2017-02-04

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今回はとなりのヤングジャンプ

ワンパンマン 109

試合勝敗は、まあ予想通り。

その上で続行してくれた展開は不完全燃焼にならなくてよかった。

サイタマが強いことは分かりきっているから、スイリューがどのレベルの強さかってことは知りたかったしね。

S級ヒーロー相当なのは予想していたけれども、A級ヒーローレベルの強さとの違いを明確にしてきた描写だ。

サイタマ武術の心得がないってことが指摘されるのは、原作の怪人協会での最終戦で明確に描かれているけれども、それは当然サイタマ必要いからなんだよね。

ガロウのいくつかの戦いを見ても、武術の皆無による実力差というものは強調されていて、本作において武術の持つ意義はむしろ贔屓されている。

それでなおサイタマには意味がないってことで、その強さを表しているわけだ。

サイタマにとっては武術を介していようがいなかろうが受けた攻撃本質的には同じだから、表面的にしか理解できないためにああいった結論になってしまう。

しをちゃんとぼく 第14話

挫折という一見するとネガティブな要素が、そのとき世界が動いたかのような歴史の一ページになりうるっていうね。

才能のあるなしを判断するのは慎重であるべきなんだけれども、教える相手1世紀にも渡って何一つ上達しなくて、指南役が何度も代替わりしているからこそ説得力が増すわけだ。

そして、その向き不向きは自分自身が気づくことで意義あるものとなっている。

きみ×××ることなかれ 第7話

今に始まったことではないけれども、本作は恋愛模様以上にアイドルというテーマがどちらかというとポイントだよね。

現実世界の情勢もあって、よりセンセーショナルテーマになってしまった感がある。

連載時点では思いもよらなかっただろうし、作者も編集もどうするか苦悩したんじゃないかなあと邪推したり。

本編の話は、成熟した大人ファンだったり、割り切ったことを言う人だったり、理屈の上では分かっていても気持ちの複雑さを明確に言語化できない子だったりが登場して。

と同時にアイドルにそこまで関心のない美容師の「そんなことがスクープ対象なんてアイドルは大変だな~」みたいなセリフさらりと入れてくる冷静さというか。

マスコミ報道姿勢批判するクダリはやや安易にも感じたが、側面的には誰も望まないスキャンダルにわざわざ仕立てあげているわけだから、その観点無視はできないだろうな。

まあ報道観点から見れば、知らないほうがいい情報区別せず発信するという点では、姿勢はともかく在り方そのものはフェアなわけで、客観的に見て是非を決めることは難しいわけだけれども。

で、最終的には受け手が思い思いにそんなの関係ない、どうでもいいと割り切れることも大事なことが作中で描かれているわけか。

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