子供時代は子供服が似合わず可愛くない。学生時代は似合わない制服を着てメイクも巻き髪もできないので美しくない。
化粧をして華やかな装いをすると、周りの扱いの違いに驚く。
別段美人ではないのに女性、女という要素が強いため、気取っているとか反感を買われやすい。
世の中キュートタイプやナチュラルタイプの女性が人気だから、生きづらい。
パーソナルデザインがロマンス以外の女性が、ロマンスが女性に嫌われるなんて無い。性格や内面の問題だ。とよく仰いますが、それは間違い。
ロマンスタイプとして生きていれば、明らかに女性に嫌われていると感じる瞬間は、他タイプの女性に比べれば多い。
直線的な顔立ちの面接官の女性から見れば、ぴしっと固めた似合わない体の曲線を抑え込むスーツを着たロマンスタイプの私は鈍臭く垢抜けなく明らかに仕事ができない、女そのものだ。そのため嫉妬を覚えるのである。
ただでさえ女性美容師は男性美容師と比較すると安易に短く切りすぎ、似合わせよりも細かめに巻いた脱力した髪型を好む。
ロマンスタイプが女性の美容師に切ってもらうとどうなるかは想像に難くない。
ロマンスタイプの女性芸能人の人気が年々高まっているが、彼女たちは芸能人だからこそ崇められているのだ。
口ではロマンスタイプが憧れという他タイプの女性も、身近にいたら話が別なのである。
職場の同僚に垢抜けないロマンスタイプがいれば嘲笑の対象。ロマンスな装いをすれば、気取っているなどと陰口を言われる。
ロマンスタイプである時点で、女友達というものは人生において期待しないほうがいいのかもしれない。
パーソナルデザイン診断以前にとても仲のいい女性の友人がいた。頻繁に会うわけではなかったため、数ヶ月ぶりに診断後にロマンスの装いをしてお茶をした時、何も容姿に触れられず写真も一枚も撮らなかった。
鈍臭く不美人で、太って見える私を見下していたのに、突然驚くほど垢抜けた私に嫉妬をしていた。
そして彼女は私の長く豊かで綺麗に巻かれた髪に対抗するかのように突然髪を切り、マニッシュな服装に変えた。
ロングヘアは誤魔化しているなどという人もいるが、ロングヘアはそこまで誤魔化しがきかない髪型である。
彼女は顎ほどの長さのまっすぐな髪で私に静かな対抗心を燃やしていた。
私は彼女の華奢な体と、顔立ちはよくはないものの全体像で可愛いと言われる雰囲気にとても憧れていた。(事実、口元が飛び出ていて重度のガミースマイル、歯並びも悪かったのに可愛いと言わせていた。)
だが自分は華奢ではなくロマンスタイプ特有の肌のもったり感があり、彼女に劣等感を抱えていた。
ハリのある上品な大人の成熟した女性そのもので絵画のような私の体は、彼女とは全く別の方向性であることに気がついた。
彼女の嫉妬を受け止め表面的に友好的な関係を続けていたが、それは終わった。
ロマンスタイプは女友達が欲しければ、わざと垢抜けず、わざと早口で話し、わざと汚い言葉を使うしかないのだ。
それは女性的な魅力に溢れるロマンスタイプの宿命であるのかもしれない。
女を武器にしてと陰口を言われ嫉妬される人生。だがそれはロマンスタイプの特権である。
私はこの甘い声と甘い顔立ちと、頼りないすっぴんと、大きな口を開けた上品な笑顔を武器にして生きていく。
うんち
anond:20200514113350 anond:20200514113341 (おそらく同作者)anond:20200513155328