よくフェミだの何だのと彼ら彼女らの言うことの論理的な不整合を指摘してぶちのめしてる人たちが多いんだが、そもそも感情的な議論をさも論理っぽく飾り立てていることに気づいているだろうか。
だけど、彼らの言いたいこと、そしてアンチフェミの言いたいことってなんだろうと言う議論てちっともなされない。アウトプットされた言葉の検証ばかりしている。モンダイの本質を追求したら死ぬんだろうか。
どちらも言いたいことは「もうこれ以上殺す自分はないです」って言うことで、このへんは周囲の人にははっきりいうと理解できないと思う。俺みたいに毒親の元何十年も自分を殺し続けてきた人にしか感じ取れないかもしれない。
当然そういう人たちをうまく利用してやろうというひどい輩もいる。俺がエセフェミという人らだ。
今回のタイツの炎上の件でも、あのような絵が許せなさ過ぎて発狂するくらい嫌な人がいる。あの絵が許せない人を発狂するくらい許せない人がいる。
どちらの言い分も一見論理っぽかったり、客観的っぽかったりするが、客観的に見ると感情のぶつけ合いでしかない。それっぽく言ってるけど、感情だよね、論理じゃなくて。
だけどどちらもそれが感情論だとバレることだけは頑なに避ける。バレるくらいならいっそ死のうか殺そうかというレベルで嫌がる。つまり、感情は人の持つものの中で最もだめなものの一つだ、と心のどこかで思っている。
なにか言うなら論理的であったり、客観的であったり、整合性が取れてなくてはならないと考えている。感情は隠さなくてはならない、と考えている。
つまり、彼らの感情は誰にも受け止めてもらえていないんだよ。もっとと受けとめなくてはならない両親はきっと受け止めることを頑なに避けてきたんだろう。
よく言うリプロダクションなんだ。
子供の感情は論理と暴力で押しつぶしてきた家系の人たちなんだよ。親の論理も所詮は幼稚な感情論だがな。
つまり、「僕たち私達はもうこれ以上我慢できません、いったい後何十年自分の感情を殺して言いたいことも言わず、見せたくもない笑顔を見せなくてはならないんですか?」って言うことなんだよ。
当然そうじゃない人たちもいるだろう。だけど、俺が行ったような人も結構いると思うな。
かく言う俺も毒親の影響のせいでかなり苦しんでいる。そんな俺から言えることは、まずはもっとむき出しの「それは嫌だ」という感情を真正面から捉えることだ。カウンセラーを頼ってもいい。スピリチュアルでもいい。とにかくあなたの感情を受け止めてくれる人を探すんだ。
なんで親の罪を私がコスト支払わなきゃならないんだ、と思うかもしれないが、苦しいだろ?開放されたいだろ?
*****追記*****
反応の中に「彼女たちをそこまで追い詰めたのは男だと思う」という人がいたんだけど、それは否定しない。というか、「すでにほとんど余裕がなくなるまで親とか育った環境によって常に追い込まれて育ってきた人の最後のひと押しが男によってされた」という言い方が正しいと思うんだよ。
崖から落ちる10m手前なのか、100m手前なのかはわからないけど「まだまだ崖から落ちない」と思っているから一見みんな同じ様に見えるんだけど、仮に9m押されると考えてみたらいい。100m手前にいる人たちは「なんで押すんだよやめてよー」位で住むけど、10m手前の人は「やばいやばい!おちるおちる!殺すきか!殺す気だろ?今殺そうとしたよな?」ってなるでしょ。
更にいうと、そういう男たちは「強要しているつもりはまったくない」というか、頑張って平気そうな顔するから「あぁ、こういうコミュニケーションがOKなんだな」って普通に認識してその認識どおりに活動している。やっていることが本質的に失礼かどうかを考える感性がないという欠点は置いといてだ。
そして「平気な顔しながら必死で我慢している人」たちが笑顔を保てなくなってある時爆発したら「え、なんで怒ってんの?わけわかんない、疲れ過ぎだよ、ちょっと休みなよ」という反応になる。だって、爆発しているときが本音だと思わないから。この辺の感性の欠落も問題といえば問題なんだがね。
連中だって他人に我慢させることは厭わないんだから、ただのパワーゲームに理屈をつけているだけでしょう