2020-05-13

ロマンスタイプの憂鬱

パーソナルデザインロマンス女性はとても苦労する。

子供時代子供服が似合わず可愛くない。学生時代は似合わない制服を着てメイクも巻き髪もできないので美しくない。

化粧をして華やかな装いをすると、周りの扱いの違いに驚く。

でも同性である女性はいつも敵だらけ。

別段美人ではないのに女性、女という要素が強いため、気取っているとか反感を買われやすい。

世の中キュートタイプナチュラルタイプ女性が人気だから、生きづらい。

パーソナルデザインロマンス以外の女性が、ロマンス女性に嫌われるなんて無い。性格内面問題だ。とよく仰いますが、それは間違い。

ロマンスタイプとして生きていれば、明らかに女性に嫌われていると感じる瞬間は、他タイプ女性に比べれば多い。

就活の際は特に感じることが多かった。

直線的な顔立ちの面接官の女性から見れば、ぴしっと固めた似合わない体の曲線を抑え込むスーツを着たロマンスタイプの私は鈍臭く垢抜けなく明らかに仕事ができない、女そのものだ。そのため嫉妬を覚えるのである

フェミニンタイプ女性面接官の場合、それほど敵視されない。

同性から明らかな嫉妬を向けられると疲弊してしまう。

美容室では女性美容師に髪を切らせてはいけない。

ただでさえ女性美容師男性美容師比較すると安易に短く切りすぎ、似合わせよりも細かめに巻いた脱力した髪型を好む。

ロマンスタイプ女性美容師に切ってもらうとどうなるかは想像に難くない。

ロマンスタイプ女性芸能人の人気が年々高まっているが、彼女たちは芸能人からこそ崇められているのだ。

女性ウケがいいデザインでは無い。

口ではロマンスタイプが憧れという他タイプ女性も、身近にいたら話が別なのである

職場の同僚に垢抜けないロマンスタイプがいれば嘲笑対象ロマンスな装いをすれば、気取っているなどと陰口を言われる。

ロマンスタイプである時点で、女友達というもの人生において期待しないほうがいいのかもしれない。

パーソナルデザイン診断以前にとても仲のいい女性の友人がいた。頻繁に会うわけではなかったため、数ヶ月ぶりに診断後にロマンスの装いをしてお茶をした時、何も容姿に触れられず写真も一枚も撮らなかった。

鈍臭く不美人で、太って見える私を見下していたのに、突然驚くほど垢抜けた私に嫉妬をしていた。

そして彼女は私の長く豊かで綺麗に巻かれた髪に対抗するかのように突然髪を切り、マニッシュ服装に変えた。

ロングヘアは誤魔化しているなどという人もいるが、ロングヘアはそこまで誤魔化しがきかない髪型である

彼女は顎ほどの長さのまっすぐな髪で私に静かな対抗心を燃やしていた。

私は彼女の華奢な体と、顔立ちはよくはないもの全体像可愛いと言われる雰囲気にとても憧れていた。(事実、口元が飛び出ていて重度のガミースマイル、歯並びも悪かったのに可愛いと言わせていた。)

だが自分は華奢ではなくロマンスタイプ特有の肌のもったり感があり、彼女劣等感を抱えていた。

ハリのある上品大人成熟した女性のもの絵画のような私の体は、彼女とは全く別の方向性であることに気がついた。

彼女嫉妬を受け止め表面的に友好的な関係を続けていたが、それは終わった。

ロマンスタイプ女友達が欲しければ、わざと垢抜けず、わざと早口で話し、わざと汚い言葉を使うしかないのだ。

それは女性的な魅力に溢れるロマンスタイプ宿命であるのかもしれない。

ロマンスタイプ女性は、特有の生きづらさを抱える。

女を武器にしてと陰口を言われ嫉妬される人生。だがそれはロマンスタイプ特権である

私はこの甘い声と甘い顔立ちと、頼りないすっぴんと、大きな口を開けた上品笑顔武器にして生きていく。

軽やかにリュックを背負い、スニーカーで走る女性と張り合っている暇は無い。

優雅日傘をさし、つばの広い帽子を被る。

荷物も少なく、女性らしさを誇りに生きる。

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