2021-05-03

恋愛弱者男性存在必然

ここでいう弱者男性とは、恋愛における弱者である経済的・肉体的弱者を指さない。

定義曖昧にしているので議論錯綜するのである


進化生物学とか、進化心理学とかいジャンルがある。

人間の不可解・非合理的な行動を理解するには、進化過程から紐解く必要がある。


また、傾向と個々の個体の趣向は別である

全体としての傾向の話をしている時に「私は違う」という例外を持ち出されると議論が進まない。


我々はサルである

サルとは、ヒトを除いたサル目のことであり、生物学的にいえば、ヒトはサル一種である

諸兄は既に、サピエンス全史(上・下)をお読み頂いているはずなので、詳述は省くが、我々の本能は400万年から10万年前までの間に形成されている。

農耕を始めたのは1万年ほど前からだ。

法という考え方が生まれたのが4000年ほど前だが、呪術物事を決める習わしは、2000年ほど前まで続いている。

産業革命が200年前。ホワイトカラーが単なるオフィスワーカーとなって50年ほどだ。

自由恋愛結婚するのが当たり前になって何年だろうか?


しかホモ・サピエンス本能は、10万年から基本的に変わっていない。


男は女とセックスがしたい

およそ400万年前のホモ属の祖先は、ある選択をした。

男は、セックスがしたいので女に給餌した。

女は、よく給餌してくれるオスに、見返りとしてセックス提供した。

自分で餌を確保するメスより、オスに貢がせるメスの方が生き残り、子孫を増やした。

これは、あなた方が選択したのではなく、その選択をした個体の子孫が生き残ったという話だ。

400万年の淘汰の結果、我々の本能は、そのような男女関係最適化されている。


男は本能としてセックスがしたい。なぜなら、セックスに興味のない個体の子孫は残らないからだ。


女は格上の男が好き

ホモ属のメスが、より安定的繁殖を行うのに最適と判断するオスは、基本的に屈強なオスだ。

餌の確保とは、狩猟に依らない。

自分よりも劣ったオスが集めた餌を強奪する方が、より労力がかからいからだ。

法や治安誕生する前に、暴力的に強いオスに、性的な魅力を感じるメスの子孫が残った。

不良やヤンキーオラオラホストモテるのは、これが遠因である


から女は本能的に、格下の男に性欲を感じない。生殖をしたいとは思わない。それは本能から


メスは本能的に、強いオスに性的な魅力を感じる

弱者男性が、性的女性から相手にされないのは、生物学的に当たり前なのである

選択肢は二つに一つしかない。1. 強くなるか、2. 諦める。


しかし多くの民族は、第三の選択肢を採用した。

この第三の選択により、本来は生き残らなかったはずの、恋愛弱者男性遺伝子も残ってしまった。(恋愛弱者女性も含む)


それが皆さんである


ヒトは生まれながらに業を背負っている

現代に住む我々は、個々人の選択によって男女関係を作ったのではなく、400万年かけて現在の男女関係本能)を作った種の末裔なのである

セックスが欲しくないオスは、メスに給餌しなければいい。巣作りも必要ない。

だがヒトの本能は、セックスを欲する。

昔、禁欲するために坊さんになる男ってのは、恋愛弱者だったんだろうな。

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