どうせ嘘松とか書かれるんだろうから先に書いとくけど、嘘松です。
夫とはセックスレス。子供が生まれてからだからもう5年くらい。
毎週のように求めてくるものの、断ってる。断るのも結構ストレスなので来ないでほしいんだけど…
子供に聞かれたくないって言ってるけど、それはただの建前で、本当は夫がデブだから。
結婚前からデブだったんだけど、いわゆるハイスペックなんで我慢してた。
下手ではないんで気持ちはいいんだけど、とにかく汗臭いんだよね。
ただ別に性欲とかないわけではないんだよね。
容姿はたぶん人並み以上で、保育園の行事でも、他のお父さんからよく声はかけられる。
子供を2人産んだアラフォーにしてはスタイルも悪くはないと思うし、もう授乳しなくなったけどカップはE。
それなりに需要はあって、実は息子の保育園パパ友2人と不倫してる。
2人とも背が高く痩せマッチョ。私の好み。しかも医師と弁護士。素晴らしい。
毎週会ってるけど、お互い含めて誰にも気づかれてない。マンションの監視カメラ以外には。
2人ともおっぱいにむしゃぶりついてくる。男ってどんなに頭良くてもおっぱいには弱い。
安全日に「今日は生で良いよ!」って言うと満面の笑みで喜ぶのが、本当にバカだと思う。
病気とか妊娠とかよりも目の前の快楽を優先する頭の悪さと、高いレベルの知性が両立しているのは何かの奇跡とすら思う。
いずれにしても関係者みな離婚するつもりもないし、まあちょうどいいバランスかなって。
盛り上がって二次会に行って、彼氏の奥さん2人と同じテーブルを囲んだ。
二人ともとても美人で、だけどそんな美人のご主人が私に夢中だということは密かに誇らしい。
なぜかそれぞれの家庭生活の話になり、3人ともセックスレスだってことがわかり、大盛り上がり。
だんなたちには悪いけど、もうセックスとかしたくないよねーって言ったりして。
そのうち飲み過ぎた医師嫁がトイレに行ったら、弁護士嫁がニヤニヤしながら耳に口を寄せて言ってきた。
「医師嫁、先週の水曜日に、あなたの家に行ってるの見たよ。水曜日あなた仕事だったよね」って。
さっとお酒が醒めて、血の気がスッと引くのがわかった。先週は夫はインフルエンザで水曜日まで休んでた。
「え、何してたのかな」って言うのが精いっぱい。
「ご主人は、セックスレスじゃないのかもよ」って弁護士嫁が真顔で言う。
「ま、私から聞いたとは言わないでね」って締めくくられたところで医師嫁が帰ってきた。
弁護士嫁が軽く微笑みながら「私もちょっと外すね」って言ってトイレに行ったので、
「弁護士嫁、先週の火曜日に、仕事さぼってあなたの家に行ってるの見たよ。」って。
血の気がスッと引いた。
「ちょ、あの男、何してんのよ」と混乱した頭で答えたら
「ご主人、性欲強いよね、たぶん」って微笑みながら突っ込まれた。
「なんであなたが知ってるのよ」ってさすがに腹が立って言ったら
「周りが気にしてるわよ、落ち着いて。私から聞いたってことにしないでね」って。
弁護士嫁が戻ってきたので、そのことについて言葉を継ぐ余地なく、昨日の飲み会はお開きになった。
でもそれすらも実は嘘で、本当は弁護士嫁か医師嫁のところにいるんじゃないかとか思ったりして、
昨日の夕方からうちに遊びに来ている母にも相談できず滅入っている。
弁護士嫁の「ご主人、実はセックスレスじゃないかもよ」と言った時の偽善たらしい顔や、
医師嫁の「ご主人、性欲強いよね」と言った時の勝ち誇ったような微笑みを思い出しては憎らしくて
「デブは性欲は強いんだよっ」って毒づいてしまう。くそビッチどもめが。
でも、どうしよう。
これは嘘松ではない ハイスペックブサメンの夫婦には似たシチュエーションをよく聞く
「嘘松です」て最初に書けば創作認定厨を牽制できると思ったか? 先手で嘘宣言すれば逆にリアリティが増すとでも思ったのか? くっだらねー
みんなでスワッピングできてよかったじゃん。めでたし。
槍マン死ね
原作は増田でいいとして、作画誰よ。