LGBTに「生産性がない」といった発言で、衆院議員の杉田水脈氏が厳しい批判を浴びている。
Twitterでは彼女が出演した保守番組での差別的発言が多数リツイートされ、
LGBTに留まらず、多くの人々が彼女の発言に対しておかしさを感じているようである。
私は同性愛者であるので、彼女の差別発言と無理解さには辟易せざるを得ない。
むしろ私が言及したいのは、この日本という国を構成している「私たち」についてである。
私がこの杉田議員のニュースを目にしたとき、正直「ああ、またか」という感想が一番だった。
こういった政治家の差別発言の類は年に1度くらいは必ず見かけるので、
ゲイというセクシャリティを持って二十年以上生きている私にとっては、
怒ることより「この人はかわいそうな人だなあ」と諦めることのほうが楽なのである。
だからこそ、今回のようにLGBTに限らず多くの人々が批判している状況を見て、
例えば石原元都知事が、LGBTに対して同じような不適切な発言をしていたことは、
一体どれだけの人々が記憶しているのだろうか?
政治の場に限らずとも、学校や職場で、同様な発言はなかったのだろうか?
「お前ホモかよ(笑)」のようなネタとして消費される差別的発言は?
私にとってそういった居心地の悪い空気は人生のどの場面にも当たり前にあったので、
今の世論に対して「むしろ何故今まで気が付かなかったのか?」と滑稽にさえ思うのである。
メディアやSNSにLGBTが取り上げられる機会が増えなければ、
今回批判を行っている人々も依然として差別を行っていたのではないか?
私のように擦れてしまった人間は、LGBTの理解に奔走する人々にとってある意味都合が悪いかもしれない。
しかしもしあなたが今回のように、ある種の「正義」に目覚め、差別を行う人に鉄槌を下そうとするのならば、
私たちは誰しも、無自覚に人を傷つけ差別せずには生きられない生き物だということを今一度自覚してほしい。
特に杉田議員のように「国を背負う」という役割を持つ人を糾弾することはより一層簡単だろう。
しかし残念ながら、国を動かすのは政治家であっても国を構成し形作っているのは、あなたである。
政治家だけ差別に敏感でいれば、あなたは差別に無頓着でいていいわけなどないのである。
あなたが杉田議員に怒りを表すずっと前から、私は初めは同じように怒り、そして諦めた。
あなたがLGBTの問題について知識を得るずっと前から、私は知識のない人から傷つけられた。
あなたはあなたが無自覚に人を傷つけ、差別していたことを自覚しているだろうか?
あなたが諦めている間にも、諦めずに踏ん張ってきた人たちだっているんです それだけです
時代が変わったのに変化を嫌悪すると老害だぞホモジジイ
紡ぐべき言葉を見つけられないからと言って安易な罵倒でごまかそうとするな。
LGBTに「生産性がない」といった発言 あなたは今回問題となった杉田水脈氏の文章を読んでみましたか? 文章の一部分を取り上げて批判することはあまり意味のない行為ですよ。 杉...
細かい定義論争に持ち込んであやふやに分解させようとする意図が見え見えバレバレだわな
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黙れクズ