訳あってここ数か月、幾多の合コンに参加してきた。
未だ戦果はゼロに等しく、財布の中身もそれはそれはさみしい事になっている。
しかし、今回言いたいことは戦果云々ではない。
端的に言って、「社会人の合コンには、マルチ女が紛れ込んでいることが驚くほど多い」ということである。
なぜだろうか?
合コン後、数日経ってから戦友達に進捗を聴くとかならず、「誰々ちゃんからゲーム大会(しかもそれは経営者の尊敬できる友達が主催したもの)に誘われた!」
お持ち帰りに失敗しているという重大な瑕疵はさておき、なぜだろうか?
なぜ必ずといっていいほどの確率でマルチ女が紛れ込んでいるのであろうか。
1つ思い浮かぶこととして、単純にマルチの見込み客を見つけやすい(しかも、男女関係を匂わせているから数字に結びつきやすい)ということがあるだろうか。
では仮にそうだとすると、マルチ女たちは、「マルチのターゲットになり得る人間が合コンに来る確率が高い」と読んで合コンに参加していることになる。
ではここでいう「マルチのターゲットになり得る人間」とは、いったいどのような人のことを指すのだろうかという疑問が浮かぶ。
それに対して、私は一つの仮説を挙げたい。
多少語弊があるだろうが、「微妙に貧困に片足突っ込んでいる層」こそが、彼女らのターゲットなのではないだろうか。
具体的な年収などの諸条件もそうだが、微妙に貧困だからこそマルチのような副業だとか、成功している経営者のセミナーへのい食いつきが良いのだと考える。
低層からの脱出を図りたいというその気持ちが、マルチを引き寄せるのかなあ、と。
逆に貧困ではない層は、「合コンなどに頼る必要などないからマルチも寄ってこない」、もしくは「マルチの側から見切りを付けられる」などの理由でマルチのターゲットにならないのかな、とか考えたりする。
そもそもお金への執着が貧困層ほど強くないから、マルチ商法には合わないのかなあとか。。
というのも、私自身、決して金持ちではないが貧しくもない層に居る。ローンやカードの審査は何の問題もなく通過できる程度には身分の堅い仕事をしている。
その状態で冒頭のように「訳あってここ数か月、幾多の合コンに参加してきた」ところ、上に書いたように何人ものマルチ女と遭遇したわけである。
ぶっちゃけ私自身、モテたいとか彼女が欲しいとか強く思って合コンに参加するので、ある程度お金に余裕があることを無意識にアピールしてしまう。
車を買っただとか、大手に勤めているとか。。。
運よく仲良くなった女の子からは度々、「ああいうのはモテたい感が強く出てて、こっちとしては引いてしまう」と指摘される。反省点である。
で、上記のようにお金に余裕のある感じを演出してしまうので、まともな子からはダメ出しをされる。
いずれのマルチからも「勉強会」とか「フットサルサークル」、「ゲーム大会」には誘われることなく、自宅で一人悲しくエロ動画を観て果てていたりする。玉砕もいいとこである。
マルチのターゲットにされていないというのは、嬉しい反面ちょっと悲しかったりもする。
理由はふたつ。ひとつは、純粋にマルチの世界も覗いてみたいという好奇心が満たされないから。
もうひとつは、もしかしたら友達になれるかもしれない人に相手にされていないと思ってしまうから。
たぶん、マルチに嵌まるような人と仲良くしていても良い事はないのだろうが、それでも少しは他人を信じたいという、寂しい20代の心の叫びなのだろう。
カルチャースクールだとか趣味のサークルにもいるよ 単に人の集まるところに入り込むだけかと 流されやすい人はロックオンされやすいのでご注意を
マルチはどこにでもいるよ。 そして、マルチ狙いで持ち帰ることをやってた人種もいるよ。 なんせマルチ側も話に付き合わないといけないから、誘うのはとても簡単。