追記
酔っぱらいながら追記を書こうとしたら間違って削除してしまった。
俺はただ、綺麗な牧瀬氏が無事帰還したと報告したかっただけなんだ。
せっかく色々とコメントいただいたのにごめんなさい。
30歳になって半年が過ぎた。
30歳ともなれば流石に「中年」を自称してもいいと思っていたけど、年季の入ったベテラン中年からすれば、30歳なんてまだまだ糞若造らしい。
58歳の上司がそう言っていた。
じゃあ俺は何なんだろう。
少なくとも少年ではないことは明らかだ。
今だ童貞とはいえ、こんなに顎がたるんで、髭が青々としていて、目の奥が濁りきっている少年はこの世に存在しないだろう。
では、青年、か?
青い、年齢?
正直、全然、しっくりこない。
そりゃ、髭は青々としているが、青い春はとっくに過ぎ去ったという自覚は残念ながら、ある。
たとえ童貞だとしても、だ。
青くはない。全然青くはない。じゃあ、なんだ。俺は今の俺の立ち位置を何と表現すればいい。
……まあ、いいか。そんなことはどうでもいい。どうでもよすぎてなんかもう、この文章を打ち込んだ時間を返してほしい。
誰に頼まれたわけじゃなく、どうして俺は日曜の夜に、こんな吹き溜まりの吹き溜まりに、糞の役にも立たない文字の羅列を打ち込んでいるんだ?
守ってたんだよ、一応ね、そういうおもちゃは買ったとしても、トランスフォーマーかあるいはジョジョのキャラまでってさ!
訳わからんと思うけど、俺も訳わからんけど、なんか一線引いてたんだよね、美少女ものには。
それを破ったわけだよ、今日。
買ったのよ、牧瀬紅莉栖。
そしたらさ、なんかズレてんの、首。
それだけならさ、まだ愛嬌として受け入れられたんだけどさ、入んないの、穴。
ほら、背中の、アーム挿す穴にさ、全然全く、これっぽっちも入んないのよ。
ヤフーででググって、ドライヤーで温めればいいとか書いてたからその通りやってみたけど、効果なし。
日曜の日中にだよ。
いい年した、少年でも中年でも青年でもない、ただただ髭の濃い、謎の生き物がだよ。
ドライヤーで美少女フィギュアの背中をひたすら温めてる光景を想像してごらんよ?
ちょっと、笑えない?
笑ってくれないかな。
結局、クリスティーナは返品した。
わりといい値段したしね。泣き寝入りはしないよ。ちゃんとした、首のズレてない、穴の大きさが妥当な助手を再召喚するべく、必死で返品方法を検索したよ。
品物欄に具体的な品物名を書けってさ、店員の兄ちゃんに言われてさ。
ちょっとパニくっちゃって。
「え、牧瀬紅莉栖のフィギュアって書かないといけないの!?」ってね。
30秒ほど考えて、頭をフル回転させて、ようやく書いたよ
「ホビー」
鼻で嗤われたのは多分気のせいだ。
こんな長々と糞にも劣る文字列を羅列してきた理由は、大まかに言って一つだけだ。
ここで数十分頭を振り絞って考えてみたけど、よさげな締めの言葉が思いつかなかった。
そもそも何でよさげに締めないといけないと思った?
こんな世界の片隅にもほどがある吹き溜まりの吹き溜まりでなにを格好つけることがあるというのか。
ああ、もう死ねよなんか、そこのお前! は別に死ななくていいけどさ、あ、今、外で下痢みたいな騒音まき散らしてるバイクの運転手は死んでくれていいよ。
ひっそりと、誰にも迷惑かけずに、自損でさ。
バイクといえば、ばくおん!!のフィギュアにバイクがついてくることを知ってさ、綺麗な身体になって帰ってくる予定の助手を乗せたいなとか考えてるわけですよ。
ダメ?
なんか川村元気っぽいイヤラシさのある文章