お亡くなりになった元自衛官の今井雅之さん脚本のthe Winds of Godっていう舞台が高校の演劇教室であって見たのだけど(演じていたのがどこの劇団なのか調べてなかったし、数年後同じ舞台を見た時に内容がちょっと変わっていた)、
結構うちの高校の人たち感動してて(他の学校の高校生に聞いたらそうでもなかったって言ってた)、
いやー良かった、って一番お世話になってた世界史の先生に軽く言ったんだけど、
その後だったと思うんだけど、経緯はよくわからないのだけど、小林よしのりの戦争論が教室内で流行って、勧められたんだけど、
最初の数ページ読んでこれはやめた方がいいって思ってすぐ閉じた。
世界史の先生が微妙な顔をしていたのはどういう理由からなんだろうとも思った。
うーん、教師に政治的中立性とか言わないで、最初から自分にはバイアスがあるって表明した状態で、授業した方がいいんじゃないかと思った。
あと、戦争の話をマンガで知るのはストレートに入ってきすぎるし、疑問を差し挟む暇がないし、インパクト強すぎると個人的には思っているが。
無意識な部分に入り込むし。
少なくとも、戦争には色んな局面があるし、一冊の本で十把一絡げにして語るのは難しい。
関係者がいなくなることで語りやすくなる部分もあるのかもしれないけど、
関係者がいなくなる前に語るべきことはたくさんあるとも思う。
高校までの歴史学って倫理学が絡む部分があって、大学でやる歴史学とは全然違うよ、とは言っとく。
過去の教訓とかそういうのを歴史学でやるは高校までな感じ。あれは歴史研究ではないと思う。研究の動機にはなり得るが。
日本の高校までの歴史教育は長らく国内国民の被害に終始していたし、市民の視点(主に被害)が大きかったと思う。
そのことが日本人のいい人感を生み出すという功を奏した部分があったという印象を受ける。
なので、近現代史拡充が日本の人の精神性をどう変えるかちょっと気になっている。
頻繁に海外を行き来する国家という単位についての感覚は違うなって。
でもネットでよくわからない情報を元に勝手に思考形成されるよりはいいかなと。