ここではその出来事自体は重要ではない。それはあくまできっかけでしかない。
彼女とはもともとインターネットで知り合った。お互い同じアイドルが好きだった。
時期は忘れたが、いつのまにかツイッター上で相互フォローになり、リプを飛ばしあうようになっていた。
ある時開かれたコンサートで「せっかくなので会いましょう!」とDMから誘ったら、彼女は快く会ってくれた。
そこからコンサートの度にカフェや会場で会うようになり、ツイッターのDMを卒業して、LINEを交換した。
インターネットで知り合った人とのひとつの「壁」でもある、本名と普段の仕事
も教えてもらった。「実はこういう仕事してるんです」と恐る恐る話しを切り出すと、とても近くに住んでいて、かつ同業者であることが判明した。
そこから距離が縮まるのはぐっと早かった。オタ活動の話はもちろん、仕事や恋愛についても話した。
いつだって気さくに何でも相談にのってくれた。無駄な話も同じくらい沢山した。毎日LINEを送って、たまに電話もした。
遠征先のホテルで語りあって、朝日が昇るまでコンサート映像を見続けたり、「打ち上げ」と称して高級料理を食べにいったり。
お泊りだって何度もした。実際、彼女から連絡が来なくなるついちょっと前も、一緒に旅行に行っていた。
アイドルが自殺したその日夜、一報を受けて送りあったLINEを最後に、彼女から連絡がぱたりと来なくなった。
様子が気になって彼女のツイートを見ていた限り、すごくすごく落ち込んで、ショックを受けているのはわかっていた。
自分もそのニュースにはひどく驚き、悲しい気持ちになったが、正直彼女ほどではなかった。
それから何日か経ってから、ツイッターのフォローが外されていることに気付いた。リプも読まれていなかった。
そういう結果になったことに、思い当たるふしが全くないようで、あったといえばあった。
例えばニュースが飛び込んで来た夜の自分のツイート。彼女に送ったLINE。
どんな風に声をかけていいかわからず、かけた言葉すべてが彼女を傷つけてしまったのかもしれない。
今となっては言い訳にしかならないが、彼女が悲しんでいる姿を見るのが辛くて、ただ元気になって欲しかった。
その気持ちは嘘ではない。
年末に会う約束は、丁重にお断りの連絡が届いた。会いたくないとか嫌いとかそういう内容ではなかった。
「色々考えたけど、やっぱり今回は遠慮します」ということが書かれていた。それっきり。
インターネットで出会った人と、ここまで仲良くなれるのかとずっと浮かれていた。つかの間だったが、一番の友達が出来て嬉しかった。
でも終わりは何ともあっけなかった。これが学生時代の友人であれば、嫌でも顔を付き合わせ、彼女の反応も何となくわかるものだが。
時間が解決してくれるかもしれない。でも何となくもう彼女と会うことはない気がする。
アイドルが死んでしまったことより遥かに重大ではないけれど、でもよっぽど現実的で切実な問題である。
anond:20180119150144 anond:20180119212756
すごいですね。 ずっと見張っているんですか?
俺以外にも後2人はいるはず
仕事とかお忙しくないんですか?
つらいので聞かないでください
すいませんでした。 デリカシーのないことで、申し訳ありません。
スクレイピングしてるから、ほぼ自動で分かるよ ツッコミ入れるかどうかは別問題として
いい増田だなって思ったのに再投稿かよ。見損なったわ
anond:20180119213310