2020-08-08

反論:「年上イケメン上司から迫られる」女性作品存在する理由と、ロリ漫画規制云々

「年上イケメン上司から迫られる」女性作品存在することへの批判について、

1. 普段ロリ漫画を「二次元三次元混同するな」として擁護しているにも関わらず、今回指摘の女性向け作品現実とごっちゃにして批判しているやつがいる(超超レアケースかもしれんが)。

自己矛盾に気づけ。論外だ。

親切心でいうが、反表現規制派の言い分として使えなくなるぞ。ちょっと論理的に考える能力が欠落していませんか?と言いたい。

2. 次に、元増田(「年上イケメン上司から迫られる」女性作品存在する矛盾)の問題について反論しよう。

上司から迫られて嬉しいシチュエーション」というのは理想上は存在するんだ。

「こういう人がこんな感じで迫ってくれたら嬉しい」と妄想ちゃう女子はいるよ。

だけど現実には起こらない。現実では99.9999999%起こらないような妄想だ。99.9999999%くらいの割合で、迫られたら迷惑キモいセクハラパワハラということなんだ。

から理想を描いたフィクションでは需要があるけど、現実では望まれないってことだ。

まれパターン微粒子レベル存在するが、望まれないパターンの方が圧倒的に多い上にセクハラからやめてくれって話だ。

というわけで、「年上イケメン上司から迫られる」女性作品存在することは矛盾じゃない。

ちなみにイケメンとかは関係ない。むしろ若い女から人気のあるイケメン上司調子に乗って「飲み物もらうよ」みたいに間接キスしてくる、みたいなのはキモい。その瞬間嫌われたからな。


3. 最後に、男性向けロリ漫画ダメで「年上イケメン上司から迫られる」女性作品問題ないとする理由だ。(「あ、なんだ、ロリ漫画とか幼児ラブドールって許されたんだ、へぇ」での指摘に対する反論

この増田では欲望を強化する、性的に消費しても良いとするメッセージを与えるという2点がロリ漫画女性向け作品で同じという指摘があった。

かにロリ漫画では、読者がロリコン欲望を強化されることが問題視されている。

まず、ロリコン欲望を強化された読者が女児対象にした性犯罪加害者になることが懸念されていると思う。また読者が女性実在非実在関わらず性的消費することが性差別であるという指摘もある。

いずれも読者が加害性を持ちうることへの懸念だ。

一方で「年上イケメン上司から迫られる」女性作品は、読者がイケメン上司に迫られる欲望を強化すると言える部分があるが、懸念しうる読者の加害性はロリ漫画とは異なる。

イケメン上司から迫られる」というのは受け身であり、「迫られるのに憧れる、迫られるのを待つ」というのは加害にならない。加害にならないことへの欲望を強化されたとしても問題ない。

またフィクションで描かれた理想像は、読者=迫られる側が望む状況である。社内権力を持っていない側が許容すれば犯罪にはならない。

また、フィクションのみでの欲望なので実在男性の消費にはあたらない。非実在男性の消費という視点は、まああるかもしれない。

このように犯罪の加害と実在異性の消費について、「年上イケメン上司から迫られる」女性作品にはロリコン漫画と同等の問題はないと言える。

(「年上イケメン上司から迫られる」女性作品批判される程度は、「年上美女上司から迫られる」男性作品と同等であるべきだと思う。)

イケメン上司から迫られる」フィクション実在男性の消費であることが問題だと思えば、そういう主張をして世間耳目を集めるべく努力をしてもよいと思う。


以上、「年上イケメン上司から迫られる」女性作品支持者の立場になって書いてみた。

自分はこの女性作品を好んでいるわけではないが、整合性がないとは思わなかったので。

  • 男の側が受け身な作品が気に食わなかったら別の理屈で非難するだけだから、どうせ理屈なんて全部後付けでしかないのにね

    • まあ理由後付けなんてのは双方ともしているわけだし、少ない文字数では漏れもあるだろうし仕方ないよ。 それとも新しい意見を出すべきではないとでも?

記事への反応(ブックマークコメント)

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