母がタイトルのようになったのはここ数年の話だ。
母は今、五十代前半。専業主婦。社会人経験なく、二十代前半に結婚。
私が高校を卒業する頃から、母の性格が変わったような気がする。
とにかく、人間に対して関心が強くなったというか、不満が増えた。
以前はそんなことなかったのに、とにかく人の悪口を言いまくるようになった。
とにかく誰でも。すべての人間を自分と同列に見て、批判しまくる。
他人に対して攻撃的で、店員さんなどに対しても横柄な態度をとるようになった。
これが原因で父も家から消えた。
もともと別居状態だったけど、完全に別居。離婚はしていないっぽい。
わたしも今は落ち着いているが、一時は限界の域を超えて家出を繰り返していた。
母の気持ちに寄り添おうと考えたこともあったが、
冷静な話し合いもできないくらい気が立っていることが多く、
泣いたり叫んだりする回数も増えたので、
もうどうしようもできなくなっていた。
母は自分が熱心に信奉している人に対してのみは狂信的で、
(宗教的なまでに熱心な執着ぶりで、個人的に危機感をおぼえるレベル)
ある一定の年齢を過ぎたときからこういう性格になった気がする。
(そのときは異常で、ここに書くことができない)
母が他人と出かけるところを見たことがない。
買い物はひとりで行くけど、旅行などは家族以外の人とは行ったことがないという。
たぶん、友人と呼べる人はいないと思う。
個人的にはもう少し趣味を増やしたり、習い事教室に通ったりして外の人間関係を作れば
また色々と不満を言われそうで、なかなか提案できない。
そもそもそんなふうに社会から自分を孤立させたのはお前達子どものせいだと言われそうで、母について思うことがあっても、口出しができない。
上記以外は特に問題はない。恐ろしくキレイ好きで、家事は完璧に毎日こなしているし、精神が落ち着いているときはとても優しい。
どこかでまだ母に認められたいと思っている自分がいるのも、事実だ。
だから今日も母の意味分からない他人批判をえんえんとリビングで聞いている。
母のことを思うと泣きそうになる。ほんとうは、批判している本人も苦しいのではないか、と思う。母はストレスが溜まっているだけなのだろうか。それとも病気なのだろうか。
途中までしか読んでないけど更年期障害だろ うちもそうだった 60過ぎたら落ち着くよ