんお姉ちゃんは、私とはお父さんが違うことを初めて知りました」

 母親再婚で、兄と姉は母親の連れ子。

 一方、彼女父親の実の娘で、兄と姉とは「種ちがい」の関係だった……。

 衝撃的な事実ではあったが、兄と姉に対する父親の態度に、ようやく納得がいったという。

 「戸籍謄本を見て、速攻でお母さんに電話しました。『お兄ちゃんお姉ちゃん、お父さんが違うんじゃん! なんなら離婚もしてるじゃん』と。そうしたら母親がこう言ったんです。『今の時代バツ2バツ3くらいついていないと、やっていけないんだよ』と。あまりに予想外の返事すぎてビックリしました(苦笑)」

 「私のお母さんって、ある意味で肝っ玉母さんタイプっていうか、変に逞しいところがあるんです。私がAVを始めた時も、止めるどころか、『あなた人生なんだから、好きにしなさい』と。

 戸籍のことも、いずれ時がきたら自ずと知ることになるし、その時になったら話せばいいと思っていたそうです」

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