2018-02-17

滅多に怒らない旦那が物凄く怒った話

50歳になる旦那スノーボードが大好きだ。

冬の間週二日の休みは天気が悪くなければ必ず車で二時間ほどで行ける雪山へ行く。

彼の休み水曜日日曜日なので連休ではない。連休は盆と正月以外は一切ないし有給休暇みたいな物もない。仕事に対してもまじめで休日にもまじめに取り組める旦那尊敬する。私だったらそんなスケジュールで働いていたら休みは一日寝て終わってしまう。

車を買うときは四輪駆動以外候補にもならず、休みの日の前日、朝まで仕事飲み会があっても朝5時までには帰宅し、そのまま準備をしてリフトが動く時間までに山へ向かう。

当然小遣いじゃ週二日も雪山には行けないので、安く仕入れた板や機材をリカバリーメンテナンスをしてフリマサイトで売り払いスノーボード資金を年間通して貯めている。

もちろん、彼と出会うまで雪山なんか行ったことなかった私を漏れなく連れていく。

それぐらい彼はスノーボードが大好きだ。

もちろん見るのも大好きで、今期のオリンピックハーフパイプ平野君が金メダル候補だったこともあり決勝を楽しみにしていた。

だが丁度決勝の日は彼の休みの日で夫婦雪山に行く事にしていた。

録画をセットし、結果を家で万全にワクワクしながら見るために全ての情報遮断Facebookは見ないようにし、道中携帯電話に速報が入らないように私がアプリの通知を切ってあげた。同じく速報が入るラインニュースブロックした。

レストハウステレビがあり、もちろんチャンネルオリンピックに合わせていたのでわざわざちょっと離れたところにあるテレビのないセンターハウスでお昼を食べた。

喫煙所でもわざと「今日帰って結果見るの楽しみだね」みたいな話をして、結果を言うなオーラ夫婦で出した。

思いつくことはすべてやった。

が、彼は不意に結果を知ってしまうことになる。

雪山放送局があり、ラジオ放送のようにDJがしゃべっていた。

からオリンピックの話なんか全く口にしていなかったのに、競技後の放送時間枠で当たり前のようにDJ平野が銀、王者ショーンホワイト表彰台てっぺんに戻ってきたことを告げた。

これを聞いた旦那ものすごく怒った。

苦情を言ってやるとまで言い出す位怒った。

旦那の言い分としては

「こんなド平日に雪山に来てる奴は、家で真昼間の決勝戦を見ようと思えば見れる奴らだ。でも見ないで雪山に来ることを選んだ。

そういうやつが沢山いるのに、俺みたいに録画して帰ってみるのを楽しみにしてる奴らもいるはずなのに、結果を言うなんて最低だ。」

と今まで見たこともないぐらい怒っていた。

私的には確かに旦那の言い分も間違ってはいないと思うのだが、情報勝手に入ってくるようになった現代でもう旦那の言い分は通らないと思う。

結婚して3年たち、今まで見たこともないような怒りをそこで出すのかと驚いてしまった。

しかも憤る怒りではなく、冷静に淡々と怒るほうのあれ。怖いやつ。

結果を聞きたくないという旦那に協力はしたしそれは楽しかったのだが、なんだか旦那がすごく理不尽な事に怒る自分勝手な人なんだなと思ってしまった。

かにこれから映画を見ようというときトイレ喫煙所自分がこれから見る映画を見終わった人達感想を話しているのにイラっとすることがある。でもその人たちは少し考えてないだけで特に悪いことをしているわけではない。

今回のDJだって自分仕事をしているだけで思いやる必要があるわけではない。どちらかといえば、結果を伝えなければならない立場人間だと思う。

50年も生きてて、「個人的な楽しみを妨害された」というだれにでも起こりえる理不尽に耐えられないのかとなんだかすごく残念に思った。

長々と書いたが、言いたいことは「そんな子供みてーな事で怒ってんじゃねえぞ」って事です。

でも今の情報社会でそれが耐えられない人はほかにもいるだろうなとは思うので本人には言わずここで吐き出す。

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