2020-06-30

確かな物が何にも無くて困ったな…という話

最近これまで10年近く自分の中で信じていた根幹のような何かがガラッと崩れる事があった

とある人気シリーズの中に高い人気を持ちながら強く嫌われる賛否両論作品のIがあって、自分前評判の悪さからその作品第一印象はあまり良くなかった

ただある時期から何かのきっかけで好きになったらしく、気が付くと漫画版小説版ゲーム版公式外伝作品結構収集するくらいには好きになっていた

その作品は内容も然る事ながらファン素行や真偽の怪しい関係者発言ソース不明な設定などもうありとあらゆる要素が荒れるネタになっていて、大分昔の作品なのに今でもバリバリ荒れる何か凄い代物だった

僕はその作品について好きになる内に批判の中には的外れな物がある、むしろ多いのではないか?と思うようになっていたので、適当デマカセで批判する奴らに知識の量で負ける物かと反骨心が湧いていた

逆に同じ作品が好きと言う事でマナーが悪いと嫌われていた作品Iのファンも誤解で嫌われているだけで実際はそこまでおかし人達ではないんじゃないか、と思っていた

僕が見る限りではIのファンマナーが悪くなるのはIが叩かれている時だけで、それまでの事も殴られたから殴り返しているだけなんじゃないか?ともその時は思っていた

ある日、その人気シリーズ全般について様々なシリーズファンが集まってのんびりと駄弁っているようなコミュニティが出来た

認知度がやや低いので普段はあまり意見感想のやり取りが出来ない作品についても結構ガッツリと語れる中々面白い所だった

そこで作品Iの話題が始まった

するとこれまでどの作品も均等に楽しく雑談できていたのが、コミュニティの中の話題作品I一色になってしまった

それもどのキャラが良い奴だ、どのキャラクズだ、この作品は…などともう聞き飽きたいつもの喧嘩が始まり本来そのコミュニティで語るような話題でもなくなってしまった

ここはIにだけついて語るところではないしそういう話題は全く関係いからここでしないでくれと言っても無駄だった

その時まで僕は作品Iのファン理不尽に叩かれ差別されている被害者だと10年以上思っていたけれど、被害者だと思っていた相手加害者に転ずるところを見てしまった。自分が信じていた事が間違いだった事に気付いた。

他にも作品空気が穏やかで優しくファンにも同じように優しくて穏やかな人が多いな、とこれまでのコミュニケーションで思っていた作品Gのファンが、実は作品Iの事をかなり侮蔑している事にもまた別の機会で気付いてしまった

賛否両論だけど僕は好きだった新作Nについて「この作品は昔の作品S・Hのオマージュ要素あったよね」と発言すると見知らぬ誰かににわか知識で語ってそう」と馬鹿にされた。僕はちゃん原作に触れてたもん…。

そのシリーズが好きな事は今でも変わらないけれど、そのシリーズが好きなファンと繋がってもも自分はつらい思いをするだけなんじゃないだろうか?と今では思っている

最初純粋作品が好きでシリーズを追っていた筈なのに、いつの間にか同じシリーズ好きな人との交流を楽しみにしていたからこうなったのだろうか。最近はあまりそのシリーズに対して真剣に追いかける熱量も無くなってしまった。

嫌いになった訳では無いし、今でも好きなんだと思う。それでももうそ作品積極的に触れたいと思えなくなってしまった。こういう時は、熱が再燃するまで他の何かに夢中になるのが良いんだろうか。また前のように楽しめたら良いな。

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