2020-09-26

Vtuberゴースティング対策について

そもそもゴースティングとは

「実況・ライブ配信を視聴しながらその配信者と対戦し、配信から得た情報を元にゲームを有利に進める不正行為」のこと。

覗き見でいいだろと思っていたのだが、配信を介して覗き見をするというのが肝らしい。

一般的オンラインゲームではBANの対象になる。

  

本題

先日、Vtuberの誰それが麻雀配信で共演相手ゴースティングをしていたという疑惑インターネットのごくごく一部を賑わせた。

中の人物については伏せるが、麻雀界隈を巻き込んでの騒ぎになっているようだ。

ことの真偽については判断不能だったので保留するが、無視できない意見が多少あった。

  

ゴースティング対策をしていないのが悪い」

「身内同士での遊びなのだから大した不正ではない」

  

おおざっぱにまとめればそういった内容だ。

この手の趣旨発言をした方はおそらくライブ配信に対して不見識なのだろう。

無知であることはしかたがないが完全にまちがっている。

なぜか。

  

なぜゴースティング対策をしないのか?

Vtuber麻雀配信ゴースティング対策をしないのには理由がある。

具体的な対策法としては画面の情報を隠す、配信映像を数分遅れにする(ディレイをかける)などがあるが、これらの対策には明らかな問題がある。

画面を隠せば一般視聴者への情報制限されるし、遅延をかければライブ配信特有双方向的なやり取りは困難になる。

まり視聴者不利益をこうむる。

不利益という言葉違和感があるなら、配信の内容に影響をおよぼすといった方が良いかもしれない。

  

ここで選択肢生まれる。

配信の質を優先して対策をせずに配信するか、リアルタイム配信であることを諦めて対策をするかである

実際どうするかというと、例えば大会配信といったイベントの場では後者が選ばれるだろう。

双方向的なやり取りよりも、イベントの公正な進行を重視するということだ。

  

逆に、それ以外の配信では前者が採用される可能性が高い。

配信の質を維持するため、つまり視聴者を楽しませるためだ。

ゴースティング可能環境放置するというリスクを負うことにはなるが、これは不手際などではなくやむを得ない取捨選択の結果である

  

視聴者のためというのは思い上がり、自意識過剰のたぐいでは?

という考えもあるが、配信者の多くが視聴者を集めること、楽しませることにどれほど心を砕いているかを踏まえれば疑問の余地はない。

それは現実努力を無いものとする考えかただ。

  

したがって、視聴者のために、ゴースティング可能環境という目に見えているリスク無視された。

というより、多くの視聴者はおそらく認識すらしていなかった。

ゴースティングという問題は以前から存在していたが、ゴースティングをするのはほとんど視聴者側の荒らしという思い込みがあって、

共演相手配信画面を覗き見するVtuberなどまさかいるはずがないだろう、という素朴な考えがおおよその共通認識だったからだ。

  

冒頭で述べたように一個人不正疑惑程度がなぜ界隈を騒がせたかというと、まさにこの部分が理由のように思う。

まさかいるはずがない」という信頼感は破壊された。

  

ゴースティングは悪なのか

悪い。

悪いが悪にも程度がある。

  

一般ユーザーによるゴースティングは悪だが、大した影響はない。

発覚したりされなかったり、BANしたりされなかったりする。山ほどいる悪質ユーザーの一人として。

  

これがVtuber同士でなると話は変わる。

視聴者のための配信活動において、リスク承知ゴースティング可能のままにした環境を、まさにその当事者悪用したことになるからだ。

  

一日も早く疑惑否定されることを願う。

  • わざわざアンチに叩きのネタを提供する行為が悪いわけないやん!

  • もう対策済みみたいなもんだろ麻雀でそんなことするVなんて1人しかおらんし

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